前会長にして元凶の気まぐれ小説家
「―アクセントが違う。塩ではなく詩桜だ。確かに私は塩対応だとよく言われるが。」
「私は自分の才能が怖い。耳掃除の天才と言ってもいいだろう。」
プロフィール
概要
まどそふとのゲーム『ハミダシクリエイティブ』及び『ハミダシクリエイティブ凸』のキャラクターであり、攻略可能なメインヒロインの一人である。
和泉智宏が通う学園の生徒会長であったが、突然、行方不明になる。智宏が生徒会長となるきっかけを作った全ての元凶であり、後述の通り、初対面が最悪だったことや、生徒会引継ぎ時のゴタゴタが原因で、智宏・常磐華乃との間に因縁がある。特に、華乃は彼女を敵対視している節がある。
ファンクラブが出来る程の実力とカリスマ性を兼ね備えるが、任期中に「仕事もこなせない凡人」というだけで他の生徒会役員全員を解任する、趣味に人間観察が含まれるなど、公式サイトに「性根はねじれている」と書かれている通り、その性格は傲岸不遜、唯我独尊である。また、「わざわざ通う理由がない」というだけで最低出席日数以上に登校しないなど、自分本位な一面も見られる。
一人で旅や釣りに出かけることがあり、護身術としてプロレス技を習得している。小泉妃愛のファンであり、シングル曲をコンプリートしている。しかし、新参者のようで、妃愛の出演するアニメまでは追い切れていない。
小説家であり、「星しをん」のペンネームでいくつもの小説を執筆している。インタビューや彼女自身の経験に基づく緻密な描写が評判を呼び、執筆した作品は軒並みヒット作となっている。もっぱら純文学作品を書いているが、ルート次第では、ライトノベルに手を出すようになる。ツブヤッキーのフォロワー数は8万人おり、錦あすみも彼女のファンである。
実は、彼女が行方不明になり、連絡が取れなくなっていたのは、学園からの電話を着信拒否にした上で、無断で四国へ取材に行ったためである。このような事に及んだのは、「生徒会長に飽きた」のと、「突然、生徒会長がいなくなったら、学校はどうなるのかを見たかった」からである。
初対面の際、彼女を訪ねてきた智宏にいきなりプロレス技をかける、上から目線で応対する、生徒会長就任の経緯を笑う、自身の行為を棚上げにするなどの行為をしたため、智宏からは良い感情を抱かれていない。また、生徒会の引継ぎ作業においても、厳しい態度で臨み、アドバイスをしない、公衆の面前で無茶振りをするなどといった半ば嫌がらせに近い事をしてくることも。このような横柄な態度に華乃は反発し、敵対心を抱かれている。最も、生徒会と交流していくにつれて、生徒会役員に対する評価を改め、態度を軟化していった。また、自身の自身のミスで生徒会に迷惑がかかった際には、星しをんの知名度を利用してまでミスをフォローするようになっていった。
彼女に反発した智宏が、彼女の太ももの太さを揶揄して三浦大根を始めとする大根ネタでいじってくることがあるが、本人はそれを不本意だと感じているようで、プロレス技などで智宏に報復している。また、その名字から、歴史ネタでいじられることも気にしている。
関連イラスト
関連タグ
まどそふと ハミダシクリエイティブ ハミダシクリエイティブ凸
【警告】
この先、ハミダシクリエイティブ及びハミダシクリエイティブ凸の重大なネタバレが含まれます。
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生徒会交代の真相
実は、彼女が行方不明になったのは生徒会長に飽き、取材に行き、そのついでで学園の反応を見たかっただけでは無かった。和泉兄妹の事を認知しており、智宏を生徒会長に就任させる口実を作るために四国へ行ったのだ。
多忙で学校に通えず、友達が少ない妃愛を心配したマネージャーが妃愛を通学させるべく、教師の和泉里と共謀し、智宏を利用して兄妹を生徒会に入れさせ、出席日数の便宜を図ろうとした。ところが、智宏の情報を聞いた詩桜は彼を「ダメ人間」と断じ、役員の登用を断った。それだけでなく、妃愛に対しても、「仕事をこなせなければクビ」と宣言した。
交渉が難航する中、詩桜は生徒会長を智宏に押し付け、自発的に生徒会長をやらせる案を出し、マネージャーと里もそれを了承。詩桜は生徒会長交代の口実を作るために、学校に連絡を入れないまま四国へ行った。詩桜がこのような案を出したのは、単に生徒会長に飽きただけでなく、智宏に対する嫌がらせのためである。
詩桜が行方不明になった後、里は智宏を生徒会長にすべく、学園の上役に根回しして生徒会長くじ引きを開催させ、意図的に智宏が当たりくじを引くように仕向けた。
つまり、物語の発端となった生徒会長就任劇は茶番であった。初めから次の生徒会長は和泉智宏に決まっていたも同然であり、くじ引きは出来レースであったのだ。
このように、大スキャンダルになりかねない経緯から、智宏に知らされるまで、事の真相を全て知っているのは妃愛のマネージャー、里と詩桜しかいなかった。上述のように、智宏は利用される形となったが、妃愛が通学するようなったことなどから、彼は里達に感謝をしている。