タマネギ
たまねぎ
タマネギとは、野菜の一種。
🧅解説
タマネギは、古典的な分類では単子葉植物綱ユリ科、現行のAPG分類体系においてはネギ科を経てヒガンバナ科に属する植物。
地下に埋まった鱗茎(りんけい、茎の一部が変形したもの)を野菜として食用とする。 生食したときの辛味と、加熱した際の甘みが魅力的な野菜。香辛料としても用いる。
皮を剥いたり包丁で切ったりすると涙が出る事で有名。これはタマネギの細胞組織が押しつぶされて中に含まれるアリルプロピオンが飛び散り、硫化アリルか気化して鼻の粘膜を刺激することによるものである。目も刺激する事はするが、影響の大部分は鼻であり、ゴーグルや眼鏡などより洗濯ばさみの方が有効な対策であるほか、鋭い包丁を用いれば細胞組織の破壊が抑えられ、刺激も抑えられる。
他のネギ類と同様、アリインなどの硫化アリルを豊富に含み、発汗促進、動脈硬化の予防、免疫機能の向上、がんの予防などの薬理作用が期待できる。ただし、硫化アリル類を代謝できるのは人間を含むサル類だけであり、犬や猫などの動物には有毒。加熱すれば量は減るが、完全に無くなるわけではない。量によっては死んでしまうことがあるので、絶対に与えてはいけない。