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アイザック・マクドゥーガルの編集履歴

2022-10-19 10:04:46 バージョン

アイザック・マクドゥーガル

あいざっくまくどぅーがる

鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMISTの1話(他5、30、35話)に登場するキャラクター。キャラクター原案は荒川弘先生。

概要

CV:山寺宏一


鋼の錬金術師FAに登場する反体制ゲリラの指揮官で、元国家錬金術師

蒸発凝結などの相転移やの弾丸の射出など、水属性錬金術を得意としており、与えられた二つ名は『氷結』。右手に錬成陣を彫った専用のガントレットを装着しており、他にも非常時用に左手の平にも直接錬成陣を彫っている(監督の意向で多種の錬成技術を描かれている)。


単純に相手を氷結したり、凍傷を負わせる事が可能なのは勿論、逆に水を膨張させて水蒸気爆発を起こして周囲を吹き飛ばしたり、人体を破壊する事も可能である。その火力は凄まじく、「焔の錬金術師」であるロイ・マスタングとも真正面から撃ち合える程(そもそも水なのでマスタングとは相性が良い)。錬成に用いる水も水筒の水から水道管や雨水はおろか、自分自身の体内の血液でも可能など液体ならなんでも良いようである。その為に、彼を完全に丸腰にして無力化するのは非常に困難である。

さらに純粋な身体能力や格闘術もエルリック兄弟をあしらい、「剛腕の錬金術師」であるアレックス・ルイ・アームストロングと真っ向から渡り合える程であり、己の血から作った剣や槍を用いて戦う事もできる。


後述する体内の賢者の石の力も用いて、街中に錬成陣を描く事で、セントラル中の水を凍結させて操る事も可能であるなど、凄まじい錬成力も持っており、総じて単体での戦闘力は作中に登場した武闘派錬金術師達の中でもトップレベルである。ホムンクルス達からは人柱候補として目されていた。


人物

過去イシュヴァール殲滅戦に参加するも、国の行った行為から良心の呵責に耐え切れず、戦後国軍を脱退。国家錬金術師の資格も返上して反政府運動に身を投じる。

実は原作漫画でも名前のみ登場しており、単行本15巻のイシュヴァール戦を描く回にて、通信兵が「南区アイザック隊、通信途絶えました!」と報告する場面にて名前が出ており、彼の率いる部隊は、イシュヴァール殲滅戦において行方不明になった事が明かされている。つまり実は彼はアニオリキャラではなく、おそらく原作でも失踪後に反政府側に転身し、アニメと同様の事件を起こして同様の末路を辿ったのだと思われる。


国の行おうとしていた企てをどこまで正しく把握していたかは不明だが、ある程度は把握していたようであり、その道具として使われた事からキング・ブラッドレイを初めとした軍上層部を強く憎んでおり、彼らの抹殺を目的としている。また詳しい経緯は不明だが、過去に軍によって賢者の石の実験台にされていたらしく、ホムンクルスからは人柱候補の一人という事もあって密かに監視されていた。ただし、本人はその事は知らず、自身の体内に賢者の石がある事も知らなかった。


作中では単身セントラルに乗り込んで、各地に錬成陣を描いて力を増幅し、中央司令部を氷漬けにしようと目論んだが、エルリック兄弟やマスタングらの妨害に遭い失敗して逃走する。

しかし最期は、口封じの為に姿を現したブラッドレイ本人と遭遇して即座に襲いかかるも、一瞬にして斬り伏せられて息絶えた(上記の通り、アイザックは軍上層部が行っている事もある程度知っており、体内の賢者の石の件などブラッドレイ側にとっては、エドやマスタング達の手に落ちると都合が悪かった)。体内の賢者の石も、彼の絶命と同時にエネルギーを使い果たして消滅した。

ちなみにこの時点の彼は、既に負傷して消耗した状態だった為に、万全の状態で状況も違っていればもっと善戦できたかもしれない(流石に白兵戦でブラッドレイに勝つのは難しいだろうが)。


結局ブラッドレイに口封じされた事もあって、この時点ではエド達からはあくまで国を荒らすただのテロリストくらいにしか認識されていなかった(彼の「この国が何をしようとしているか知っているのか」という問いにも、彼が賢者の石を持っている事に勘付いたのもあって、エド達は聞く耳を持たなかった)が、後に国の実態に気づいた際には先のアイザックの言葉を想起している。


このように、動き出すのがもう少し遅くて運命が違っていたならば、エドやマスタング達の味方になっていた可能性が高かったキャラクターである。エドのような子供が国家錬金術師をしている事を嘆いて、純粋に善意から忠告をしようとするなど、本来は高潔で真っ当な軍人である事が言動の端々からも窺える。テロを起こしたのも彼なりに国の未来を想っての事である。

加えて物語開始前の時点で、軍の実態や目的にある程度勘付いていたなど、頭も非常に切れる。


このようなキャラクター設定と、原作ではありそうでなかった氷の錬金術師である事や、その高い戦闘力と見栄えの良い能力の数々から、殆どアニメ1話でしかメインでは登場していないにもかかわらず、ファンからの人気や評価は非常に高いキャラクターである。加えて原作者自身が原作で構想していたキャラというのもあって、アニメ1話で退場させたのが勿体ないという声も多い。


関連項目

鋼の錬金術師 国家錬金術師

テロリスト  


ゾルフ・J・キンブリー:元同僚。中央刑務所で脱獄と引き換えに仲間に誘おうとするも蹴られている。彼はイシュヴァール以降は裏でホムンクルス達と繋がっていたので当然だが。

マース・ヒューズ:同じく序盤の時点でホムンクルス達や国が裏で企む計画に勘付いてしまい、ホムンクルス達によって口封じされてしまった人物。

ティム・マルコー:同じくイシュヴァール戦の際に自身が行った事に耐え切れず、戦後に軍から脱走した人物。さらに序盤の時点でホムンクルス達や国が裏で企む計画にもある程度は辿り着いており、一方でホムンクルス側からは人柱候補と目されて監視されていたなど共通点が多い。

スカーの兄:同じく物語開始前にホムンクルスの計画に辿り着いていた人物。

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