「ウチ…マスターのこと大好きやからいろんな顔が見てみたいの」
プロフィール
CV | 伊藤彩沙 |
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概要
リコとは、『まちカドまぞく』の登場人物である。
多魔市にある喫茶店「あすら」で働いている狐狸精の女性。見た目は狐の耳と尻尾が生え、銀髪を後ろに束ねたショートボブで、動物形態はモフモフの小さい狐。はんなりした京都なまりの関西弁でしゃべる。
※ちなみに劇中でリコが京都出身という設定は語られていないが、狐を神の使いと見なす稲荷神社の総本社である伏見稲荷大社は、京都にある。
原作では三巻、アニメでは二期4話より登場。ちなみにアニメ一期12話劇中にも数秒だけ、顔は映らないが登場している。
小さい頃に飢餓によって家族を亡くしており、その後も魔法少女に追われながら当てもなく居場所を転々とする等、まぞくであるが故に壮絶な過去を過ごしてきた。10年ほど前に千代田桜に連れられ多魔市に来訪、「あすら」開店直前だった白澤店長に預けられ、それ以降は共に店を営んでいる。
作る料理
元から料理するのが好きだが、それ以外の事に興味が無く、後述する「接客にかなり向いていない性格言動」もあって、店では料理人として腕をふるっている。
作る料理は『ある種の中毒性さえある』程に美味であり、そのため店は常に繁盛している。
詳細を述べると、彼女が作る料理は『心を癒す料理』であり、日々の疲れとプレッシャーをひと時忘れさせる効果がある。白澤いわく『味の濃いにんにくラーメンとそう変わらない』。
ただし適量の10倍食べるとハイになり、健忘の症状が出る(一日で元に戻るが)。ちなみにこの事を、リコ本人は白澤にも黙っていた(意図的に黙っていたのではなく、ただ単に聞かれなかったから答えなかっただけらしい)。
また魔力を込めた料理を作ることも可能で、作った料理は魔力の影響で発光している。この発光する料理は本人曰く、「常人が食べると昏倒してしまう」らしい。ある出来事の際、魔力を込めた料理が必要になった時には、唐揚げを作っている。
以前に食べた白澤が「たくさんの虹色の葉っぱが宙を舞う幻覚」を見たり、冷蔵庫に光が貫通するほど大量に詰めたところ、強力な呪いが発生し冷蔵庫ごと暴走する事件も起こっている。
なお、作る料理のジャンルは全般。
過去の記憶の中、朱紅玉の店に居た際には、チャーハンなどの中華料理系を作っていた。
「あすら」で作っているのは洋食系。チャーハン、カレー、パフェなどがメニューにある様子で、店がばんだ荘に移った後でも引き継がれていた。アニメ二期4話劇中では、シャミ子が食べたり持ち帰ったりした賄いの中に、サンドイッチ、ハンバーグ、キッシュ、ピラフ、ミネストローネ風の具沢山スープなどが確認できる。
シャミ子も作り方を教わり、ミカンいわく「(六畳間で食べると違和感のある)シャレオツなカフェごはん」を作れるように。
性格
言葉づかいこそはんなりしているが、結構な毒舌かつ、良くも悪くも自分の気持ちや欲望に素直。必要とあれば、刃傷沙汰に類するような手段を行使することにも全く躊躇がない。
基本的に彼女の行動は「善意」に基づいた物であるが、空気の読めなさとマイペースでフリーダムな性格のせいで、人の神経を逆撫ですることもしばしばある。
特に、桃とは相性が悪い(リコ本人は全く気にしていないが)。
マスターである白澤をぞんざいに扱うことも多いが、同時に自分を養ってくれた大切な存在だとも思っている。5巻で白澤が紅玉に封印された際には怒りのあまり、「料理も店もどうでもいい」と暴走寸前まで陥ってしまうが、シャミ子と小倉の連係プレーにより事なきを得た。
なおその後、彼女の夢の中では、好きであることを通り越して白澤を自分の彼氏だと認識していたことが発覚した。
※ただし直後に、白澤からは否定されてしまった。白澤曰く、「住み着いた野良フェネック」という認識らしい。
6巻では、白澤が多魔動物公園のバクに求愛行動をしているのを見てショックを受け、「けもの出身やから人の心ゼロなんや」、「人でなしの擬人化や」と泣き叫ぶ。ヤケ酒に付き合わされた紅玉からはそれを聞かされ、「ボケとるんよな?」と突っ込まれた。
「大切な物取られる気持ちやっとわかった」とこれからは白澤が求愛顔してくれるメスになるよう頑張ると宣言するも、その直後ヤケ酒の代金を白澤のカードで支払おうとしたため、紅玉からは再度「ボケとるんよなぁぁ!?」と突っ込まれることになった。
その後も白澤がバクとデートしているのを見て「コンプラの範囲内で邪魔せんと気~すまん」と言いつつ刃物を取り出し、紅玉や桃達に取り押さえられている。
戦闘能力
上記の料理に加えて、まぞくとしての能力も高い。狐狸精ということで、他者に化ける術や葉っぱを服などに変化させる術が使える。
4巻の夏祭りの時には、葉っぱ一枚を浴衣に変え、シャミ子らに着せていた。
これらの他、薬草の知識などにも詳しい。
また、「あすら」に来るまで、過去に何人も魔法少女を返り討ちにしてきたらしいことが本人の口から語られている。その中でも特に因縁のある魔法少女には、10年以上行方を追われていた(リコ本人は全く自覚していなかったが)。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
花柳香子:中の人が同じ、自由奔放な性格、京都に関する要素を持っている等の共通点を持つキャラ(但し此方はリコと違って、公式において京都出身である事がハッキリ言及されている)。
月島まいら:中の人が同じ他、京都出身で京都弁を用いるところも共通。また、登場作品の監督も、まちカドまぞくと同じである。
フェネックやめるのだ:文字通り。