概要
『けものフレンズ』の登場人物であるアライさんが、旅の供であるフェネックの“何かしらの暴挙”を止めようとする台詞。……という二次創作。
現時点で、作中ではこうした台詞は登場していない。
(ちなみに、アニメの1話で「ダメなのだ」とは言っている)
サーバルの「君は○○なフレンズなんだね!」と同じミームの一つである。
(ただし、作中でこれに近しい台詞を発しているサーバルとは由来が少し異なる)
事の発端
「けものフレンズ」の各媒体において、アライさんとフェネックの二人組は大概1セット扱いで登場する。
行動力はあるが冷静さが足りずに暴走しがちなアライさんと、マイペースで気分屋だが状況判断能力に優れたフェネックという、対照的なようで絶妙に均衡のとれたコンビである。
しかし、フェネックはアライさんの間違いに気付いていながら、可愛いと思って(出典:アプリ版)あえて彼女の暴走に付き合っている。
その結果、アライさんが酷い目に遭ったり場を騒がせたりしても、成り行きに任せる傾向がある。
(アプリ版では、アライさんの行動がフェネック自身に被害をもたらす場合ですら成り行きに任せていたりする)
このようなフェネックの態度が、一部の人にはアライさんに対する歪んだ愛情表現に見えたようである。
そして、ファンの間で「フェネックはレズ、しかもサド気味」というネタが組み上がった。
この二人の二次創作に百合が多く、特にフェネックが主導権を握る(フェネアラ)ことが多いのは、それが一因でもある。
このような前提で、アライさんがフェネックに抵抗する一言として創作された台詞が「フェネックやめるのだ」である。
(作品によって「やめるのだフェネック」とも)
反響・傾向
繰り返すが、現時点で作中ではこの台詞は登場していない。
また、フェネックは自分からアライさんに害をなすようなことは基本しないし、重要なときにはアライさんの勘違いを止める。
だが、多くの人にとってこの台詞は違和感がなかったようで、アライさんが既にネタキャラ扱いされていたこともあって、一気に二次創作ネタとして広まった。
Twitter上で診断が作られたことも、ネタの定着を後押しした。
(診断はこちら)
同名のタグはニコニコ静画にも存在しており、pixivより登録作品も多い。
pixivでは
「フェネックやめるのだ」タグには、主にフェネックが愛情や欲求のあまり暴走してアライさんに手をかけるイラストが多い。
類似のタグにアライさんイジりがあるが、よりサディスティックな弄り方をしていることが多い。
物によっては、アライさん・フェネックそれぞれのファンにとって閲覧注意。
なお、フェネック単体がやらしい事になっている場合は厳密には「フェネシコ」タグが該当するが、発情期真っ盛りの状態でオスのフレンズ達を誘惑している彼女を諌める意味でも本タグが機能するので、どちらのタグが正しいかと言われると曖昧な部分がある。
派生
やめるのだフェネックで学ぶシリーズ
Twitterではさらに、百合的な意味でない形でもこの言葉が流行した。
「#やめるのだフェネックで学ぶ○○シリーズ」である。
「○○」の部分は、防災・労災・医療ミス・IT事故などである。
しかしながら、「何かしら間違った手順で行動するフェネックに対し、アライさんが注意喚起を行う」シチュエーションとなっており、原作と賢さが逆転している。
それ故に「原作とキャラが違うじゃないか!」と憤る声も多く、賛否両論となっている。
原作を愛している人の前で多用すると顰蹙を買う可能性もあるので要注意。