2022年、シン・時代が動き出す。
概要
シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースとは『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』4作品がコラボレーションするプロジェクトである。
東宝・カラー・円谷プロダクション・東映の4社が立ち上げたプロジェクトであり、庵野秀明氏が監督、または企画・脚本として参加する『シン・』を冠とした作品、という繋がりから会社の垣根を超え、日本を代表する“ヒーロー”4作品による夢のコラボレーションが実現した。
メインビジュアルは前田真宏が、ロゴマークは出渕裕が手掛ける。
作品タイトル
公開年 | タイトル(略称) | 庵野秀明氏の立場 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
2016 | シン・ゴジラ | 脚本・編集・総監督など | 本プロジェクト第1作。 | ||
2021 | [[シン・エヴァンゲリオン劇場版: | ]](シン・エヴァ) | 企画・原作・監督など | 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ四部作の完結編。 | |
2022 | シン・ウルトラマン | 企画・脚本 | 監督は樋口真嗣氏。 | ||
2023 | シン・仮面ライダー | 監督・脚本 | 本プロジェクト内での最新作。仮面ライダー生誕50周年記念作品。 |
余談
本プロジェクトが始動する前から、ファンの間では上記4作品はシン・シリーズと呼ばれており、まさに「公式が最大手」といえる形となった。
ただ実際はどの程度までのコラボかは現在不明(何せエヴァは実写ではなくアニメ作品、仮面ライダーは他作品と大きさが違いすぎる)であり、グッズ展開に終わる可能性もあり得る…
が、一方でファンの半数は映画作品、つまりストーリーとしてのコラボではないかと言われ、また今後の展開次第では(「シン・ゴレンジャー」「シン・ガメラ」「シン・ガンダム」等)参入するキャラクターや親会社等も増える可能性もあるため、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のように日本版アベンジャーズが見られるかもしれないと予想するファンもおり、期待が高まっている。
また、以前より「シン・ゴジラ」以降、オリジナルであるかどうかに関わらず庵野氏が参加する作品に「シン・」がつくスタイルに一部のファンからは「それぞれ各特撮ブランドの1作であるのにそれらを「シン・」を共通項にして庵野氏のブランドのようにするのはどうなのか」という趣旨の意見があり、そのやり方に疑問を持つ声もあった。今回のプロジェクトの発表においても(「シン・」のつく作品で括っているからとはいえ)特撮の三巨頭に唯一非特撮作品にして庵野氏の創作物であるエヴァンゲリオンがいるという状態に「日本のキャラクターたち」というよりも「庵野秀明のキャラクターたち」のような扱いをしている印象を受けマイナスな捉え方をするファンもいる。
フォローしておくと庵野氏は公式サイトのコメントで「コラボするためには理由が必要で「シン」はそれ故の方便」・「既存の人気キャラクターを庵野秀明個人の作家性では縛らない」・「将来的には「シン」の括りが外れればと願っている」と語っており、「シン・」で縛ったのは一時的な理由付けに過ぎず、最後まで庵野氏を中心にした企画にはしないつもりであることが伺える。
ただしこれは「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」の話であり、庵野氏が自らが関わった作品群のことや、それらに「シン・」をつけていることをどう考えているのか、その意図は本人のみぞ知る状態である。
上記の4作品以外にも2022年に庵野氏が関わった"シン・作品"として「シン・コンプリート・サンダーバード」が存在するのだがこちらは既存の作品を再編集したもの、というかそもそもサンダーバードは日本作品じゃないためか「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」には含まれない。
今後の続報に期待しよう。
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