ミッドナイト(僕のヒーローアカデミア)
みっどないと
『そういう青臭い話はさァ… 好 み!!!』
『そう鼻でも口でも… 一呼吸しちゃえばあなたは終わる』
プロフィール
敵を眠らす魅惑の香り 直視しづらいギリギリヒーロー!!
弱者を精神的に揺さぶるスーパーサディスト
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
概要
雄英高校教師の一人で、担当科目は近代ヒーロー美術史。
人物
SM嬢のような過激なコスチュームに身を包む長身でナイスバディな美女。普段はSMマスクを着用しているが、プライベートは眼鏡を掛けている。
素肌のように見える部分は肌色(アニメ版では白色、3DS版『バトル・フォー・オール』では薄いピンク)超極薄タイツに覆われ、個性発動時には破いて眠り香を放つ。
18禁ヒーローなのに高校教師でいいのか?『いい!』
その外見からは想像し難いが、意外にも青春チックな熱い行動を好む熱血教師であり、優しく面倒見が良い性格で、生徒達からも好かれている。
しかし同時に「熱血フェチ」とも言うべき一面も持っており、時折青春を謳歌する生徒達に対してアブナイ視線を向けることも。
デビュー当時、そのコスチュームが話題となり、それを機に国が『コスチュームの露出における規定法』を制定する事になったという逸話がある。彼女もまたヒーロー業界の生ける伝説と言えるかもしれない。
なおこの件に関して、本人は「個性使用の際に衣服が邪魔になる。必要を求めた結果セクシーという評価に繋がった」等と供述しているが、真意の程は定かではない。
ゲーム『One's Justice2』のDLCで参戦した際には衣装が胸部を隠すようになっている。タイツ着用とはいえ露出はマズかったと思われる。
個性
個性は『眠り香』。
自身の肌から放たれる香りによって、吸い込んだ周囲の者を眠らせる。嗅いだ時点でアウトという単純でありながら極めて強力な個性。相手を傷つけることなく制圧できるほか、自然風や後述のサポートアイテムにより広範囲に展開できるなど対人戦では非常に有用。
男女ともに効果があるが、女性よりも男性の方が効果が効きやすい。
サポートアイテムはムチ型の武器「アイノムチ」とジュリアナ扇子型の武器「ジュリセン」。
どちらも体から出る眠り香を付着させ、狙った箇所にピンポイントで飛ばすことができる。
なおこれらについては、単行本幕間にて遂に本人が「趣味」であることを自白した。『やっぱギリギリだぜミッドナイト!』
必殺技
- スリーピーホロウ
相手を眠らせ戦闘不能にする。
活躍
USJ襲撃の際は、飯田の伝達によって敵連合の襲撃を知った多くの教師たちと駆け付けた。
雄英体育祭では1年生ステージ主審を務めた。
その後、職場体験前のヒーロー名考案の授業では、相澤先生に代わって生徒達へのアドバイスを引き受けた。
期末試験では瀬呂、峰田を担当し、個性を駆使して瀬呂を早々に脱落させると共に、峰田を追い詰めたが、ミッションクリアされた。
両者との個性の相性や試験の達成条件の関係もあり、リカバリーガールからは、「オールマイト、プレゼント・マイク、セメントスと並んで特に試験の難易度が高い」と評された。
翌年の春には他のプロヒーロー達と共に、超常解放戦線との総力戦に参加したが…
教師側のフォロー役を担っており、オールマイトを慰めたりと優しく気配り上手。
しかし密かに校内を回り生徒の青春展開を発見すると教師としてあるまじき行動を起こす。
実際に半泣きの爆豪を盗撮して家で再生し愉しんでいた。
相澤、山田らと同じく雄英高校の卒業生であり、彼らの1学年先輩にあたる。
高校生の時から過激な露出をするヒーローコスチュームであり、本人は「1年後には日本の常識が変わる」と自信満々であったが、この1年後に「ヒーローコスチュームにおける露出についての規定法案」の審議が開始された。本人曰く「早すぎたか~」
余談
- 本作の企画当初は1年A組担任だったが、キャラクターデザインの関係から相澤に変更された。
- 完全に眠らせずに意識朦朧とさせて甚振る悪い癖も…。その噂を聞きつけ、甚振られたい敵も現れることも…。
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ネタバレ注意
芦戸の未来に託して・・・
舞台は超常解放戦線とヒーローの全面抗争に発展した大規模制圧作戦。
群訝山荘で多数の解放戦士を眠り香で無力化させる。
だが、蛇腔病院の方で死柄木弔が目覚めたことで動き出したギガントマキアを止めるべく、シンリンカムイにおぶってもらい眠り香で止めようと接近する。
しかしマキアの背中にヴィラン連合のメンバーが居ることを知らず、荼毘の炎でシンリンカムイと分断され、自身はMr.コンプレスが圧縮した瓦礫に直撃、高所から落下して負傷する。
294話で通信で八百万にマキアを止めるための麻酔薬を作ってヒーローに渡すかその場から避難するように指示を出した直後、VIOLETの隊長補佐(ガスマスクの男)と戦う姿を最後に、読者からは彼女の安否を心配されていた。
全面戦争終結後、296話で芦戸が握っている“誰かの手”に見覚えのある手錠が掛けられていたこと、号泣する芦戸と切島、八百万、呆然とする砂藤という描写が描かれる。
そしてとどめに、彼女がつけていたマスクのみが地面に落ちているのが映され、その後の死亡者リストとみられるヒーローが並んだページに彼女がいたことで死亡が確認された。
アニメ版では現実を受け入れたくない各キャラのセリフや、実の絶望するシーンも描かれ、より悲壮なシーンに仕上がっている。
これまでにも主要キャラと近しいヒーローやトップ10に入るヒーローの死が描かれてきたが、それ以外の場面では名前のないエキストラ程度のヒーロー達の犠牲に留まっていた。そんな中、物語の初期から助演として活躍し、主人公たちとも親交の深いヒーローとしては彼女が唯一の死亡者であり、ファンに大きな衝撃を与えた。