概要
ダイレンジャー初期メンバーの共通装備の1つ。
初出は第13話で、その名の通りチャクラムや圈(風火輪とも称される中国の武器の一種)を思わせる、輪形の刃が特徴の刀剣である。
開発者は天風星・リンの「おじいちゃん」こと老道士・虞翻で、作中でもダイレンジャーに先んじて大輪剣を使用。とするリュウレンジャーとテンマレンジャーが歌舞伎小僧に取りつかれていた警備員を倒そうとした際、これを止めるべく不意打ちで投擲するのに用いた他、リンのマンションを訪れた際には包丁代わりに野菜を刻んでみせるという、ちょっとした応用ぶりも見せている。
各人に二個一組配備されており、グリップを握って直接相手を切りつけたり、投擲武器としても用いることが可能で、投げつけた後はブーメランのように持ち主の手元へと戻ってくるなど、遠近両方に対応した武器となっている。さらに、ダイレンロッドのアタッチメントであるヤイバーも装着することができる。
作中では多くは描写されなかった(※)ものの、スチール写真や玩具パッケージでは大輪剣を2つ同時に手にした状態や、そのうちの片方にヤイバーを装備した状態での使用例も示されている。
気力を込めることで巨大な城壁すら切り裂くほどの威力を発揮し、この状態で大輪剣を超スピードで飛ばし、敵に直撃させる「大輪剣・気力シュート」は必殺技にも相当する。
基本的には全員が揃って使用する技であるが、回によっては単独で放つこともある他、応用技としてヤイバーを装着した状態でキリンレンジャーが放った「天時星・大輪シュート」も存在する。
(※ その数少ない二刀流での使用例としては、第16話でのテンマレンジャーとホウオウレンジャー、第34話でのリュウレンジャーが挙げられる)
関連タグ
シンケンマル キュースラッシャー:いずれも大輪剣と同様に、作中で包丁代わりに使われた戦隊武器の後輩たち
暴走戦隊ゾクレンジャー:『激走戦隊カーレンジャー』に登場する悪の戦隊。メンバーの一人であるゾクイエローの手持ち武器「ゾクレンナックル」の流用元が、大輪剣であるとの指摘もある。
キウイ撃輪:『仮面ライダー鎧武』に登場するライダーウェポンの一つ。円形状の刃を持ち、中華要素を含んだライダーによって斬撃や投擲に活用されるなど、大輪剣との共通項を複数有する
宇宙魔神ダイケンゴー:テレビ朝日系列で放送されたロボットアニメの一つで、主役ロボであるダイケンゴーの必殺技の一つに「回転大輪剣」が存在する。時系列上では同作の方が15年ほど発表が早い
スーパー戦隊追加武器