斧の野島
おのののじま
概要
「兄貴!俺はどこまでもついていきます!」
「兄貴の為なら、俺はいつでも盾になります!」」
本名は野島翔(のじまかける)。
久我虎徹が所属している武闘派のヤクザ「京極組」の若手構成員。組では久我の舎弟として活動しており、彼に敬意を払っている他、尊敬をしている。
そのため、野島の後に久我と古い仲であった久我の舎弟になった鷹橋に嫉妬している。
組内では久我と共に行動することが多い。
彼はカチコミの際の武器は両手持ちの大斧であり、斧で人を両断することから、「斧の野島」の異名を取る。天羽組には斧に似た武器を使う組員がいる。
人物
容姿
金色のツーブロックの髪と紫色のスーツを着ている。顔は割と童顔。
性格
久我をリスペクトしており、彼は久我の指示にしっかり答える真面目な性格。久我の方も野島には強い信頼を置いており彼が無茶をしそうな発言をした時は生存を優先して止めに入っている。また久我の一番舎弟を自称しており、この点は久我の昔なじみである鷹橋相手でも譲らない。とはいえこっち側なので協調性はあり戦闘の際にはしっかりと協力する。
しかし「純度100%の狂人」という評価通り、事あるごとに得物である大斧を持ち出しては敵対者をぶった斬ろうとしており、その度に久我に止められている。久我曰く「人間と薪の区別がつかない」。
そして、雰囲気の割に意外とキレやすい性格でもあり、京極組の看板に泥を塗ったり、久我を侮辱した相手に対しては怒りや殺意を込めた台詞を吐く事も少なくない。また、口封じとして野島や久我らを纏めて始末しようとした半グレ集団へのカチコミでは真っ先に敵の腕を切り落としたり、久我を不意討ちした挙句に彼を馬鹿にした西横キッズの藤本の顔を15分間踏ん付けようとする等、苛烈なヤキを入れる事も少なくない。
カチコミする際に涼しい顔で狂人的な発言をしており、時には噛むタイプの武闘派狂人のように「どうも○○です」と明らかに架空の存在に対して「自分がそれだ」と言い切る様な自己紹介をしている。
熱血教師のノリでカチコミをすることがあり、「キミ達バカで卑怯だ! 更生など期待しない! 諦めて死のう!」とノリと噛み合ってないセリフのカチコミをするなど彼にも似た台詞回しをする。
能力
主に死体処理と拷問を担当しており油風呂のセッティングが得意。戦闘では異名の通り斧を使い頭から股間まで真っ二つにする威力で敵対者を抹殺する。本来斧とは日本刀などの鋭利な刃で引いて斬るものではなく、その重量と使用者の腕力で叩き潰すものであり、人体を縦割りにする彼の筋力がどれだけ人並み外れているかが窺える。相手が雑魚の場合は刃で真っ二つにせず峰打ちで済ませることも多いが、それでも相手の命を取るには十分な威力らしい。
ただスピードはそれほど優れていないようで(斧は強力な破壊力を持つ反面、重量のある武器であるため仕方のないことではある)、天羽組の工藤には1度も斧を当てることができなかった。
活躍
初回から登場。初回では組を裏切った吾妻に油風呂の拷問のセットを行った。
組長の日下の車を窃盗した黒人の軍団を久我と壊滅させた。
南アフリカ共和国のギャングと付き合いがあり、武器の密輸と引き換えに資金援助した黒焉ジャンゴを粛清しに久我、犬飼と壊滅させた。
「兄貴に何すんだボケェ!」
「兄貴。この肉ダルマ首を撥ねときますか?」
「ハッハァァァ!! 野島トマホォォォク!!」
手打ちを反故にして京極組がケツ持ちをしているホストクラブ「ドリームス」にカチコミをかけた「スターライト」のホスト新堂に対して久我と共に報復を決行し新堂の古巣の半グレ集団「乱馬蛇」にカチコミをかける。新堂捕獲後は久我と共に新堂を魚の餌にして抹殺した。
「どうもー! ジェイソンですー!」
「寝ぼけてんのは君たちだ! 目覚めのいっぱぁぁぁぁつっ!」
「諦めて魚の餌になろう」
- 3月9日付の動画(久我虎徹)
新人ヤクザの鷹橋修也が久我の後輩だったため酔った勢いで久我の1番舎弟であることを猛アピールしている最中に半グレ集団「怒苦炉」が飲んでいた店に違法な取り立てをしていたため粛清に入る。鷹橋と共に(斧は峰打ちで)構成員を無力化した。
その間に久我は食事中にその食堂をはじめとした黒焉街の至る所で食い逃げが多発していることを掴んだため合流した野島、鷹橋を連れてカチコミを決行。粛清対象が被った須永に久我が苦戦していたところに一条を呼んで須永を撤退させることに成功した。
「夏侯惇を目指して前向きに頑張れ」
「キミたち馬鹿で卑怯だ! 更生など期待しない! 諦めて死のう!」
- 4月5日付の動画(久我虎徹)
日下の息子の晋平が黒焉街にてシマ荒らし同然の行為の数々を働いていることに久我と五十嵐と共にキレていたところ、晋平による河内組構成員殺害事件が発生。死体処理を強要された際、久我にGOサインを頼んでいた。
(久我「OKと言いそうだ!」)
- 4月19日付の動画(小峠華太)
その後天羽組との抗争で、狂人兄貴最年長である伝説の極道「ドスの工藤」と激突した。
「うおおおお! 真っ二つになれえ!」
(工藤「甘いなぁ兄ちゃん…殺気がバレバレだ…」)
一条の護衛をしていたところ須永と工藤の襲撃を受け野島は工藤と交戦。しかし相手の工藤は伝説と呼ばれる極道で実力の差は歴然であり、野島は全ての攻撃を回避された上に膝蓋骨を破壊されて行動不能にされてしまうも、幸いなことに良識派の極道として知られる工藤の温情で命だけは取られなかった。戦線離脱後、恐らくは携帯で久我と六車を呼んだらしく、間一髪で一条を助けることに成功した。なお野島の怪我は数ヶ月で歩けるようになる程度だったらしい。
「僕だって……僕だって極道だ! 尊敬する兄貴を見捨てて助かるくらいなら……戦って死んだ方がマシだ!」
マフィアじみた勢力を持つ半グレ羅威刃による京極組事務所爆破テロの前に野島は闇金業者を殺害して逃亡した矢澤という男を追っていた。そこで矢澤の家の冷凍庫に監禁されていた佐竹を矢澤と間違えて事務所に搬送、一条と共に佐竹から矢澤の話を聞いて矢澤を捕獲した。その後一条は佐竹にお礼をするために事務所に招待するが(事務所に入る前に無人車を見かけた佐竹ごと)ダイナマイトを詰め込んだ無人車が事務所に激突して大爆発を起こす。久我も野島も何も出来ずカチコミしてきた城ケ崎率いる羅威刃相手に殺されかけたところを瀕死で立ち上がった一条に助けられる形で生き残った(舎弟2名は爆破テロの時点で死亡した)。
公式Twitterによると、どうやらわけもわからず、貴凛町のメロンパン屋さんの粛清に向かったらしい。