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編集者:zinga
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連邦政府閣僚各位に申し上げる。わたしは、マフティー・エリンだ

CV:柴本浩行(SDガンダム Gジェネレーションスピリッツ)/新祐樹(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ)

概要

この記事で紹介するかぼちゃマスクとは、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (上)』で主人公のハサウェイ・ノア、ヒロインのギギ・アンダルシア達特権階級の人間が乗るハウンゼンを乗っ取った者達の中で、マフティー・エリンを名乗った男性を指す。

原作小説やGジェネレーションシリーズでの呼称はハイジャッカー

ハイジャッカーはマフティー・ナビーユ・エリンではなく、オーストラリア北部の街に集い始めている不穏分子オエンベリ軍の一派にしか過ぎなかった。

彼のトレードマークとなっているかぼちゃマスクだが、1989年刊行のサンライズ公式作品である小説版では、挿絵において上半身を毛布で隠されたアングルが映し出されたのみで、どんな造形のかぼちゃマスクを被っているかは確認不能であった。

明確に描かれたのは、2000年に発売されたサンライズ準公式作品であるゲーム作品「SDガンダム GGENERATION-F」でのバストアップ絵が初となる。

2021年に公開されたサンライズ公式作品である劇場用アニメでは、初めて等身大のシルエットが描かれた。こちらでは新しく設定が為されたマフティーのマークが、かぼちゃマスクに描き加えられている。YouTube上で、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒(Aパート)【5月21日(金)全国ロードショー】』が公開されると、その部分でしか出番が無いにもかかわらず、視聴者に強烈な印象を残す事となった。

エンドロールでは、ハイジャック犯と表記されており、Amazonprimeなどのサブスクサービス内の字幕表示は「ハイジャック犯A」であった。

劇中での行動

  • 小説版・漫画版

ベース・ジャバーでハウンゼンに接触し、搭乗。ハイジャックに及ぶ。

小型のマシンガンで武装したハイジャッカー達はハウンゼンを制圧。

かぼちゃマスクは自らを「マフティー・エリン」と名乗り、ハイジャックの目的が連邦政府からの身代金だと説明する。

機内を制圧し、乗客に喋らないように求めたが、そこに空気を読まず質問した保健衛生大臣ハイラム・メッシャーに腹を立て、即座にハイラムを射殺した。

その後、乗客名簿を使いながら点呼を行う。

その際にハウンゼンに乗り合わせていたハサウェイの名前を聞くと、彼の正体が本物のマフティー・ナビーユ・エリンだとは知らなかったが、反軍、反思想の持ち主だとは知っており、好意的な反応を示した。(「今は人質になってもらう」と明言している為、身代金回収後にハサウェイを仲間に引き入れるつもりだったと思われる。)

そして、仲間へケネス・スレッグ大佐の両手を縛るよう命じるのだった。

ハイラムの遺体処理を乗客に求め、それに立候補したパーサーの青年とハサウェイが遺体を毛布で包む作業の一部始終を見届けている。

ハサウェイに「やったな」と咎められるも「仕方なかった」と弁明。

しかし全く反省などしておらず、直後にハイラムの妻が「死んだ方がマシ(意訳)」と泣き叫んだ際「俺たちは比喩的な表現は嫌いでね」とハイラムの妻も射殺した。

ハサウェイは「貴様ッ!」と怒りを示すがかぼちゃマスクは「何だよ⁈」とハサウェイを威嚇。

しかし、ギギ・アンダルシア偽物だと看破され、それに気を取られたかぼちゃマスクは、ハサウェイに顎へアッパーカットを入れられ、ノックダウンされた。

その後、ハウンゼンはハサウェイやケネスの活躍により奪還されてしまった。

アニメ版での変更点

こちらでは、ハイジャックに用いる機体がギャプランに変更されている。

ハイラムを射殺する部分などおおまかには小説版の行動をなぞっているが、最後はケネスから取り上げ腰ベルトに挟み込んでいた銃をハサウェイに撃たれ、大腿部を負傷した。

その後、他のハイジャッカー達と同様にマスクを剥がされ、ケネスら連邦軍に逮捕されている。

アニメ化後のインターネット上での反響

YouTube上で『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒(Aパート)【5月21日(金)全国ロードショー】』が公開されると、動画に自動で生成される字幕に「神経が苛立つ!」の部分が「陰茎が苛立つ!」という卑猥な単語に誤変換されてしまった。

そのスクリーンショットがTwitterに転載された事でバズり、彼はネタキャラへの変貌を遂げる事になる。

更にYoutubeとニコニコ動画でしらとり氏が、ギギ・アンダルシア「やっちゃいなよ!そんな偽物なんか!」のタイトルで、劇場版の主題歌である[Alexandros]の「閃光」を流しながら、海外では有名なmemeの『The Pumpkin Dance』のダンスを高速で再生するというMADが投稿されたことで、一躍連邦に反省を促すダンスというネットミームとして定着した。

そういった反響を受けて2021年6月18日、Twitterの劇場用アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公式アカウントでは、同作の監督である村瀬修功氏がかぼちゃマスクのコスプレを行うなどの反応が見られた。

グッズ

2021年10月下旬、ハロウィンを間近に控えた某日、かぼちゃマスク他ハイジャック犯の着ていた緑のジャケットがコスパより発売決定。2022年2月中旬より販売中。

そして同じくコスパより、なんとカボチャマスク柄のTシャツが予約受付中。

これを着て是非連邦に反省を促すダンスを踊ってみてはいかがだろうか?

更にハロウィンの10月31日に、閃光のハサウェイの作画監督の寺岡厳氏による、カボチャマスクがセンターを飾る特別イラストがTwitterにて公開された。

また、劇場版でかぼちゃマスクことハイジャック犯役を演じた新祐樹氏による、閃光のハサウェイの見所の解説が掲載されるなど、とても冒頭でやられたモブとは思えない好待遇ぷり。

まさに公式が最大手で作品に興味がないにもかかわらずこいつだけは知っていると言う人も珍しくない。

スタッフも上記のように悪逆非道の限りを尽くしたモブの小悪党ここまでの人気キャラになるとは思ってもみなかっただろう……。

関連タグ

閃光のハサウェイ テロリスト ハイジャック

模倣犯 偽者

神経が苛立つ/陰茎が苛立つ

ハロウィンの花嫁:似たような風貌の人物が登場したため、一部でネタにされている。

蛇女ラブコフ:ネタバレとなるが、風貌が似ているのでよくネタにされている。

仮面ライダーパンクジャック:同上。エントリーフォームが特に(実際は『The Pumpkin Dance』を踊る人に)よく似ているため、次回予告で登場するやいなやネタにされることになった。

バトルスピリッツ:コラボブースター『魔女の切り札』にネクサスのカードとして収録された。

編集者:zinga
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