概要
島根県雲南市にあるJR西日本の駅で、1916(大正5)年に木次線の駅として開業した。木次鉄道部管理の簡易委託駅である。
駅舎は2007(平成19)年に改築されたものである。駅業務は雲南市出雲大東駅指定管理者である「つむぎ」に委託されており、併設される雲南市特産品販売所での販売や文化教室スペースでのイベント主催もおこなっている。待合室には誰でも自由に借りることができる本棚が設置されている。
駅の愛称
当駅の愛称は「神阿多津姫命」(かむあたつひめ)である。以下は駅にイラストとともに設置されている説明文である。
駅の西北に加多神社があります。出雲国風土記にも延喜式にも載っている古社です。主祭神は少彦名命(注:すくなひこなのみこと)ですが、配祀神として神阿多津姫命が祭られています。
この神は木花之佐久夜毘売(注:このはなのさくやびめ)とも言い、美しい姫神でしたので、天孫邇邇芸命(注:ににぎのみこと)と結婚し、海幸彦・山幸彦ら三神が生まれました。
駅構造
現在
1面1線の地上駅。かつては島式1面2線であったが駅舎側の線路が撤去されたが、新駅舎の工事の際にその跡地が利用されている。
利用状況
- 2018(平成30)年度の1日平均乗車人員は154人である(国土数値情報より)。木次線単独の駅では最も多い。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 |
---|---|
1984年(昭和59年)度 | 396人 |
1994年(平成6年)度 | 334人 |
2000年(平成12年)度 | 296人 |
2009年(平成21年)度 | 187人 |
2010年(平成22年)度 | 185人 |
2011年(平成23年)度 | 187人 |
2012年(平成24年)度 | 174人 |
2013年(平成25年)度 | 178人 |
2014年(平成26年)度 | 164人 |
2015年(平成27年)度 | 163人 |
2016年(平成28年)度 | 162人 |
2017年(平成29年)度 | 152人 |
2018年(平成30年)度 | 154人 |