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碓氷トコナミの編集履歴

2022-06-04 06:49:26 バージョン

碓氷トコナミ

うすいとこなみ

碓氷トコナミとは、『新幹線変形ロボシンカリオンZ THE ANIMATION』登場人物のひとり。

CV:田邊幸輔


概要

碓氷アブトの父親でシラユキの夫。アブトが幼い頃に失踪している。

失踪前は『新幹線超進化研究所』に所属し、横川支部立ち上げメンバーの一人であった。また一時期は島ゴイチと共に鉄道総合技術研究所へ出向、主任研究員として『超進化電導ケーブル』の研究に携わっていたが、キリンの事件の後は責任者であるトコナミが超進化研究所に戻ったことで開発は中断。しかし、未完成とは思えぬほど実用可能なレベルであり、Z合体に失敗し悩むアブトを救っている。

 息子より少し銀に近い水色の髪で顔の左側の髪に少し幅広にピンク色のメッシュが入っている。茶色の瞳と白い肌、真の姿をまったく想像できない容貌である。


 行方不明となっているものの、息子の予知夢には度々現れている。それらを通して『シンカリオンZ』や『ザイライナー』、『Zコード』などの技術を提供してくれているとアブトは信じているが…


後に信じる通りだったことが判明する。

















その正体はテオティのひとりで、本名は『ザガン』。


 身長の落差がヒトと激しいのは『キトラルザス』と同様に擬態しているに過ぎない。テオティ態のカンナギやアストレアと並ぶと、地球人の擬態を貫くトコナミは大人と子供くらい差がある。


 テオティとしての真の姿は擬態時より長身で巨人とも思える高身長、薄いピンクから薄い水色のグラデーションのおかっぱの髪と薄いサンドベージュの瞳、ペールグリーンのまつ毛と暗褐色の肌を持ち、両頬に黄みを帯びた白い光る紋様がある。


 『ダークシンカリオン』を製作したが、カンナギ達の相互会話から強制的にされているものと推測される。

それは半分は推測が的中しているが、もう半分は実は破壊神アラバキを討伐し地球を守るための機体として開発したことが最終話直前で判明する。


 紆余曲折を経て息子と再会するも、アブトの素性を知っていたアストレアがザガンとダークシンカリオンの夢で乗れと言っているのではとアブトに錯覚させ、ソウギョクが巨大怪物体の事件を介して誘導してもおり、最初からダークシンカリオンの運転士になるよう仕組まれていた。


 思いがけないアブトとの再会に驚きつつ喜ぶ。しかし、カンナギがアブトにしようとしている企みを察して警告しようとするが、アストレアの超能力によって声を奪われ、引き離されてアブトに戦いを強要する人質の身にされてしまう。


 運転士の心を喰らう特性の影響を受けていないと知り、当初はダークシンカリオンをアブトに託し地球と妻シラユキを守って欲しいと懇願した。しかし、自分が製作したダークシンカリオンに息子が搭乗することは想定外であった。アブトの夢に出てきたのは彼がシンカリオンZやザイライナーのZコードが点在する場を思念波として送っていたからである。

 しかし、アストレアが自分とダークシンカリオンの夢を送り、誘導していたことは知らなかったため、愕然となりつつアブトにその事実を指摘するが、プライドの高い息子は必死に否定した。


 アブトがダークシンカリオンの忌まわしい特性やカンナギとアストレアに心を操られテオティの持つ負の感情トレランティア暴発により追い込まれているの見ているしかできない我が身を歯痒く思っていたが、息子を信じ続けテオティとも共存しようと願うシンの信念を知り、希望を見出だしている。その後、シンが戦いの末にアブトを正気に戻すことに成功したのを見届けると、自らは起爆スイッチを作動させアストレアとカンナギを道連れにユゴスピアの宮殿区画を居住区画から切り離し宇宙へと離脱した。


 しかし、思念波と地球人に擬態する変身能力しか超能力を持たないため、攻撃や移動などの超能力を持つ姉弟を抑えておくことは叶わず、囚われ後ろ手に手錠をかけられ一室に閉じ込められてしまう。

 やがて逆上して逆恨みで報復する対象が何故か自分たち姉弟が利用していたアブトに固定され、移動艇(偵察任務で地球に送り込まれたザガンや彼が使者としてセツラを超進化研究所に送った時に乗っていたものと同じ)で地球に舞い戻ったカンナギ、弟の暴走を止められず後を追ったアストレアが相次いで宮殿を去り、一人で宮殿に取り残されてしまう。


その後、小惑星群との衝突で宮殿が崩壊の危機に陥り死を覚悟した直後、アブトの叫びが思念波となって脳内に響き、息子が超進化させたダークシンカリオンアブソリュートが宮殿に突入、爆散とほぼ同時に救出され正気に戻ったアブトと心からの抱擁を交わす。


 アブトから破壊神アラバキの復活を知らされ、シンカリオンZに設計の段階で組み込んでいた対アラバキのための「ダブルZ合体」を告げ、他の運転士や超進化研究所と力を合わせてアラバキ討伐作戦を展開する。

 自身もユゴスピアのアンカーをアラバキに打ち込んで引っ張り、ダブルZ合体でアラバキを持ち上げるチーム・シンカリオンと協力して戦った。


アラバキ討伐後、親子3人の生活に戻り、アブトやシラユキと共に大井川鐡道の列車で家族旅行をするトコナミの姿があった。



名前の由来は、鉄道院総裁や第10代鉄道大臣(鉄道に関する事業を所轄していた国務大臣であり、鉄道省の長)を務めた床次竹二郎(とこなみ たけじろう)からと思われる。


過去

「私は彼女を通して地球人の優しさを知った」


 15年前、テオティとして地球偵察のため単身ユゴスピアから送られたものの移動艇は着陸に失敗。山林に不時着した負傷し倒れたところを、ソロキャンパーだった後の妻であるシラユキに介抱される。その後、一緒に暮らすようになる。

 その後、彼女に連れられて訪れた碓氷峠鉄道文化むらでアプト式電気機関車『ED42形』を目にし衝撃を受ける。大学の先輩としてシラユキからゴイチを紹介されたトコナミは、鉄道の知識を学びたいと彼に志願。島の元で知識や技術を学びながら、機関車の整備を手伝うようになるにつれ、鉄道の魅力に惹かれていった。


「好きになってしまいまして! その…人類が生み出した鉄道というものが」


 初めにシラユキに、その後は島に「自分が何者で、どこから来たのか」をついに打ち明ける。不時着で破損した移動艇を修復するために鉄道知識を得ようとしていたが、鉄道が好きになってしまったことを語る。「気が済むまでここにいればいい」と言った島の言葉に落涙。


 その後、島の紹介で超進化研究所の創立者でもある初代所長・八代イサブロウの面接を受け、大宮支部に迎えられる。シンカリオン計画の前身である次世代高速鉄道の開発より携わっており、同時期に在籍していたキトラルザスの一員であるキリンとも八代の介添えで邂逅し、テオティとしての本名で呼ばれ親しい間柄となった。だが、異種族を武力で支配しなければ自分たちは受け入れられないと考えるキリンの気持ちを理解するが、人類とキトラルザス、そしてテオティの共存を信じるがゆえに、思想的に相容れない関係だった。



 入所前より「高速鉄道は(本来人々の生活に密着していた)在来線の基盤があってこそのもの」「技術の発達で人々のつながりが断たれることだけは避けねばならない」との持論を展開していた。その際イサブロウからは「それは超進化研究所を否定しているということか?」と意地の悪い質問をされるも、同時に「面白い奴」として入所を許される。鉄道総研に出向中、ブラックシンカリオンオーガとの最終決戦を目にし、やはり人と人とが繋がる力が重要だと再認識する。


鉄道総研より帰任後、十河サイジョウ、島と共に『新幹線超進化研究所 横川支部』を発足。シンカリオンZとザイライナーの開発へ第一歩を踏み出した──はずだった。




失踪、そしてユゴスピアへ


 シンカリオンシンカリオン計画の前後にシラユキとの間に一男を授かり、「アプト式のようにどんな困難も乗り越えてほしい」との思いからアブトと名付けた。幼少期より息子を鉄道に触れさせており、文化むらで行われていた『鉄道の日』イベントや展示車両のペイントイベントによく連れて来ていた。

 アブトが父同様の鉄道マニアに成長し、横川支部が発足した頃、1人の女性がトコナミの前に現れる。その女性『明星アケノ』こそテオティより自分を地球に送り出したアストレアだった。

 テオティによる地球攻略のため、ユゴスピア内でシンカリオンの開発を命じられるが、すべてを断腸の思いですべてを諦め、家族を守るために姿を消した。しかし、即帰還させられた訳ではなく捉えられるまでの猶予で全国の名所・旧跡にZコードを隠したり設計図を息子に思念波で送るなどし、シンカリオンZの開発にアブトのテレパシー夢という思念波越しに貢献。

 そこにはアラバキ討伐作戦のための準備も含まれていたと推測される。が、失踪せざるを得ない苦しい事情に変わりはない。そうして妻子の前から姿を消したのが真相である。


関連タグ

新幹線変形ロボ_シンカリオンZ_THE_ANIMATION

碓氷アブト

碓氷シラユキ

島ゴイチ


ザガン(シンカリオンZ)


イザ:前作の同様ポジションのキャラ。

こちらは不慮の事故と自らの意思で敵側についた。


TVアニメ版・不動明(ふどうあきら):こちらも元々地球の先住民族で長き眠りから目覚めてから地上奪還の為に密かに派遣されるが、人間の女性と出会って惚れ込んでいったのを機に、元居た勢力と戦う道を選んでいる。

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