概要
木製バット(希に金属バットの場合も)に釘を多数打ち込むことにより、攻撃目標に打撲のみならず刺傷や裂傷を負わせることを企図した打撃用武器のひとつである。
迫力を出すために有刺鉄線を巻き付ける事もある。
不良漫画によく登場する。 ※現実に人を殴ってはいけません。
扱いにある程度の技術を要する刃物以外の武器が一般に手に入りにくい現代において、割りと安価で容易に用意できるのも魅力の一つである。
ただ、釘の頭部が殴った対象に埋没し抜けにくくなる、バットは乾燥した木材なので釘を打つと割れることがあるなどのデメリットもある。
そうでなくても、突出した部分で傷つけようものなら、傷口から感染症や破傷風を引き起こして、最悪死亡するに至る可能性すらある。
日常の手入れを怠っていたり、返り血などで釘が錆びていれば、更に危険性が高まる。
言うまでもなく立派な凶器であり、所持していた場合それだけで逮捕される。
ゲームやマンガなどでは見られないが、殺傷力の更なる向上やデメリットの項で述べた釘の埋没の問題を解決するために、頭部を切り落としヤスリで磨いて尖らせたマスという武器もある。
また、日本における野球のルールである公認野球規則6.03a(5)の解釈において、不正な改造・加工であり、打者が競技に使用してはならないバットの一つとして釘を打ちつけたものをあげている。
登場作品・使用キャラクター
- クラウド・ストライフ:ファイナルファンタジーVIIにおいて釘バットがクラウドの武器として登場している。マテリア穴が無いものの、攻撃力が非常に高いネタ武器である。後のDFFやFFBにもネタ武器として登場している。
- ポプ子
- チュアチュリー・パンランチ:設定画で釘バットを持っていることが発覚。
- 零崎軋識:釘バット「愚神礼讃」を武器にする殺人鬼。ただし、彼の釘バットはバット部分含めて総金属製。
- 龍が如く:バット系の武器として使用。あるイベントではプロ野球の関係者が主人公の桐生一馬に頼みを聞いてくれたお礼にこれを渡す。なんでそんなもの持っている?
- クルミ(モナ・リザの戯言)