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けらす(鉄道系YouTuber)の編集履歴

2022-08-03 01:12:21 バージョン

けらす(鉄道系YouTuber)

けらす

鉄道系YouTuberのひとり。2020年にあった騒動以降音沙汰がなくなっており、現在は事実上の活動休止状態にある。

概要

2018年5月5日に「けらす/鉄道・旅行系チャンネル」というYouTubeチャンネルを登録し、YouTuberデビュー。その後サブチャンネルとして「けらすTV」を開設した。

金髪に制帽キャップをかぶった容姿の自作イラストをアイコンに使用している。本人曰く「バーチャルYouTuber」とのこと。

素性は一切明かしておらず、他の鉄道・交通系YouTuberもけらすを見たことがないため、謎に包まれている。


2019年6月にはチャンネル登録者数1万人を突破し、おすすめ動画に挙がるなどで急上昇し、2020年3月には7万人を突破。投稿した動画は万単位で再生されていた。

スーツ(鉄道系YouTuber)がみ(鉄道系YouTuber)に次ぐ人気を獲得し、鉄道・交通系YouTuberのトップ3に君臨することになった。


しかし、後述する騒動によって現在はチャンネル登録者が減り続けており、けらす氏本人も姿を消してしまい、事実上の活動休止状態にある。


動画スタイル

基本的にほぼ毎日投稿しており、「動画時間は10分1秒」「DOVA(音楽系フリーサイト)で拾ってきたBGMを流す」「要所で節分けしてSEを流す」「本人の肉声で詳細に説明」というスタイルで一貫している。また、特定の期間で日本各地を乗り鉄し、それで溜めた動画を編集のうえ随時投稿を行っている。

高頻度投稿と初心者にわかりやすい説明によって視聴者を増やしていった一方で、「ボソボソ声で聞きづらい」「話の途中なのに節を切っている」「気動車のエンジンサウンドをお聞きくださいと言っているのにBGMを切らない」「説明に間違いが多い」との指摘があった。


最近では鉄道以外にもフェリーの乗船動画もアップしていたが前後編に分けており、そのほとんどが前編までで後編の動画が投稿されず翌日は別の動画がアップされ繋がりがない。なお、乗船時は夕食のバイキングがメインとなっている。


動画内での問題行動

一方、動画内にて度々マナー違反とも取れる行動を起こしている。


  • 2019年夏頃にアップした動画で岐阜駅特急ひだ大阪行に乗車する際、乗車待機列を無視して乗車しているシーンが確認され、指摘があった。本人がコメント欄で「あれはしらさぎ号の待機列です」との釈明を行ったが、しらさぎの待機列である証明がなく、降車客も押しのけているとの指摘に対しては対応しなかった。その後動画は非公開になっている。


  • その他「うずしおの立入禁止エリアでのせり出し撮影」や「E6系の製造銘柄シールが剥がれかけていたのに触って剥がれが拡大する」「ドアを開けた状態でのトイレ撮影」などのマナー違反が指摘されている。

騒動

概要

2020年2月17日、けらす氏は「JR九州の長崎駅が面白すぎる」という長崎駅関連の動画を投稿したが、その1か月後の3月24日にスーツ氏が「さよなら長崎駅!最終列車に乗車」という同じく長崎駅関連の動画を投稿した。すると、けらす氏が自身の動画とスーツ氏の動画のサムネイルの比較画像を掲載し「これは露骨すぎるよな…」と、自身のコミュニティで発言。けらす氏はスーツ氏のサムネを自身の動画のパクリであると主張した。これに対してスーツ氏は「長崎駅の有名な撮影スポットであるから似てしまうのは仕方がない」「パクる意図はなかった」という釈明動画をサブチャンネルである「スーツ 背広」に投稿した(現在は非公開)。

これに反応したスーツファンは、「けらす氏の動画こそ色々パクっているのでは」「スーパー北斗動画の『くだらない底辺YouTuber』はスーツ氏のことを指しているのではないか」と指摘した。すると、けらす氏は自身のコミュニティで以下の発言を行なった。


「少し先走ってしまったようなコメントを残してしまった理由なのですが、当方は一部の"信者"による荒らしコメントな辟易しており、些細な一致点を見つけてはこちらが先方の動画をパクっていると主張するコメントに迷惑しています。」(原文ママ)


これを受けたスーツ氏は「スーツのパクリと言わないでください」という動画をメインチャンネルで投稿した。

一方、この動画を見て騒動を知った別のスーツファン達による「これが勘違い野郎の器の小さいチャンネルか」「ふーん、露骨?」「他人の動画にいちゃもんをつけるって最低だな」等の批判が殺到。

上記のコメントを見たけらす氏はスクリーンショットで撮影して「こうゆうことやで」とユーザーを隠すことなく晒したうえで以下の発言を行う。


「これは当然自分に対する戒めとして胸に刻んでいきたい所存でありますが、自身のファンの中に少なからず残念な言動を言動をされる方がおられることを自覚しているのであれば、積極的に注意していくのが一流と呼ばれるクリエイターのあるべき姿ではないかと存じます。ましては他者を蹴落とすための都合のいい鉄砲玉として使うなどあるまじきことです。」


批判コメントを信者による荒らし行為であり、このような事態になったのはスーツ氏の責任であると決めつけた上、「スーツ氏が他の鉄道系YouTuberに対し自身の信者を鉄砲玉として使って潰しにかかっている」とも受け止められる発言をした。これにはスーツファンだけでなくけらすファンからも批判が殺到してコメント欄が炎上。これに対しけらす氏は、


「当チャンネルの視聴者様へお詫び申し上げます。大変不快な投稿をお見せしてしまい申し訳ありませんでした。この問題に関しては当方からも経緯を説明する必要があると考えておりますが、鉄道と旅行動画を扱うべきメインチャンネルで行うことは不適切であり、ご迷惑であったと考えています。経緯についてはサブチャンネルで説明を続けたいと考えています。ある程度まとまった内容で説明を行いたいため少しお時間をいただきますことをご了承ください。」


とのコメントを投稿し、事態の鎮静化をはかった。しかし、コメント欄での指摘に対し「名前を出していない」という責任逃れや都合の悪いコメントを削除・非表示化を行ていたため、事態の収拾はつかなくなった。

さらに、それまで下手に出て問題解決を試みていたスーツ氏が上記の鉄砲玉発言を受けてついに激怒。4月3日に「けらすさんの件について」という59分54秒にもわたる動画をメインチャンネルに投稿し、これまでの経緯や相手の問題点を次々と指摘した。動画内では「今後、彼(けらす氏)と一緒に動画を作ったりとか(=コラボ)はないと思います」と公言している。

その後、上記のスーパー北斗動画にて、


「空席が十分にある閑散期に短区間利用をしているYouTuberを批判し、他方で閑散期の特急料金を引用して(JR北海道には閑散期料金の設定がないので根本的に情報が違うのですが)激安扱いすることの裏からご都合主義を垣間見ました。閑散期であるなら問題ないにも関わらず、まるで当該人物がそのことを考慮しない迷惑者であるかのように喧伝するのは大きな問題だと思います。これは、過去の私自身の弁護でもあるし、同様のことをした様々な人物の弁護でもあります。他人を批判するときには、閑散期を殆ど無いもののように扱う割に、自分の演出したい結論があるときには、閑散期料金を前面に出す。これはひどい二重規範ではありませんか?」


とのコメントを投稿した。

最終的にけらす氏のチャンネルは低評価※・登録者解除祭りに発展し、本人は上記のお詫び文を最後に姿を現さなくなった。


※騒動によって低評価が急激に増加し、半年程度で高評価を上回った。なお、現在はYouTubeの仕様変更で低評価数は見れなくなっている。


騒動の原因

以前からスーツ氏の過剰なファン(信者)がけらす氏の動画にて「スーツ氏のパクリ」と発言していたことが語られており、この時点ではけらす氏はまだ被害者であった(スーツ氏も信者の発言には苦言を呈している)。だが、けらす氏は信者だけでなくスーツ氏本人にも攻撃的な態度であり、自身の動画内にも明らかにスーツ氏を批判していると思われる内容を入れる等、騒動前から危ない雰囲気であった。

その後、けらす氏はスーツ氏に対して長崎駅のサムネイルが被ったことに対してパクリであると主張。つまり、スーツ信者にやられたことをスーツ氏本人にやり返したのである

そしてついに起こってしまった騒動だが、そもそもの話、相手の信者にやられたからと言って相手本人に同じことをやっていいはずがない。さらに、スーツ氏が問題解決のために動画を投稿(広告なし)したのにも関わらず感謝しないばかりか、鉄砲玉発言をしたり、「動画投稿者がファンにマナーを周知させろ」という見当違いも甚だしい主張を繰り返した。そんなことでは炎上が収まるわけがない。

さらに鉄砲玉発言の際にけらすファンから「『スーツが信者という鉄砲玉を使って、自分を蹴落とそうとしている』という投稿は悲しくなった」というコメントをされた際に、けらす氏は「嘘を書くのはやめてください。私は個人の名前を一切出していません。」と、どう見ても相手がスーツと特定できる書き方をしている(パクリ主張をする際にスーツ氏のサムネイルの使用も行っている)のに、名前を出していないから問題ないという子供の理屈を展開した。さらに、後に上記のコメントを非表示としたため、自身のファンに対しても失礼な行動をしたことになる。


その後、けらす氏はサブチャンネルで釈明動画をアップすると発言したが、実際行っていたのは批判コメントの削除やコミュニティの閉鎖などで、釈明動画は騒動から2年が経った2022年現在も投稿されていない。

今回のけらす氏は結局スーツ氏と両者のファンを怒らせるだけで終わり、「鎮火失敗の典型」と言えよう。


けらす氏がスーツ氏に対して指摘した内容について

寝台列車の短区間利用について

スーパー北斗の動画にて「寝台列車の東京→横浜間の短区間利用はマナー違反」と発言しているが、スーツ氏は閑散期であり列車の発車直前にサンライズのA寝台券を購入し利用している。この時点でけらす氏の「閑散期でもない限り」というくだりはスーツ氏には該当しない。

寝台列車の短距離利用は別の鉄道系YouTuberである謎のちゃんねる氏も行っているが、こちらも時期は閑散期であり、スーツ氏同様発車直前に空席があったため購入している。

YouTuber以外にも、一般客がサンライズのノビノビ座席の空席を購入して短距離利用する場合もある(例:出雲市駅から岡山方面に向かいたいが最終の「やくも30号」に間に合わないため、後続の「サンライズ出雲」のノビノビ座席を利用する)。


そもそもマナーやルール違反であるなら鉄道会社側が何らかの対策をとっている(例:東北新幹線の長距離列車で短距離利用の切符を購入しようとすると発券制限がかかる)。切符を購入できたということはルール上許されているということで、むしろ短区間であれ閑散期に全区間分の寝台料金を払っている利用者は上客であると言える。


長崎駅のサムネイルについて

騒動の発端となったサムネイル被りについてであるが、どちらも「ホテルニュー長崎」に宿泊し、そこから長崎駅の全景を撮影したものである。この「ホテルニュー長崎」は長崎駅の全景が撮影できるという鉄道ファンにとって絶景の場所として有名であり、鉄道系ブログなどではよく使われている。長崎駅であることを表すのには都合のいい撮影ポイントであり、これをパクリと主張するのは無理がある。


現在

彼はインターネット上から姿を消しており、その後を知るものはいない。

最後の投稿となった「【2年後に新幹線開業】JR九州の武雄温泉駅が面白すぎる【対面乗換が復活する理由】」のコメント欄が視聴者のメモ帳と化しているのが現状。

彼のチャンネル登録者は今も減り続けており、2022年現在は6.04万人(全盛期から約1万人の減少)となっている。

果たして彼は今どこで何をしているのだろうか?


関連タグ

YouTube YouTuber

スーツ(鉄道系YouTuber)


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