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概要編集

JR東日本が仙台支社保有のトロッコ貨車を置き換える形で2000年に登場させたキハ48の改造車両。改造施工は新潟鐵工所(現 新潟トランシス)でキハ48 547とキハ48 1541を種車としている。気動車ベースとなったのは機関車いらずで運転線区や速度の自由度が高いからである。


外見は春から夏にかけての車窓の自然をイメージした緑(若葉)、白(雲)、青(川・湖)、黄色(光)をちりばめた爽やかなカラーリングで側面が大きく開口されているのが特徴。これによって乗車中も風を感じることができる。雨天の時は電動のビニールブラインド、冬季はガラスを嵌めて寒気が入るのを防ぐ。

車内は難燃木材を使った木製のボックスシートとドリンクホルダーが付いたテーブルが設けられている。座席上に荷物棚はないので荷物は座席下のスペースに入れる。天井は鋼体が剥き出しとなっており白熱灯の照明と組み合わせてトロッコ列車の雰囲気を高めている。キハ48 1541の妻面側にはダルマストーブが設置されており冬季には実際に焚いて暖を取ることができる他、ストーブの天板で餅などを焼いて振舞われることもある。


仙台車両センター小牛田派出所に所属し、仙台支社管内をメインに盛岡や新潟、長野など東日本の各路線でイベント列車として運転されている。悪天候時や冬季は風っこ編成とは別に控え車が連結されることがあり、乗客の雨よけに使用される。

貴重な自走式トロッコ車両のため、他の運転区へ貸し出されることも多いため。運用範囲はかなり広い。


2019年にはJR北海道に貸し出し、宗谷本線「風っこ そうや号」として運行した。


乗車時の注意編集

風っこの座席下にある荷物スペースは小さく、リュックを入れるだけでいっぱいになるので乗車の際はなるべく手荷物を小さくしていこう。



編成編集

号車1号車2号車
車番キハ48 547キハ48 1541
設備トイレ有ダルマストーブ有

※季節や運転線区によって前後に控え車が連結されることがあります。


関連タグ編集

JR東日本 キハ40系 ジョイフルトレイン

リゾートみのり※同じく小牛田に所属していたキハ40系のジョイフルトレイン

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