CV︰伊藤美来
スーツアクター:宇佐美紗風
概要
『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』において、マスコット、もしくはゆるキャラじみた姿だった悪魔ラブコフが、人型の怪人体に成長(?)した姿。
元々、ラブコフは前例もあって「やがて成長して豹変してしまうのでは?」と危惧する声もあった(ギフの影響で暴走したり、アギレラの件でさくらに反抗した事があるのだが)。また、それと同時に人間態の登場を予想するファンも一定数存在しており、ファンが想像して描いたイラストも仮面ライダージャンヌやラブコフのデザインを擬人化したようなデザインであった。
しかし、2022年6月24日に公開された予告編で明らかになった姿は…
·······おまえなんなんだよ!!!?
外見
上記のイラストの通り、人の頭にラブコフの被り物(?)が被せられているあまりにも衝撃的な姿。そのインパクトのせいで、ファンからの復活を熱く望まれ、満を持して再登場したカゲロウ/仮面ライダーエビルが霞む程であった。まさに「なんだこれは!?」である。
実際、普段のラブコフと比較してもかなりの頭身差があり、明らかに普段のラブコフにあったかわいさが半減している。
人物(?)像
普段のラブコフとは打って変わって妖麗な雰囲気を醸し出し、着ぐるみのような姿の時に見せた穏やか(?)で可愛らしい性格は消え失せ、宿主であったさくらに容赦のない攻撃を仕掛けるなど残忍な性格になっている。しかも、人型になったことで身体能力が明らかに向上しており、宿主のさくらを圧倒した。
ただ、さくらの内部にいた時のように流暢に喋っていたかと思ったら普段のラブコフと変わらない喋り方の時もあったため、容姿も相まって他人を痛ぶることに快感を覚える悪女の様に見える反面、一種のシリアスな笑いも引き起こしている。
活躍
「あら〜? 美味しそうな人間の匂いがするラブ〜」
さくら「ラブ、ちゃん……? 怖いんですけど……」
アヅマ/仮面ライダーダイモンの「トライキメラエッジ」によって実体化し、暴走する形で変化し誕生。宿主のさくらを執拗に追い詰め、気絶させた。その後も暴走状態が続いていたが、ある人物が起こした奇跡の力によって暴走は収まり、普段のラブコフに戻った。
余談
- この姿が公開された直後に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の登場人物である「かぼちゃマスク」を彷彿させるような見た目から「ラブコフマスク」と呼ばれる羽目になり、「連邦に反省を促すダンス」をもじった「五十嵐家に反省を促すラブコフ」というネタが発生する事態となった。因みにそのかぼちゃマスクは、作中にてラブコフにクズ呼ばわりされてもおかしくない悪行を行なっており、『バトルファミリア』でもアヅマらによって同様の悪行が行われている。
- なお、以前ラブコフは自身の宿主が変身したジャンヌとライブ、リバイスvsカメレオン・デッドマンの戦いに興奮する五十嵐幸実に、思わず興奮して上げた拳で殴られてコブができるという経験をしたことがあり、 そう言った点ではあながちこの反省を促すネタも間違っていない···のかもしれない。
- ちなみに、『閃光のハサウェイ』の主題歌「閃光」を担当したAlexandrosのボーカル・川上洋平は、前作にてop曲を東京スカパラダイスオーケストラとともに担当していた。
- この衝撃的な姿には、さすがに中の人も困惑したようで、「まず見た目が全く違ったので声や演技もガラッと変えました。悪役感や大人っぽさも意識して喋りました。・・・喋りました!!」「私自身演じていて心苦しいシーンもありましたが、新しいラブコフをお届けできるのではないかと思います。観てくれる皆さんが悲しく怖くなるくらい悪いラブコフを心掛けて演じたので、是非楽しみにしてもらえたら嬉しいです。」とコメントしている。そりゃ困惑して当然である…。
関連タグ
蛇姫メドウサ、ヘビ女、ヘビンガー、ゴ・ベミウ・ギ、アングィス・フェミネウス、サーペントアンデッド:過去のライダーシリーズの女性蛇怪人達。
メディック:場面写真のポーズがどこかそっくり。また、偶然にもメディックが変身するメディック・ロイミュードの素体はロイミュード(コブラ型)である。
五条一葉/スクリーム・ドーパント:中の人が『リバイス』終了後に放送されているアニメ『風都探偵』で演じる似たようなキャラ。