概要
車内を「アンパンマン」の内装にし、車内チャイムもオルゴールの「アンパンマンのマーチ」に変更する改造が実施された、JR四国の特急型車両。2000年10月に登場した。運用はすべての車両で固定されている。
余談だが、Pixiv上で「アンパンマン号」と言ったらアニメなどで出てくるジャムおじさんのスーパーマシンのことを指し、アンパンマン列車のことではないのでタグ付け時には注意が必要である。
改造車両
2000系
予讃線の「宇和海」で使用される。かつては土讃線の「南風」「あしずり」および予讃線の「しおかぜ」「いしづち」でも使用されていた。
現在の定期運用への充当車両は予讃線の2両のみ。アンパンマン仕様とばいきんまん仕様が1両ずつ存在し、固定編成となっている。いずれも白をベースとして虹をかけている。
土讃線では7月18日に運用を終了した。最後まで運用に充当されていたのは7両で、土佐くろしお鉄道所有車のオレンジ4両およびJR四国所有車のグリーン3両であった。オレンジは2020年7月19日に、グリーンは2020年8月30日に多度津工場に廃車回送された。
なお、N2000系が改造種車となったことはない。
2700系
土讃線の南風で使用されていた2000系はアンパンマン列車も置き換え対象となり、赤4両と黄色4両の計8両が改造された。本系列は2020年初めの時点で増備途上であったが、なぜか一部は原型車からの改造で対応している。ちなみに、グリーン車との合造車2800形が2両、ラッピング無しで納入されているが、この2両はアンパンマン列車に改造されていた。なお、今回はすべてJR四国所有車から改造され、土佐くろしお鉄道には標準色の車両が新たに投入されている模様。
8000系
2016年に2000系がしおかぜから撤退するのに合わせて3両編成と5両編成1本ずつが改造された。
なお、8600系が改造されたこともない。
キハ185系
まず、中間車1両が2002年に「ゆうゆうアンパンマンカー」に改造された。高徳線の「うずしお」、徳島線の「剣山」の他、臨時列車にも充当される。
続いて、アンパンマントロッコ(後述)をリニューアルする際にキハ185-26もアンパンマン列車に改造され、キロ185-26となった。
キクハ32
新造当初はキクハ32-501同様緑色塗装だったキクハ32-502が2006年のリニューアルでアンパンマントロッコとなった。その後、再リニューアル時に前述のように控車のキハ185もアンパンマン列車となっている。