概要
呼吸(息)のしかた、またその技術体系やそれを用いた訓練法などの総称。無意識で行っている呼吸を意識して行うことで、身体機能の向上、心身全体の調和等の効能がある。
気功やヨガ、宗教であれば仏教、空手などの武道や格闘技、マラソンなどのスポーツ、声楽のボイストレーニングなど、呼吸のやり方や名称は様々にあれど、呼吸を重要視し、トレーニングに組み込まれている分野は多い。
実際にある呼吸法の一例
- 深呼吸………ゆっくりと大きく息を吸いこみ、吐き出したりする呼吸法。
- 胸式呼吸……一般的に人が行っている呼吸のしかた。呼吸に合わせて肩が上下し、胸が大きく膨らむ。
- 腹式呼吸……息を吸うときに合わせて腹を膨らませ、息を吐きだすと同時に腹を引っ込める。
- 逆腹式呼吸…腹式呼吸とは逆に、意図的に息を吸う時に腹を引き、吐く時に腹を膨らませる。
- ラマーズ法…出産時における呼吸法。ひっひっふー
- 数息観……坐禅の際に行う呼吸法の一つ。呼吸の回数を一から十まで繰り返し数え続ける。最初はここから始まる。
- 随息観……同じく坐禅で行う呼吸の一つで、こちらは数は数えず呼吸の出入りに心を集中させる。数息観に慣れたらこちらに移る。
- 気功……中国で発達した、呼吸によって体内の気の循環を整え、大気中から新鮮な気を取り込むと同時に体内の淀んだ気を輩出する民間療法による健康法。のちに武術に取り込まれ、さらに下記にあるフィクションにおける呼吸法のモデルともなった。昨今では超能力的な力と拡大解釈されがち。