CV:浦野眞彦
登場話数:第1話「誕生」、第2話「復活」
概要
バンドーラ一味が使役するドーラモンスターの一体で、作中にて最初に登場した個体でもある。
所謂コリント式の兜と、古めかしい鎧とで身を固めた出で立ちが特徴で、タイタン(ティーターン)の名に違わず数十メートルクラスの巨躯の持ち主でもあるが、これが元来からのものなのか、あるいはバンドーラの魔法に因るものなのかまでは、作中では特に言及されていない。
武器として剣を携えており、これを振るっての近接戦闘を得意とする他、前述した巨躯もまた、復活したばかりでまだ巨大戦力を行使できずにいたジュウレンジャーにとっては脅威と言える。
作中での動向
1億7千万年もの時を経て、現代に蘇ったバンドーラが活動を開始し、子供達が取り残されたままのスペースシャトルを巡って、やはり太古の眠りから目覚めたジュウレンジャーとの間で攻防が展開される中、シャトルを救出しようとしたプテラレンジャーの前に突如として巨大な手が現れ、シャトルを掴んで奪い去ってしまう。
その巨大な手の主こそ、他ならぬドーラタイタンであり、剣を振るって他のメンバーのいたビルを破壊すると、そのままシャトルやバンドーラ達と共に行方をくらませたのであった。
その後、バンドーラ一味は縮小したシャトルを地球へと放ち、ジュウレンジャーをおびき出し始末しようと画策するが、刺客として差し向けたドーラスケルトンが敗れ去ったのを受け、ドーラタイタンも再び彼等のいた異空間へと出現。シャトルを救出したばかりのティラノレンジャーを掴んで身動きを封じてみせた。
対するティラノレンジャーも、レンジャーガンの一撃をドーラタイタンの目に見舞ってどうにか拘束から逃れたものの、ドーラタイタンはなおも剣を振りかざしてジュウレンジャーを追撃し、彼等を洞窟にまで追い詰めるのだが・・・その時地割れの中から守護獣ティラノザウルスが出現、バーザの導きによりティラノレンジャーがこれと合神するに至った。
かくして勝負が巨大戦へともつれ込む中で、ドーラタイタンはティラノザウルスと互角に渡り合ってみせるも、マンモスレンジャーの発案による「シャトルミサイル」作戦で、顔面にシャトルを撃ち込まれて怯んだ末に、止めのティラノソニックを受けて敢えなく消し飛ばされたのであった。
備考
デザインは企画者104の河野成寛が担当。当初は野口竜によって別のデザイン案も起こされていたものの、メインライターの杉村升の抱いていたイメージと異なることから没とされ(※)、それに伴い杉村からのリクエストを河野が形にしたという経緯がある。
デザインに際しては杉村の方からも、イメージを伝えるために参考資料が提示されているが、兜が古代ギリシャ風、鎧が『ドン・キホーテ』の挿絵にもあるような中世ヨーロッパ風であったことから、合わせると歪となってしまうこの両者を実際に組み合わせるとどうなるか、それを確認するためのラフスケッチが起こされ、これがそのままデザイン画稿とされている。
(※ この時没とされた野口のデザイン案についても、後にドーラナイトとして再利用されている)
関連タグ
ドーラタロス:ドーラタイタンとは逆に作中で最後に登場したドーラモンスターであり、いずれもギリシャ神話に登場する巨人をモチーフとしているという共通項を有する
冥府神ティターン:『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する敵怪人の一体。こちらもドーラタイタンと同様に、ティーターンをモチーフとした戦隊怪人である