概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』における主人公ジョルノ・ジョバァーナと、悪の限界のない男チョコラータとの決戦シーンでの出来事。またはブローノ・ブチャラティと、チョコラータにペットの様に従っていたセッコとの決戦シーンでの出来事を指す。
チョコラータとセッコ、両名とも戦闘不能と同時に「燃えるごみは月・水・金」と記述された看板を張りつけるゴミ収集車に回収されていった。
詳細
ジョルノvsチョコラータ
自分の快楽のため無関係な一般市民を巻き添えにし続けたチョコラータに対し、ジョルノの怒りが爆発、チョコラータに向けてゴールド・エクスペリエンスによる単行本7ページ半(ジャンプ連載された際は5ページ、アニメ版は約30秒)に渡る122連発無駄無駄ラッシュを放つ。
怒涛の無駄無駄ラッシュを受けたチョコラータは「ヤッダーバァアァァァァアアアアア」と断末魔を叫びながら殴り飛ばされ、ちょうど下に停車していたゴミ収集車の投入口に叩き込まれて果てる末路を辿った。
その収集車に貼られていた看板に記されていたのが、本記事のタイトルである一文だった。
ジョルノとチョコラータの戦いに関しては「少年漫画史でも類を見ないチョコラータの凶悪さ」「優劣が間髪なく入れ替わり続けるギリギリの頭脳戦」「ボス戦でも及ばないジョジョ史上最長の無駄無駄122連発」とインパクトのある描写が連続しており、それを締めくくったのがこのパワーワードだったのである。
原作では静止した投入口へ叩き込まれただけのようにも見えるが、アニメ版では原作では描かれなかったオリジナル要素として、収集車が作動し(死にたての)チョコラータを丁寧に内部へ収納するという追い打ちを加えている。
こうして、少年漫画史に残る月水金ならぬ「ゲッスい菌」は『燃えるゴミ』として処理されたのである。
しかし、作中のローマはチョコラータのスタンド能力で人体を朽ちさせる殺人カビが猛威を振るう大パニックの最中だったはずであり(ジョルノたちが怒りを爆発させたのもこのため)、そんな状況下でどうやって一般市民であるゴミ収集車の作業員が働いてたのかは不明。
ブチャラティvsセッコ
セッコのスタンドの地面を泥状にする能力に苦戦していたブチャラティが機転を利かして、泥化した石畳に沈んだ自動車のタイヤをパンクさせその衝撃波でセッコの聴力を奪った。
その後、地上に逃げたセッコは近くにいたドッピオ少年(パッショーネのボスであるディアボロのもう一つの人格)を人質に取り彼を泥化すると脅したが、ブチャラティはジッパー能力でドッピオをすり抜けつつ、セッコの手とノドを液状化させる形で接合した。
パニックになったセッコは能力を解除しようと藻掻いたが、バランスを崩し、すぐ側に停車した上記のゴミ収集車の投入口へと転落してしまい、チョコラータと仲良く『燃えるゴミ』として運ばれて行った。
アニメ版では、同じく収集車の内部に入れられた直後、チョコラータ(の死体)を発見したのか彼の名前を呼んでいる。
その声はどこか縋る様な喜ぶような声であり、何だかんだ言ってもチョコラータへの情を捨てきれていなかった心中を察する描写となっている(あるいはこんな状態になったら、切り捨てた者でも頼る図々しさとも)。
余談
アニメ版では文字がイタリア語に置き換えられているため、「Rifiuti generici Lun,Mer,Ven」とイタリア語で書かれた上で字幕が振られて登場している。
これを思い出した人もいるかもしれない。
またボキャブラ天国では、燃えるゴミを指定された曜日(月・水・金)以外に出そうとしたところ菅井きんに怒られる「月・水・金⇒げっ、菅井きん」というネタがあった。
なお作中描写からこの闘いの翌日は4月6日。なのでこの戦いがあったのは4月5日。
ちなみに2001年4月5日は木曜日、つまり燃えるゴミの日ではなかったというオチが付いている。