概要
新潟県新潟市北区にあるJRAの競馬場。2002年までは地方競馬も開催されていた。
1901年に新潟市関屋(現在の新潟市中央区・西区)に直線のみの競馬場が開かれ、その後1937年に 日本競馬会(JRAの前身組織)が管理する競馬場となり、同年9月4日から9日まで第1回の新潟競馬が開催されるが、1943年、第二次世界大戦の激化に伴い開催を中止、戦後まもない1949年7月 に新潟県(後に新潟県競馬組合)が、当時の所有者である国から競馬場の施設を借り新潟県競馬(のちの地方・新潟競馬)の開催を始めた。当時の初代・新潟競馬場(関屋競馬場)の馬場は四角形であった。
その後日本競馬会が組織を改め、日本中央競馬会としても同競馬場の使用を再開するが、1964年、信濃川の関屋分水路を開削する工事開始に伴い、立ち退きを受けた住民の住居代替地捻出のため、関屋の初代・新潟競馬場を閉鎖、移転を決定する。現在の新潟で行われる重賞・『関屋記念』はこの初代・新潟競馬場が在った関屋地区にちなむ。
なお、跡地にあたる新潟市関屋の関分公園(JR関屋駅近くにある)には新潟競馬場の碑が建立されている。
1965年5月、移転先の新潟市郊外・豊栄市(現在の新潟市北区)に新生・新潟競馬場が開場。
2001年、改修工事が行われそれまでの右回りから左回りに変更された。芝コースは内回り一周1623m、直線359m、外回り一周2223m、直線659m(いずれもAコース使用時)。外回りの一周及び直線距離は日本の競馬場で最長。また日本の競馬場では唯一の直線1000mコースが設定されている。ダートコースは一周1472m、直線354m。
3000m.3200mの長距離も行われてたが、2020年以降行われていない。(ウマ娘でも新潟競馬場に長距離が無い理由)
特徴の一つとして内回りコースの場合、高低差が0.8mしかないなだらかな構成になっている
ダートも同様で高低差0.6mと大体平坦なコースとなる。(外回りは2.2mの高低差がある)
ウマ娘のレース中の実況で「中山の直線は短いぞ!」とあるが
新潟の外回りだと「新潟の直線はまだまだここからが正念場!!」と言われるほどに最終直線が長い。(約659mもある)
アクセス
主な競走
重賞競走 G3
競走名 | 施行時期 | 距離 | 出走条件 | 1着本賞金 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
新潟大賞典 | 4月下旬 | 芝外2000 | 4歳以上 | 4100万 | |
アイビスサマーダッシュ | 7月下旬 | 芝直1000 | 3歳以上 | 3900万 | サマースプリントシリーズ |
レパードステークス | 8月上旬 | ダ1800 | 3歳 | 4000万 | |
関屋記念 | 8月中旬 | 芝外1600 | 3歳以上 | 3900万 | サマーマイルシリーズ |
新潟ジャンプステークス | 8月下旬 | 障害3250 | 3歳以上 | 2900万 | |
新潟2歳ステークス | 8月下旬 | 芝外1600 | 2歳 | 3100万 | |
農林水産省賞典新潟記念 | 9月上旬 | 芝外2000 | 3歳以上 | 4100万 | サマー2000シリーズ |
2002年と2014年には東京競馬場及び中山競馬場改修工事に伴う振替開催で、G1のスプリンターズステークスが開催されたことがある。
その他
- 芝1000mで実施される特別競走はすべてスピードをイメージする競走名(はやぶさ賞、韋駄天ステークスなど)がつけられている。
詳しくはこちらを参照→JRA新潟競馬場紹介ページ