「人間共、地球はゴーマが支配する」
概要
ダイレンジャーとゴーマ族との戦いから50年の後、突如出現したゴーマ怪人の一体。資料によっては「新ゴーマ怪人」もしくは「紐男爵二世」と呼称される場合もある。
かつてダイレンジャーが最初に戦った紐男爵と近似した姿や声をしているが、体色が銀色を基調に、紐の節が一個飛ばしで青となっている他、マントを着けていないといった相違点も有する。いずれにせよ、作中においてこの両者の関連性については特に言及されていない。
作中では当初から巨大化した状態で姿を現し、記事冒頭にも示した台詞で人類への宣戦布告を行うとともに市街地の破壊に及ぶが、そこにゴーマの再度の侵略に備えて密かに特訓していた亮達の孫達が現れ、かつての祖父母達と同様にダイレンジャーに転身。彼等が召喚した大連王と一戦を交えるもほとんど太刀打ち出来ないまま、大王剣・疾風怒濤の前に敗れ去った。
「最終回のクライマックスに登場」したという点ではラスボスとも言える存在だが、一方で年間を通してのダイレンジャーとゴーマ族との戦いにおいて、その最後の敵としてゴーマ十六世ことシャダム中佐が位置付けられている他、ゴーマ族との最終決戦に際して道士・嘉挧が語っていた「光と影の戦いは永遠に終わらない」という自然の摂理のごとき意味深な言葉を説明するための、一種のイベントバトル専用キャラのような立ち位置でもあるため、実際のところラスボスに含めてよいのかは微妙な立場でもある。
海外版
スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズ作品『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』でも、第2シーズンの第98話にて「チューブモンスター(Tube Monster)」として登場。再生された水生モンスター軍団(いずれもパワーレンジャーオリジナル)とパワーレンジャーが戦っている隙に街を破壊するため、ロード・ゼッドの魔法によりバルクとスカルの浮き輪から生み出されたモンスターという位置付けとなっている。
誕生と同時に即巨大化したが、あとは原典と同様の流れであっさりサンダーメガゾードに倒されてしまった。前述の通り、原典では最後に登場したゴーマ怪人であるが、同作ではあくまでも一般怪人の扱いであり、これ以降もゴーマ怪人(を流用したモンスター)は引き続き作中に登場する。