「好~きです好~きです心から~愛してい~ま~す~よと~…」
「ムムッ、その構え赤龍拳と見たッ!6000年の眠りから目覚め、久方ぶりに紐が鳴るッ!」
CV/演:野本礼三/藤田豪
登場話: 第1話「転身だァァッ」第2話「気力だァァッ!!」劇場版『五星戦隊ダイレンジャー』
概要
紐男爵とは、『五星戦隊ダイレンジャー』のキャラクター。
6000年ぶりに復活したゴーマの尖兵として現れたゴーマ怪人。
紐が絡まったような姿で、左手の先は牙と口が付いている。
左腕は伸ばして地中から攻撃するなど多彩な攻撃方法を誇る。
人間体は眼鏡を掛けた少年で、長渕剛の『巡恋歌』を口ずさんでいる(いわゆる「ヒモの男」をテーマにした曲なので、スタッフの遊び心と思われる)。
コットポトロを率いてダイレンジャーを追撃していた(この時点ではその存在を知らず、ニードロブードロの生け贄を探していた。この任務は次の話でガマグチ法師が引き継ぐことになる)が、紐で縛り上げた5人が変身したことで戦闘に突入した。
コットポトロを4人が対処している間に自身はリュウレンジャーと対決、経験の差で一時は圧倒したが、左手の紐を巻き付けている間にさっきの攻防で取り落とさせたスターソードを気力で回収され、引き寄せようと踏ん張ったタイミングで紐を切断されて派手に転倒。
そのまま「天火星・稲妻炎上破」をまともに受けて吹き飛ばされ、その拍子に捕獲した子供たちの魂を吐き出してしまった。
「おのれ……まだ勝負はついていない! 巨大化爆弾!!」
しかし倒れてはおらず、残った力で立ち上がると巨大化爆弾を破裂せて巨大化。
巨大戦力をまだ持たなかったダイレンジャーを一方的に痛めつけたが、道士・嘉挧が呼び寄せた龍星王と対峙。
気伝武人に変化した龍星王と格闘戦を演じ、不意打ちを絡めて優位を取ろうとしたが、気伝龍棍を持ち出されて逆転、最後は「気伝龍棍・大風車斬り」を受けて爆散した。
第1話の怪人でありながらその話で決着がつかず、第2話のAパートで倒されるという異例の扱いを受けたキャラクターでもある。
劇場版ではトランプ公爵の使役する復活怪人の1体として登場。
新紐男爵
ダイレンジャーとゴーマ族の決戦から50年後、年老いた元ダイレンジャー達の前に出現。
詳細は当該記事にて。
マイティ・モーフィン・パワーレンジャー
第74話にてキングトロフィー(Pipebrain)として登場。名前通り空手大会の優勝トロフィーがロード・ゼッドの魔法でモンスター化した物。
レッドレンジャー・ジェイソンと戦うも、大人の事情で早々に巨大化。後は原作通りの最期となった。
なおダイレンジャーの要素が取り入れられ始めた第2シーズン(第61話より)では初めて登場したゴーマ怪人となる。
それまではパワーレンジャーオリジナルのモンスターが登場していたため、巨大化戦ではサンダーメガゾードと巨大化モンスターが直接同じ画面に映ることはなく、原作の戦闘シーンを切り貼りしてつなげたものであった。しかしこの第74話以降は原作の巨大化戦闘シーンをそのまま活用していくことになる。
ただし等身大の戦闘シーンは実際に現地で撮影された一部のゴーマ怪人を除き激減することになるが……
余談
声を演じた野本氏は第36話に登場する万華鏡伯爵と、前述の新紐男爵の声も兼任している。
また、人間態のメガネの少年を演じた子役の藤田豪氏は、昨年の『うたう!大龍宮城』にて少年グループの1人であるマサヒコを演じていた。
関連イラスト
関連タグ
サクラ子爵 万華鏡伯爵 トランプ公爵:同じく爵位が名前に入っているゴーマ怪人。万華鏡伯爵は声も同じく野本氏
鉄面男爵 獣男爵コボルダ ヨゴシュタイン ネロ男爵:同じくスーパー戦隊シリーズにおける男爵の戦隊怪人だが、こちらは敵幹部