概要
ソフトバンクロボティクスとフランスのアルデバランロボティクスが共同開発した人型ロボット。
世界初の感情認識ロボットにして、世界初の人型ロボットである。
生産は中国の工場で行った。
人工知能により、人間との会話を通じて人間の感情を理解し、周囲の状況に応じて自らの感情表現を行うのが特徴。
インターネット経由でデータセンターに会話データを蓄積してビッグデータ分析を行い、クラウドと人工知能を組み合わせ、より適切で人間らしい応対ができるようになっている。
構想段階では二足歩行させる案もあったが、見送られた。
2014年に発表し、翌2015年に一般向けの販売を開始。
人型ロボットが生活に溶け込むという新時代を予感させるPepperの話題性は高く、初回ロットは僅か1分で完売した。
ソフトバンクの店舗に多数設置されたのをはじめ、家電量販店、観光案内所、大規模イベント、はま寿司等でも広告塔として持て囃された。
しかし、人型ロボットの先駆者だけに信頼性が低かったこと、高価な割に話題性が薄れるのが早かったこと、更に人工知能の目覚ましい進化によりすぐに時代にそぐわなくなってしまい、撤去が相次いだ。
そして、2020年には生産を停止。理由は「在庫が十分に確保できたため」としている。
姿を消したPepperの一部は、ヤフオク!やメルカリを通じて二束三文で転売される末路をたどった。
亜種?
Telexistence Model-T(モデルティー)
auとTelexistence株式会社の共同開発した人型ロボット。技術・VR・通信・クラウド・ハプティクスを活用した空間を超える遠隔操作技術を用いている。
- 「ペッパーから優しさを全部取り除いたみたいなやつ」
- 「人類に逆らいそう」
- 「目が赤くなって人類に逆らいそう」
など、あまりネットからの良い評価が無い。