概要
正式タイトルは『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』。
脚本は北川悦吏子。主演は木村拓哉と常盤貴子。主題歌は、B'z「今夜月の見える丘に」。平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録。
腕はあるが人気のない美容師の男性と、難病に侵され車椅子での生活を強いられながらも健気に生きる図書館司書の女性を描いたラブストーリー。
出演者
木村拓哉
常盤貴子
エピソード
B'zは当初、「今夜月の見える丘に」とは別の楽曲を制作したが、その曲を聴いた脚本を担当する北川は『曲の雰囲気が暗く重すぎる』と感じ、B'zに対して『この作品には私とキャストとスタッフは命以外ものはすべて賭けている』『頂いた曲を聴いたが、どうしても自分としてはしっくりこない』という内容を記した手紙を送った。それを受けてB'zが制作したのが「今夜月の見える丘に」である。
このドラマの影響からか、2000年の美容師志望率が例年より2割ほど増加したという。
23年越しの“続編”
ドラマの放送から23年後の2023年1月にTBS系列で放送された「さんま・玉緒のお年玉あんたの夢かなえたろかスペシャル」にて、木村のファンで本作のファンでもある美容師の男性にサプライズを行うために木村が出演。ドラマのワンシーンである『屋台でラーメンを食べる』シーンが再現され、サプライズは無事成功に終わったと思われた。
しかしサプライズはそれで終わりではなく、数年前から番組に応募してくれていた男性の奥さんにもサプライズを行うべく、そのための企画として「Beautiful Lif特別編」が制作された。男性が店長役、奥さんが女性客役として木村と共演するだけでなく、ドラマに出演していた池内・原・西川も出演。更には北川が脚本を担当し、当時のドラマスタッフが集結して、TBSに残されていた美容室の設計図をもとに約1000万円をかけてセットを再現するという、もはやサプライズというレベルではない規模で撮影が行われた。
撮影終了後には、当時セットとして使用されていた赤いソファーがプレゼントされた。