ラブコフ(仮面ライダーリバイス)
らぶこふ
『仮面ライダーリバイス』に登場する悪魔の1体。自分の弱さと向き合った五十嵐家の長女、五十嵐さくらが顕現させた。
第11話で紫のもやのような影として登場し、第12話にてバイス同様さくらの体から伸びる形で登場。変身を試みるも中々上手く行かず、諦め掛けて泣き出してしまったさくらの前に現れ、「ラブ~」と励まし(?)の言葉をかけた。
完全な形での人語は喋れず、「コブ」、「ラブ~」と言う言葉を連呼する中に別の単語が混じる程度(イテッ(痛て)等)。ただしさくら内部の精神世界では普通に人語を喋っている。
「ラブコフ」の名前はその喋り方から、「Love+コブラ」と言う形でバイスが命名した。
普段は宿主のさくらかバイスなど同じ悪魔にしか視認出来ず、仮面ライダージャンヌへの変身と同時に実体化する。
性別は後述の公式の説明や2024年1月31日に追加された仮面ライダー図鑑の説明文の内容から宿主のさくらと同じく女の子である模様。
ジャバ・ザ・ハットの様な太めのヘビ人間体型で、大きさは12歳の子供くらい。まん丸だが決してツチノコでは無い。
カラーリングはジャンヌと同じく青と黄色。漫画じみた優しい顔をしたコブラの口の中に、黄色く鋭めな本来の目がある着ぐるみ風で、コブラの舌が前髪にも見える秀逸なデザイン。(なお、『リバイス』第26~28・45・46話の監督を担当した石田秀範は、当初本来の目の位置をコブラの方の目だと勘違いしていたらしく、撮影中にさくら役の井本彩花に「どこ見てるんだ!」と怒鳴ったが、直後にスタッフから本来の目の位置を知らされた際、少し照れ気味で謝罪したという。そのため、制作陣であっても初見の人にとってはなかなかわかりづらいといえる)。
身体の質感もぬいぐるみその物で、各部には縫い目まであり、ドラえもんの様な腕もその印象を強めている。縫い目の意匠については仮面ライダーバイスの各種装甲にも同様の物がある辺り、そのまま実体化した悪魔共通の特徴かもしれない。
またお腹の辺りにポシェットらしき物を付けていて、第31話ではこの中に(ゲノムチェンジ用の)バイスタンプが保管されている事が明らかになった。
当初は黒い靄の様な姿をしていたが、コブラゲノムの影響でこの様な姿になったのか単純に本来の姿なのかどうかは不明。
変身前の状態からこの姿であり、同じく変身すると実体化出来るタイプのバイスとは真逆。
作中に登場する悪魔にしては珍しく温和な性格で、行動原理は好奇心旺盛な幼い子供その物。
コブラよろしく足が無いにしては恐ろしい速度で動き回り、チョロチョロと落ち着きが無い。
バイスやカゲロウと異なり、宿主=さくらとの関係も最初から良好であり、彼女からは「ラブちゃん」と呼ばれ優秀な話し相手として扱われている他、ラブコフ自身も泣いているさくらの涙を拭ったり、彼女が攻撃を受けた際には「さくら〜…」と心配する等、彼女に懐いている。
しかし一方で悪魔であるからか幼さ故なのか発言に遠慮が無く、コブラよろしく時折“毒を吐く”一面もある。
特に自分が好ましく思わない者に対しては顕著で、「先輩悪魔の俺っちより目立つんじゃねえぞ!」「俺っちより人気出そうで怖いんですけど〜!」等と先輩風を吹かして自身の人気を横取りしないよう釘を刺したバイスに対してカタコト風に嬉々と「クズ」呼ばわりしており、更に『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーリバイス コアラVSカンガルー!!結婚式のチューしんで愛をさけぶ!?』の予告では「ラブ」、「コブ」に混ぜる事無く直球で「ザコ」「アホ」と呼んでおり、少なくとも彼の事は快く思っていない事が窺える。
また、その予告内で視聴者に「ラブ〜ラブラブ〜」などと語りかけた際のバイスの通訳では「『てれびくん』ハイパーバトルDVDのお得な情報を伝えるから耳の穴かっぽじってメモして聞けやコラ」と訳された為意外と口が悪いと思われる(バイスのニュアンスが入った=バイスが訳を盛った可能性もある···と思われていたが46話以降を参照。「DVD」、「耳」、「メモ」、「コラ」はハッキリと口にした為ほぼ間違い無い模様)。
プラナリア・デッドマンの契約者である灰谷天彦に対しても、彼がジャンヌに撃破、変身解除した際に「あ~!ラブ!クズ!」と言っていた(コイツに関してはそう言われても仕方のないほどの悪行をしているので本当に自業自得なのだが)。
公式曰く「たまに毒を吐くおてんば娘」との事。
こうした毒舌な一面があるのは、コブラゲノムの成分に由来(実際にコブラの中にはリンカルスの様に毒液を出す=「毒を吐く」種類もいる)しているのではないかと思われるが……(本当に毒をかけられるよりかはマシだが、何にせよ精神的にキツい事は確かである)。
宿主のさくらがキレると口が悪くなる様に、意外と怒らせると怖いのかもしれない(現に最初にその存在に気付いたバイスは「物凄い奴」と言っていた)。
また上述の通り、初期は完全にしゃべれなかったが第23話からさくらの名前を呼んだりと次第に言語能力が発達していっており、第46話で実体化した際には人語をペラペラ喋っていた。
また第33話では(ヘビだけに)ヘビーメタルを大音量で聞いており、一人称が「あたい」であることが判明(一応、ヘビメタについては公式曰く、「只の偶然」らしい。因みに、一人称についてはさくらを演じている井本も台本を見て初めて知ったらしい)。
第44話で五十嵐大二を止めようとしていた所から見てもさくら以外の五十嵐家の面々も気に掛けている模様。
さくらの「弱さ」が分離して具現化したとも言える存在であり、それ故に現時点では現状単体での戦闘能力は皆無。
変身して宿主と共闘出来るバイスと異なり、戦闘員のギフジュニアにすら無抵抗で袋叩きにされてしまう程で、戦闘時は誰かが守ってあげる必要がある。
それに加え、ラブコフ自身も性格のせいであちこち動き回って止まらないので、付きっ切りで守る事もかなり大変だが、常に動き回る訳では無く、現在はラブコフが大人しく待機出来る様になったり、ジョージ・狩崎がジャンヌに新しいバイスタンプを渡したりしているのでコレらの弱点は早い段階である程度は克服出来ている。
しかも、直接の戦闘力が無いとは言え、ボコボコにされてもダメージを受ける描写や体力の減少を窺わせる事無く元気に駆け(這い?)回るあたり、やはり悪魔のしぶとさと頑丈さである。また、コブラ型のエネルギー体となって必殺技に参加する他、下記にある通り武器に変身して戦闘に参加する事も出来る。
言うなれば自律行動機能を持つジャンヌ用のライダーウェポンであり、その場での使い道が無く取り回しも嵩張る為、一先ずその辺に放置されている状態とも取れる。
また第24話からギフ復活の影響か行動が活発になり、当話ではビルの壁を爆速で走って登る脚力を見せた(失敗して落ちたが)。
第31話ではラフレシア・デッドマンの激臭で悶絶して走り回って電柱に激突した際、電柱にヒビが入っていた事から、本気を出したり本気で走らざるを得ない状況になれば(ギフの影響とは言え)突進力が強化されており、それなりに突進力がある事が判明。
第46話では体当たりで敵達を蹴散らしまくったりと登場当初では考えられない成長をした。
Ah!クジャク!
ジャンヌがリベラドライバーにクジャクバイスタンプを押印して変身する、仮面ライダーZXをモチーフにした変化形態。
Ah!タートル!
ジャンヌがリベラドライバーにタートルバイスタンプを押印して変身する、仮面ライダーV3をモチーフにした変化形態。
Ah!ハシビロコウ!
ジャンヌがリベラドライバーにハシビロコウバイスタンプを押印して変身する、仮面ライダー響鬼をモチーフにした変化形態。
Ah!トリケラ!
ジャンヌがリベラドライバーにトリケラバイスタンプを押印して変身する、仮面ライダーアギトをモチーフにした変化形態。
- 第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」
さくらが変身した直後の戦闘中に唐突に五十嵐一輝/仮面ライダーリバイとバイスの前に顕現。
その直後、ギフジュニアに袋叩きにされるもバイスに助けられるが、その後もウロチョロ動き回ってバイスを翻弄する。
戦闘後、戦闘に勝利したさくらを「強えー」「無敵!」と評した。
そしてバイスから自身の名前をつけられるが、その後に先輩風を吹かして釘を刺してきたバイスに対してぼそりと「クズ」と毒づく。
- 第13話「フェニックス危機一髪!」
ギフジュニアに囲まれるも門田ヒロミに助けられる。
この時の戦闘でクジャクゲノムに初めて変身した。
- 第14話「司令官は…デッドマン!?」
さくら/ジャンヌを倒すべく天彦がプラナリア・デッドマンを率いてさくらの学校を襲撃した際にはウロチョロせずにさくらのクラスメイトの近くで大人しくしていた。
戦闘後、契約解除された天彦に対してよっぽど嫌悪していたのか「ラブ~!ラブ!クズ!」と吐き捨てている。
- 第15話「撲滅!対決!デッドマンズ!」
敵の基地であるデッドマンズベースの場所を聞き出すべく一輝とさくらがライダーキックで五十嵐大二からカゲロウを出す際にいた。
そしてデッドマンズベースの戦いでは、徘徊中に偶然にも拘束されたアギレラに興味を持ったのか近づいてコミュニケーションを取ろうとした(当のアギレラはかなり嫌がっていた所から蛇が苦手である可能性が出て来た)。
- 第16話「守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!」
五十嵐幸実を狙ったカメレオン・デッドマンとの戦いで3人の子供達の戦う姿に興奮する幸実に殴られ蹴られて頭にコブが出来てしまい、不満を露わにした(幸実は一緒にいたフェニックス隊員に抑えられた)。
- 第17話「裏切りの深化、バディの真価」
フリオの高校時代の友人だった奥田陽介と玉置豪(フリオ)の母校の廊下を移動中、さくらと奥田陽介が会話してる中、半透明の状態で辺りを動き回っていた(何故かその時は通常時より小さくなっていた)。
- 第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」
戦いを見守る。そしてさくらたちと共に撤退する敵を見る。
- 第23話「バイスが乗っ取り…やっぱり裏切り!?」
「行けー!ラブー!」
久々の登場。
苦戦するジャンヌを助けるためにクイーンビー・デッドマンに単身立ち向かうが呆気無くあしらわれる。
今回では、ジャンヌと仮面ライダーライブに声援を送ったり、押されるジャンヌに対して心配そうにさくらの名前を呼ぶ等、今までに比べると自我と言語能力の発達を感じられる場面が多かった。
- 第24話「狩崎博士の戻せ!あべこべ大作戦!」
「オラー!ラブラブラブラブラブラブラブラブ…コブ」
さくらがジャンヌに変身した直後に顕現するもビルのフェンスにぶつかって地上へ落下。しかしそれでも壁を爆速で走る様に上って屋上へ行こうとするが失敗した(恐らくギフ]復活の影響で身体能力が強化されたのだろう)。
その後の仮面ライダーデモンズとの戦いではジャンヌの必殺技の踏み台になった。
しあわせ湯で元気に回っていた。
だが戦闘中、ギフの影響により暴走し突如ジャンヌに襲い掛かりパンチを叩き込もうとする…が、ぬいぐるみが体当たりして来たり柔らかめのクッションで叩かれている様な物なのでダメージは皆無だった(連携が乱れた隙を突かれてアギレラに変身解除させられたが)。
- 第26話「対決!決別!?闇と光の結末」
しあわせ湯で自分たちの正体を知って悩む五十嵐3兄妹の傍らにおり、バイスが自分達がギフの末裔=子孫ならギフは先祖だと例えた際に「ラブ!先祖先祖!」とさくら達が悩んでいるにも拘らず楽しそうに言った。
- 第27話「止めろ!暴君の暴挙と暴力の暴走」
冒頭、ギフの影響でバイスが暴走した事で起きたジャックリバイスVSホーリーライブ&ジャンヌの傍ら自身もギフの影響で暴走していたが、壁を殴っていたので戦いに乱入する事は無かった。
またギフテリアン戦では乱入しようとして、見えていなかったのか木にぶつかっていた。暴走ラブコフと体当たりとその成果byロクジ
- 第29話「クランクイン!メモリー・オブ・ヒロミー!」
さくらからヒロミが生きていた事を知って「ラブ!ラブラブラブ!ヒロミ!」と喜ぶ。
バイスが動画をBytubeにうっかり挙げてバズった際には「バズバズ」と発言したり、さくらがジョージに警告した際には「キックキック」と発言した。
- 第31話「幻想の導き、夢のあとさき」
ジャンヌと共にラフレシア・デッドマンと交戦。クジャクゲノムへとゲノムチェンジしようとしたが、ギフの覚醒による影響で失敗してしまい、姿が戻りジャンヌの上に落下してしまった。ジャンヌ曰くかなり重い。
そして、その隙にラフレシア・デッドマンが放った悪臭攻撃を受け、前話のバイスと同じ様に激臭に悶絶してゲロを吐きながら走り回って電柱に激突。そのまま、「臭ぇ…」と言い残し失神してしまった(今回もキラキラ処理付き。更に、電柱に激突した際には電柱にヒビが入っていた)。
- 第32話「失った居場所、女王のプライド」
クイーンビー・デッドマンとの戦いではゲノムチェンジするがあっけなくやられた上に解除され、更にはジャンヌが変身を解除された上に消えてしまう。
狩崎真澄の推測ではさくらの心の迷いが関係してラブコフに伝染しているのではないかと推測している。
実際に、2回目の戦いでは迷うさくらに反抗し始め、結果的にジャンヌの変身が解除され、リベラドライバーが破損する一因となってしまった。
- 第33話「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」
さくらに頼まれて、バイスがさくらの内部へラブコフの様子を見に行くと、「💢はいるな!!💢」と青い扉に書かれており、バイスからは「分かり易く引き籠もっちゃってるし(笑)」とバカにされてしまった。結局、鍵をかけてなかった為、バイスに普通に入られたが、ヘッドホンでヘビメタを大音量で聴き(バイスがラブコフからヘッドホンを外した際に驚いて飛び付いていた程)、聞く耳すら持とうとしなかった。バイスがヘッドホンを外しさくらについて問い質すと、精神世界であるが故かいつもよりかなり流暢に人語を喋り、「出てけ、クズ!」とバイスに頭突きを喰らわせて追い出した。因みにこの時、怒っている為か目が吊り上がっているように細くなっていた。
その後、さくらが覚悟を決めたことでさくらと和解し、アギレラとの決戦のために力を貸した。
しあわせ湯にて、ヒロミが一輝とバイスやさくら、幸実に帰還を祝し労いを受ける中、実体化こそしていなかったがその傍らでヒロミの帰還を喜んでいた。
- 第40話「家族か世界か…魂の兄弟喧嘩!」
大二と戦う事しか出来なくなった現実に塞ぎ込んでいたさくらを慰めていた。
その後ギフジュニアの群れとの戦闘で召喚された直後に何処かへ逃げようとするも即座にハシビロコウゲノムになり「グエー」と発していた。
その後の赤石との戦いでは赤石/ギフデモスの火炎攻撃が燃え移り悲鳴を上げる。
- 第44話「全身全霊をかけて、決断の行方」
ギフと契約をしようとする大二を止めようとするが実体化していなかった為に体がすり抜けてしまった。
そしてよく見ると背中に亀裂のようなものができており…?
- 第45話「終わらぬ悪夢、守る者と守られる者」
「戦うラブ!!」
ギフによる影響か、いつもより好戦的になっており、少しでもさくらの役に立とうと立ち向かっていたが、いつもの如く壁にぶつかったりと相変わらずであった。
そんなラブコフと背中にある傷を見たさくらは、「しっかりケガを直して」「安全な場所に隠れてて」と諭すも、ラブコフは彼女の言う事を聞こうとせずに悪魔軍団に突撃した。
そのせいか、ジャンヌは調子が出ず、悪魔軍団を相手に苦戦を強いる事となった。更に背中にある傷は次第に大きくなっており……。
- 第46話「向き合う勇気…真に護るべきものは何?」
花の一喝を受け、改めて向き合う事にしたさくらがコブラバイスタンプを直接押印したことで、ここに来て初めてドライバーを介さず実体化した(バイスやカゲロウと異なり、ドライバーを介さず実体化したことはそれまで一度も無かった)。
前話より2人の仲はギスギスしていたが、さくらの「弱い存在(のまま)だと思ってた」事への謝罪、そして背中の傷が脱皮の前触れだったのに気付いた事で解消(見た目は変わってないがマトリョーシカよろしく小さくなってもいない)。共に戦場に舞い戻った。
脱皮の影響(尚肝心の脱皮描写は無いように見えたが…)もあってかさらなる成長を遂げており、そのままの状態でも悪魔軍団を吹き飛ばす勢いで走ったり頭突き出来る様に。更にはほぼ完全に喋れるようになったのだが…。
「あれ、ケガやないんや!」
「あてぇの出番や!われぇー!」
「戦うで~!」
「さくらを守るで~!」
「どかんかい!どかんかい!」
何と、口調が任侠ものに登場する姉御肌のヒロインよろしくこってこての河内弁になってしまったのであった。その後、インビンシブルジャンヌに融合変身。メドューサフリンジを動かしてさくらの背後を守り切った他、ギフ完全撃破の一翼も担った。
因みに、ある記事によると変身のタイミングで完全に脱皮したらしい(参照)。
- 第47話「狩崎の反乱、変身の代償」
戦いの後バイスと同じく常時実体化しており、さくらが学校に行く際に忘れ物の弁当を届けたりしていた(その際に元太が積んでいたドミノを崩してしまった)。さくらと会話を交わしたり、花へ「おはよう!」と言ったりしているが今回は標準語であり、後のシーンを見るに恐らく戦い等でテンションが上がると河内弁で喋るのだと考えられる。
また戦闘時以外ではランドセルをしょったりしている。
一輝が代償で記憶を失った事を大二とさくらに話しに行く際には、バイスと共にしあわせ湯に残り、一輝が両親の顔を忘れてしまった事で落ち込む幸実を慰めたりした。
- 第49話「戦いの果て…残ったのは悪魔だけ」
家族の事を忘れてしまった一輝を心配そうに見つめ、他の皆と共に物陰からリバイとバイスの戦いを悲しげに見ており、その際に「バイス…これしかないの…?」と言うセリフを悲しそうに発したりと当初バイスをクズ呼ばわりしていた頃より成長した事が窺える。
- 最終話「あくまで家族、いつかまた会う日まで」
物陰に隠れていたものの尻尾が見えて一輝にバイスとの戦いが芝居とバレてしまうが、一輝はバイスの真意を悟って最後まで戦うことを決める(全くの余談だがこの時反対側の建物の物陰に隠れていたヒロミら一同が「ラブコフ…!!」と焦る場面が見られた)。ラブコフも他のメンバーと同じく、2人の戦いを見届けていた。
それから数ヶ月後、医大の受験勉強を始めたさくらとウィークエンドとしての役目を終え普通の生活に戻った光を応援している。さくらの同級生達とも仲良くなり、さくらの友達の間でもマスコットのようにかわいがられており、「あたい可愛い~!」と自分で言っていた。ラストの食事の際にも普通にその場にいた(その際に一輝とママさんが働いてくれるとふざけた元太をクズ呼ばわりした)。
『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーリバイス コアラVSカンガルー!!結婚式のチューしんで愛をさけぶ!?』
終盤においてバイスから「俺っち達も結婚ってヤツ…してみる?」と告白(?)されたが「…コブ」、「クズ」と容赦無く吐き捨てフった。
なお文字通りに受け取れば とんでもない意味である 。さすが超バトルDVD···(一輝と大二のちゅーなシーン)もあったため)
『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』
序盤では、五十嵐兄妹が空中で飛び込みながら変身したためパラシュート降下しながらエリア666に降下している。(可愛い)
敵の影響により一時的に異なる姿に変化してしまった。
『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』
さくら、および花と並びメインキャラとして登場。劇中では、鳴海亜樹子に上記の通りその見た目から「ツチノコ?」と聞かれ「コラー!」と怒ってツッコんだ。
『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』
慰安旅行先で卓球対決を行った際に大人げないプレーをしたカゲロウに文句を言ったり、イザンギ、バリデロとの最終決戦の最中にバイスが復活した際には大喜びしていたりと、いつも通りのラブコフだった。口では何だかんだ言いながらもラブコフにとっては彼も悪魔仲間であり家族なのだ。ちなみにバイスに幸四郎を紹介する時は「こいつ、アタイのライバル」と発言するなど、五十嵐家の愛されキャラとして対抗心を燃やしている模様。ラブコフ可愛い。
第25話では、ギフ復活が近づく影響で暴走、突如ジャンヌに襲い掛かる…が、(さくらの弱さが具現化している存在で現時点では戦闘力が低いのもあり)質感的にもぬいぐるみが体当たりしてきたり柔らかめのクッションで叩かれている様な物なのでダメージは皆無。
そしてそれ以降も暴走することがあってもコブラ系キャラにありがちな毒等脅威の類いは一切持っておらず、暴走によるダメージは少ないため、そのままさくら達からは放置(?)されている。対象が目に入らなければ壁など見当違いな方を殴っていたり、上述の通り目の前の目標に突進しようとして障害物に突っ込んだりするなど比較的可愛いレベルの自滅をしているため、視聴者からは「反抗期」と比喩されている。暴走ラブコフと体当たりとその成果byロクジ
ただ、ラブコフが暴走すると強制的にゲノムウェポンから元に戻る=ゲノムウェポンが使えなくなるor乱入により思う様に連携や動きが取れなくなり、最悪の場合隙だらけになってしまう ため、ジャンヌの基本的な戦闘スタイルが徒手空拳であることを差し引いても、戦闘の上で全くの無影響とはいかない。
第31話では暴走していなくてもリベラシステムの長所であるゲノムチェンジが封じられてしまっていることが判明(1度光の玉になって上空に上がったはいいが、ギフの紋章が出て姿が戻ってしまう)。いくらジャンヌが格闘タイプとはいえ、遠距離攻撃が強い相手には苦戦を強いられてしまうと思われる。一応、第32・33話ではゲノムチェンジが出来ている為、この点に関しては改善もしくはこの様な現象が稀に起きているかのどちらかだと思われる(詳細は第32話を参照)。
フィギュア
装動
「装動 仮面ライダーリバイス by5 Feat. 装動 仮面ライダーセイバー」に収録。オプションセット2箱を組み合わせることで完成する。
原型製作時には実際のスーツの様子も不明だったようであり、同弾に収録されている他のキャラクターと比べるとクオリティは低い。
掌には装動の共通差し込み穴があるため、様々な武器を持たせたブンドドが可能である。
S.H.Figuarts
「S.H.Figuarts バイス&ラブコフ&オプションパーツセット」として、プレミアムバンダイ限定で発売。腕部がボールジョイントにより可動する。
声を担当している伊藤美来は若手声優屈指の特撮ファンとして知られており『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』ではアナウンサー型ヒューマギア役として顔出し出演(特撮初出演)した経験を持つ。今回の出演が実現したのは、ジャンヌ初変身回となった第12話で監督を務めた杉原輝昭からのオファーを受けたためであり、「仮面ライダーのキャラクターに命を吹き込むという夢が叶いました。」とコメントしている。
スケジュールの関係上、収録はさくら役の井本彩花とは別撮りであり、2022年2月頃に初対面を果たしたようである。伊藤は第31話にて本人役で出演しているが、さくらとの対面もラブコフとの共演も無かった。
「Cherry-ish!」
仮面ライダーインビンシブルジャンヌのテーマ。「五十嵐さくら(井本彩花)&ラブコフ(CV:伊藤美来)」名義での歌唱となっている。
同曲のMVにて、伊藤はアイスクリーム屋さんとして出演しており、井本との共演を果たした。
『ファイナルステージ』ではキャラソンを一緒に披露している。
- 仮面ライダーシリーズにおいて人外の相棒はこれまでにも存在したが、それが着ぐるみ系のゆるキャラてして登場するのは初めてである。なお、各種雑誌での先行公開にて姿が登場した際には、小型のマスコットキャラと捉えていた視聴者が多く、実際には人間とそう変わらない大きさだった事は、多くの視聴者を驚かせた。
- スーツアクトレスは、上述の通り五十嵐睦美が担当しているが、ラブコフが爆走するシーンはラジコンで動かしている。その為、スタッフの間ではラジコン操作で動くラブコフを「ラジコフ」と呼んでいるらしい。また、通常のラブコフは着ぐるみの作りの関係上遊園地のマスコットみたいにしゃがんで芝居をしている。
- 上述の通り度々ラブコフは毒づく事が多いが、これに喜ぶ声優ファンも少なくない。
- ラブコフに河内弁を喋らせようと提案したのは第45・46話の監督を担当した石田秀範である。
関連・類似キャラクター
- エボルト/エボルト(怪人態):コブラの怪人かつ、仮面ライダーにも変身した。ただしこちらは悪魔という言葉が生ぬるいほど凶悪かつ愉快犯なラスボスである。エボルトは地球外生命体だが、ラブコフも地球外生命体(しかもその地球外生命体のアイテムや、彼らの遺伝子が物語上重要な役割を果たす点も同一)の子孫であるし、宿主(?)と合体することで新たなるライダーとしての形態になる点も同一。しかもエボルの挿入歌でも歌っているように、ラブコフのLOVEの文字を逆さにするとEVOLになり、イメージカラーも赤と青で逆になっているなど、ある意味真逆な存在とも取れる。
余談だがエボルと同じベルトで変身するライダーはコウモリのライダーだし、エボルと同じブラッド族のライダーはクモのライダーだし、さらに言えばエボルドライバーに音声のみ確認されている未登場フォームは何の因果か恐竜のフォームである(しかも一応言うとビルドにはカブトムシのフォームが存在するし、水色が入っている)。
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