曖昧さ回避
バルディ語(チベット語系の一種)の「大きな山」に由来する世界第2位の高山の名称の一つ。
詳細はK2(山)を参照。
解説
分類
ハングル本来の発音では『ジョゴリ』と呼ばれる、朝鮮文化圏における伝統衣装の1つ。
単にチョゴリと言う場合は打合せ、筒袖または船底袖、オッコルム(縫い付け紐)固定式の構造を持つ上衣を指し、男性であれば腰丈または膝丈のチョゴリに脛の辺りを絞ったズボン『パジ』を、女性であれば脇丈のチョゴリに胸下で固定するロングスカート『チマ』を下衣に当てる。
即ち、『チマチョゴリ』は「女性用下衣(チマ)+上衣(チョゴリ)」を意味し、男性の場合は『パジチョゴリ』となる。
- チマチョゴリ
- パジチョゴリ
変化
学生服
在日朝鮮人若年層に対して開かれた教育機関『朝鮮学校』の女子生徒が着用する学生服をチマチョゴリとする慣習が根強く、1994年に日本各地で頻発した通り魔事件『チマチョゴリ切り裂き事件』の後も「女生徒の安全を考慮して校内用の第一制服(チマチョゴリ)、通学用の第二制服(ブレザー)の2種類を定める」とした上で、特に希望する者に限り登下校時も第一制服の着用を許可している。
- 朝鮮学校 第一制服
また、韓国本土では「韓国の伝統文化に立ち戻る」という意味から学生服として定着していたブレザーを敢えて廃止し、男子はパジチョゴリ、女子はチマチョゴリを基調としつつ現代風のアレンジを施した韓洋折衷の学生服に切り替える共学高校が増えつつあり、中にはそれらの学生服に加えて後述のトゥルマギを模した上衣を羽織る高校も存在する。
礼服
近年では『改良韓服』(ケリャンハンボッ)の普及により、オッコルムをチャイナボタンに置き換えるなど伝統様式を踏襲しつつも手軽でカジュアルなセミフォーマルウェアとしての需要が高まっている一方、唐服(中国における伝統衣装の1つ)の影響を色濃く残すチョゴリ成立過程の『古典韓服』(コジョンハンボッ)も最上級の婚礼衣装に用いられるケースが多くなっている。
バリエーション
- タンウィ
チマチョゴリの上に着用する女性専用チョゴリ。
かつては王族やその近親者の第二礼装として、あるいは王家に奉公する中級以上の女官が身分や権威を表すために用いた。
近年では、オッコルムに至るまで豪華な刺繍や装飾を施した貴族級のタンウィが慶事用の伝統礼装として公用されており、「タンウィ着用時に目上の者と接する際は前垂れの両脇から両手を差し込んで隠す事が礼儀である」とする儒教的作法と共に受け継がれている。
- マゴジャ
チマチョゴリやパジチョゴリの上に着用する簡素な防寒用チョゴリ。
今で言う所のカジュアルジャケットに相当し、男性の場合は帽子の『カッ』(笠子帽)と合わせれば平時の外出着として充分に通用した。
- トゥルマギ
厳しい寒さから身を守るため、チョゴリの上に着用する長丈の厚手チョゴリ。
男性に限っては、やや畏まった場に出席する際の略式礼装として『トポ』(道袍)の代わりに薄手のトゥルマギを用いる場合もあった。
- チョクサム
寒冷地帯にある前提から袷(あわせ)を基本とするチョゴリから裏地を取り去り、単(ひとえ)仕立てにした夏用の薄物チョゴリ。