概要
ウルトラマンデッカー第5話「湖の食いしん坊」に登場。
宇宙旅行の最中に地球に不時着したピット星人・ユウコが旅のお供として連れていた宇宙怪獣エレキング。エリーと言う愛称を持つ。
知能は高く、ユウコやデッカーの動きを真似するなど再生エレキングに似た特徴を持つ。
本来は大人しく人懐こい性格のようで、民家付近に現れた際には進んで人を襲うことはなかった。一方で、一時的に大人しくなった際にデッカーが頭を撫でようとした際には手を振り払うなど不用意に触れられたり、攻撃されるのは好まない模様。
大量の乾電池に含まれている電気エネルギーを食料としていたが、本来ではありえない速度で成長(ユウコ曰く、地球の環境の影響との事)、幼体クラスからリムエレキングクラス、そして等身大サイズまで一気に大きくなる。
それに伴い、借りていたマンションで世話をする事が出来なくなり、近隣の湖に移動。ユウコも時々電気エネルギーを与えに来たがそれでも足りなかったのか、近隣の民家から電気を失敬するという盗電同然の事件を起こす。
そこから巨大サイズにまで成長し、発電所を襲撃する事態にまで発展する。
事情を知ったキリノ・イチカはシティ3日分の電力を持つ災害用発電バッテリー「メガアース」(旧式ではあるが1台でシティの3日分の電力を賄える)を持ちだそうとするがカナタとリュウモンに見つかってしまう。その後、事情を知ったムラホシ隊長から了承を得てメガアースを使ったエネルギー補給作戦を実行に移す。
しかし、シティ3日分の電力は過剰摂取であったのか、突如として暴走。
デッカーと交戦しエネルギーを吸収、更に援護役として呼び出したディメンションカード怪獣ミクラスも撃破。一気に勢いづくが、ミラクルタイプの力が覚醒したデッカーが黒雲を発生させ、エレキングから電気エネルギーを吸収したことで元の幼体サイズにまで縮小。事件は無事に解決した。
その後、ユウコとエリーはTPUの保護下に置かれる事が決定したほか、今後再度の暴走を起こさないためにカイザキ副隊長によって食生活を改善するための講座動画がユウコの元に送られる事となった。
余談
プールのセットは『ウルトラマンタイガ』第22話のタッコング戦に続き4作連続であり、歴代のエレキングでは初めてウルトラ戦士とのプール対決が繰り広げられた。
夜の戦闘シーンは『ウルトラマンマックス』第27話以来17年ぶり、更にミクラスとの対決は55年ぶりとなった。
今回使われたスーツはおそらく新造と思われ、『ウルトラマンジード』まで使われた物と比べると、首が長くなっているなど細部がより初代のエレキングに近い造形になっている。
ちなみに等身大のエレキングはウルトラセブンTVスペシャル「太陽エネルギー作戦」以来でもある。
関連タグ
エリー(ウルトラマンマックス):ウルトラマンシリーズでエリーと言うとこれを思い浮かんだファンもいたであろう。