「 ……いっぱい走って……勝ちます。……ぶい 」
プロフィール
誕生日 | - |
---|---|
身長 | - |
体重 | - |
スリーサイズ | - |
ヒミツ | ①早口言葉が得意 |
CV | 吉咲みゆ |
のんびり、ぼんやり、ふんわり系ウマ娘。口数が少なく、ぼーっとしていることが多い。
なにを考えているかわからないと言われがちだが……なにも考えていなかったりもする。
担当トレーナーである桐生院葵の指導のもと、トゥインクル・シリーズでの活躍を目指す。
キャラクター
育成モードでプレイヤーのライバル兼友人となる桐生院葵が、トレーナーとして初めて担当するウマ娘。愛称は「ミーク」。自己主張は控えめで口数も多くはないようだが、少々ユニークな感性をしているらしく、レースシューズからフランスパンを連想したり、水族館で桐生院トレーナーに似ているヒトデを見つけたりしている。
その一方、桐生院トレーナーにダンスの指導を教わった後、窓辺に立って1時間ほど空を見ながら考えている(桐生院トレーナー曰く「イメージトレーニングのようなもの」「昔からの彼女のやり方」)だけでダンスを完璧に踊りきるなど、イメージが出来れば大抵の事は卒無くこなしてしまう才能も持ち合わせている。
一生懸命な桐生院トレーナーに信頼を寄せる一方、大人しさゆえ自分の意見をなかなか口に出せずにいる。桐生院トレーナーの方も「ミークを不安にさせないように」と悩みを抱え込んだり、自分自身の話をあまりしないようにしているため、ややコミュニケーションに関して不足している感がある。担当ウマ娘の育成中に発生するイベントで度々接点を持つことになるプレイヤーは、彼女たちを見守りつつ、お節介で両者の仲を取り持つこととなる。
育成も後半に差し掛かると、勝ちきれないレースが続いている様子の二人の様子が垣間見え、責任感と実力不足で雁字搦めになってしまった桐生院トレーナーを探して、ミークとプレイヤーは彼女が行きそうな場所へ足を運ぶ。そこでミークは初めて、桐生院トレーナーの言葉をはっきりと否定するのだが……。
その後、彼女たちが再びプレイヤーの前に姿を表すのは育成最終試合であるURAファイナルズ決勝。桐生院トレーナーの愛バとして勝ち進んできたハッピーミークが、プレイヤーと担当ウマ娘の前に立ちはだかる熱い展開である。
なお、それ以外でミークが出走するレースは確認されておらず、彼女のウイニングライブを観る機会は1度の育成につき1回あるかどうかである(後述)。
プレイヤーと担当ウマ娘がどのような育成を経ても必ず最終レースに現れるため、その潜在能力を見込んでミークの指導に意欲を示すプレイヤーも散見されるが、中には「ミークは桐生院トレーナーの相棒(であってほしい)」と葛藤する声も…。
紹介ページのURLは「happymik」だが、グッズ等では綴りが「HAPPY MEEK」となっており、競走馬にしてはやや不似合いながら「幸せで大人しい」と訳せる。
外見
珍しい白毛の髪と、先の切り揃えられた尻尾が特徴。おっとりとした印象の垂れ目で、瞳は描き手による解釈によるが、淡いピンク色や琥珀色に描かれることが多い。
右耳に花をかたどったかわいらしい耳飾りを付けており、前髪の髪留めも似たような意匠。
身長は桐生院トレーナーよりも少し高い。
他のモブウマ娘とは違い固有の勝負服がデザインされている(ファイナルズがGⅠ相当の扱いなので勝負服での出走となる)。
白のブラウスに水色のベストとリボン、膝上丈のプリーツスカートは裾に白のラインが入ったベストと同色のもの、その上から膝丈ほどの白いコートを羽織る。スカートの下には同じく白系統のショートパンツが確認できる。足元は白のミドルブーツ、両手にはフリル付きのショートグローブを着用している。
ステージ衣装としても非常に見映えがするのだが、彼女のウイニングライブが見られる楽曲は『うまぴょい伝説』のみ。そしてそれを見られるのは、事実上「URAファイナルズ決勝でハッピーミークが3着以内に入った時」のみである(着外でもバックダンサーとして参加するが、モブ用の衣装になる上にほとんど映らない)。
ハッピーミークはCPU側のウマ娘でありステータスも固定のため、決勝で入着してライブをするかはほぼ運任せ。どれほど育成慣れしていようが運次第では一切見られないということもあり得る。ちなみに歌は収録されておらず、他のモブウマ娘同様ランダムに歌声が割り当てられる。
また、さらに貴重なのはハッピーミークがセンター(=ハッピーミークがURA優勝)のライブ。
プレイヤーの担当ウマ娘が1着以外ならノーマルエンド、優勝すればグッドエンドという最終レース。グッドエンドを目指す以上、プレイヤーは自分の育成ウマ娘が1着になるまで目覚まし時計でコンティニューする。そしてコンティニュー前にライブは鑑賞不可。
最終的にハッピーミークがセンターを務めるためには、「育成され切ったプレイヤー側のウマ娘がURA決勝に進出した上で負け続け、かつ最終コンティニュー時のレースで1着を獲る」という条件を満たさなければならないのだ(勿論、ミークが1着になった際にグッドエンドを諦めてしまえばその限りではない)。
しかし新たに実装されたアオハル杯のURAファイナルズ決勝では、新たに二人のウマ娘が出場し、しかもこの二人の能力が明らかに高い為事実上のハードモードとなっており、ミークはモブウマ娘に毛が生えた程度の空気枠と成り下がってしまっている。
とはいえ「レースに絶対はない」の言葉があるように、ハッピーミークが他の強豪を差しきって1着をもぎ取ることもある。
性能
ステータス・適性
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
C+ | C | C+ | C | C |
543 | 499 | 547 | 474 | 494 |
芝 | ダート | |||
バ場 | A | A | ||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | |
距離 | A | A | A | A |
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | |
脚質 | F | A | A | F |
所持スキル
コーナー巧者〇 | コーナーが得意になり速度がわずかに上がる |
---|---|
コーナー回復〇 | 無駄のないコーナリングで持久力がわずかに回復する |
直線加速 | 直線で加速力がわずかに上がる |
集中力 | スタートが得意になり出遅れる時間がわずかに少なくなる |
ステータスから解るように、弱点らしい弱点が無いのが彼女の特徴。芝でもダートでも距離を問わず好走できるという、競走ウマ娘としてはなかなかの逸材である。
逆を言えばこれと言った長所が無いのも特徴であり欠点でもある。
1st Anniversaryでの性能アップデートにより根性ステータスの重要性が上昇し、特に中長距離においてはフラットにまとまった性能が活かされやすくなった。ゲームを始めたばかりのプレイヤーにとってはなかなかの強敵であり、最初のシナリオ「新設!URAファイナルズ」ではラスボスの立ち位置で登場して戦うことになる。
ちなみに、桐生院トレーナーからトレーナー白書を譲り受けるイベント(「新設!URAファイナルズ」限定)で解放される回復系スキル「鋼の意志」をミークが持っていない点については半ばネタ扱いとなっているが、「白書頼みから脱した桐生院トレーナーの成長の証」と好意的に解釈する声もある(尤も、エラッタ前の「鋼の意志」はレース序盤で上手く抜け出せなかった場合に発動するスキルだった為、追込適性がなくスタート時の出遅れを軽減する「集中力」を持っているミークとシナジーが悪かったのは確かである)。
アオハルシナリオにおいては固有スキルもなければレアスキルもなく、平凡なステータスとして出走して平凡な結果に終わってしまうことがほとんどである。アオハル杯と同時に実装された二人と能力に差があることについては、サポカ無しで単独育成だったためという面白い考察が存在する。
サポカもアオハル魂も無しで全Cまで鍛え上げた桐生院トレーナーの手腕とミークの素質を評価するべきという声もある。
何にせよ、プレイヤーが芝のステイヤーを育てようがダートのスプリンターを育てようが、全く同じステータス、同じスキル構成で育成ウマ娘と同じ部門のURAファイナルズの決勝に顔を出してくるのはよくよく考えると最早異次元の所業に近い。
更に余談だが、上記の仕様と設定上、URAファイナルズの決勝では確実に育成ウマ娘と同じ部門で競り合うにも関わらず、トゥインクルシリーズにおいて一度もプレイヤーの育成するウマ娘と出走レースが被らない(特に出走するレース自体が限られるダート部門や短距離部門)ことをツッコむ声もあるとかないとか。
アニメ版
うまゆるにほぼモブとしてだが登場した。
モデルとなった競走馬について
現実において、ハッピーミークという名の競走馬はアプリリリース時点では実在していなかった(「余談」欄も参照)。
これまでのシリーズに登場した架空の名前のウマ娘は、デザインや名前のイントネーションから元ネタがある程度は推測できるケースが多いが、ハッピーミークに関しては
これだけしか推定する材料がなく、加えて史実に名を残す程の功績を残した競走馬で上記の特徴を持つ馬が存在しない。
ファンの間では日本初の白毛競走馬であるハクタイユー(1979年生、引退後は種牡馬兼北海道の神社で神馬を務めた)や、その5番目の産駒であり、牡馬であるハクホウクン(一貫して大井競馬に所属。1997年12月30日の第1Rで白毛馬としての初勝利を飾り、通算でも32戦3勝を挙げている)、同じく牡馬であり、中央競馬で白毛馬として初勝利を挙げたホワイトベッセル(父親はクロフネで母親は後述のシラユキヒメ。通算で17戦3勝を挙げている)、2008年に白毛馬として初の重賞(地方競馬)制覇(2008年の関東オークス《JpnII》)を成し遂げたユキチャン(先述のホワイトベッセルの全妹。更に活躍したレースは何れもダートレースだが、芝のG1レース秋華賞にも出走)。
2019年に白毛馬として初の重賞(中央競馬)制覇(2019年のレパードステークス《GⅢ》)を成し遂げたハヤヤッコ(此方も牡馬。父親はキングカメハメハ、母親は中央競馬で白毛馬としては初の新馬戦を制したマシュマロ、更には母方の祖父としてクロフネがいる)、2020年から活躍中の現役白毛牝馬ソダシ、あるいはその祖母シラユキヒメなど、色々な元ネタの可能性が挙げていた。
しかし過去の競馬データベースを紐解くと実に興味深いデータが出現する。
「ハッピー」冠の競走馬は1980年代に実在しており、その馬主が「藤田晋」氏なのである。
2021年から競走馬のオーナーに参入した、現サイバーエージェント(=サイゲームスの親会社)社長の藤田晋氏とは当然に別人なのだが、一種のネタとして「ハッピー」冠が選ばれたのでは?という説も急浮上している。
ちなみに「ハッピー」冠を持つ実在の競走馬としては、1984年の短距離戦線整備に乗っかって短距離・マイル戦線で活躍し、GI昇格初年度の安田記念優勝などの戦歴を持つハッピープログレス号(1978年生・2000年没)が比較的有名である。
余談
2022年2月、本物の競走馬として「ハッピーミーク」という馬名が登録された。
父に2018年に史上5頭目の春秋スプリント制覇を果たし同年のJRA賞最優秀短距離馬に選出されたファインニードル、母父にウマ娘でもモチーフとしたキャラが登場しているゼンノロブロイを持つ芦毛の牝馬であり、北海道サマーセールサラブレッド1歳にて572万円で取引されている。
サマーセールの参考映像でのハッピーミーク号
芦毛馬は年齢を重ねるにつれて体毛の白色化が進むという特徴があるため、2022年時点で2歳のハッピーミーク号の馬体は黒っぽい状態になっている。
山口氏は熱心なウマ娘プレーヤーであるようで、ほぼ同時にリトルココン、ビターグラッセも馬名登録している。リトルココン号は父の父、ビターグラッセ号は母父がそれぞれサクラバクシンオーである。さらにビターグラッセ号は父ルーラーシップの母にエアグルーヴを持っている。