概要
営業最高速度130km/hを目指して高徳線向けに導入されたJR四国2000系気動車の改良型。2021年3月現在、全車両が松山運転所へ集結し、予讃線の「宇和海」で運用される。それ以前は「南風」と「うずしお」に使われていた。
全車両が富士重工業製。
改良に際して智頭急行HOT7000系の技術をフィードバックしており、搭載エンジンの出力は2000系の330馬力から350馬力にアップ。基礎ブレーキ装置もディスクブレーキに変更され、滑走防止装置が搭載された。
車種
車種構成から分かるようにグリーン車はない。
2400形
上り向きの先頭車で定員47名の普通車。行先表示器を装備し、洋式トイレ、小便所(ただし2424は設置無し)、洗面所、車椅子対応座席が設置されている。近年洗面所を撤去して喫煙ルームを設置する工事が行われている。
2450形
下り向きの先頭車で定員52名の普通車。行先表示器と振子制御装置を搭載し、トイレと洗面所を設置している。量産車のみトイレ側デッキにカード式公衆電話が設置されていたが、撤去されている。
2500形
中間に連結される定員68名の普通車。トイレ・洗面所はない。