概要
JR西日本の木次線を走るトロッコ列車。1998年に登場した。
4月から11月までの金・土・日・休日および夏休みと紅葉シーズンの平日に木次-備後落合間で運行される。2010年からは日曜日のみ備後落合行が出雲市始発になる。
車両の老朽化に伴い2023年11月23日をもって廃止された。
2024年度より後継列車としてキハ47形「あめつち」が木次線に乗り入れる予定だが、スイッチバックなど急勾配を伴う区間である出雲横田-備後落合駅間には乗り入れないこととなっている。
使用車両
DE15 2558・DE10 1161
木次寄りにいずれかが連結される機関車。DE15は冬にラッセル車として使われるが、ラッセルヘッドは朱色のままで、おろちラッセルとして一部のファンから人気がある。DE10は2010年から専用機となっている。
スハフ12 801
「だいせん」「ちくま」などの夜行急行用改造車であったスハフ12 3001から改造された控車。当初の番号は初期製造車である1970年製スハフ12 40。編成の中間に連結され、冷暖房とトイレ・洗面台を備える。座席は簡易リクライニングシート。
スハフ13 801
1977年製の後期型であるスハフ12 148から改造されたトロッコ車両。備後落合寄りの先頭車で、従来の車掌室部分の一部に運転室を、前面には前照灯とスカートとスノープラウを備える。客室には窓ガラスをもたず、車内には不燃化木材が使われる。一部座席を外向きに設置した。照明はランプ風。
関連タグ
現在もトロッコ列車の走る他社(括弧内は愛称)
わたらせ渓谷鐵道(トロッコわたらせ渓谷号、トロッコわっしー号)
会津鉄道(お座トロ展望列車)
南阿蘇鉄道(ゆうすげ号)
JR四国(しまんトロッコ、藍よしのがわトロッコ、アンパンマントロッコ)
小湊鉄道(里山トロッコ)