概要
この記事で紹介するハイジャッカーという集団は、1989年刊行の小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (上)』で主人公のハサウェイ・ノア、ヒロインのギギ・アンダルシア達特権階級の人間が乗るハウンゼン356便をハイジャックしたテロリスト集団である。
彼等の正体は、オーストラリアの北部の街「オエンベリ」に集まった3万人程の不穏分子オエンベリ軍の一派である。
ハイジャッカー達は、連邦政府から身代金を頂戴する為に、反地球連邦組織『マフティー・ナビーユ・エリン』(文中の表記ではマフティー・エリン)を騙り、ハウンゼンの乗客を人質にした。
ハウンゼンのコクピットから客室まで占拠したハイジャッカー達だったが、人質を牽制中にもかかわらず、神経がナーバスになっていたかぼちゃマスクは神経を苛立たせて慇懃な言葉遣いをした保健衛生大臣ハイラム・メッシャーや取り乱したハイラムの妻を、マシン・ガンで躊躇無く処刑した。
最終的にハイジャッカー達は、本物のマフティー・ナビーユ・エリンことハサウェイやその場に居合わせた地球連邦軍大佐ケネス・スレッグによって鎮圧され、身柄を連邦軍により拘束された。
メンバー
小説では、かぼちゃマスク、海賊マスク2名、魔女のマスク1名の計4名。
それぞれハロウィンの仮装で用いられるようなマスクで素顔を隠していた。
劇場版では、メンバーは揃いの緑色のジャケットを着ており、道化師マスクなどが追加され計6人となった。
・海賊マスク
・魔女のマスク
・道化師マスク
搭乗機体
ベース・ジャバー(小説版)
ギャプラン(アニメ版)
グッズ
映画版のハイジャッカー達の服装は、株式会社コスパから「フェイクマフティー ジャケット」という商品名で販売された。販売価格¥16,500(税込)。
両腕のマフティー・ナビーユ・エリンのマークは刺繍ワッペンで再現され、生地はストレッチ性があり動きやすいドライ生地を使用されている。
劇中での活躍
小説版
ベース・ジャバーをハウンゼンに接舷し、侵入したハイジャッカー達は機内を制圧した。保健衛生大臣ハイラム・メッシャーとその妻を殺害する他にも、パーサーの青年を殴りつけるなどの狼藉を働いた。
しかし、銃を奪い取ったハサウェイ・ノアの格闘術によりハイジャッカーの数人が叩きのめされた後は、コクピットにいた魔女のマスクが銃撃で無力化された。そして彼等は軍に拘束された。
映画版
宇宙空間で航行中はジェガンとベース・ジャバーの護衛がいたハウンゼン356便だったが、大気圏突入後にオートパイロット状態となった頃を見計らって、ギャプランにより接触、取り付けられた移動用のポッドからハウンゼンに侵入したハイジャッカー達は機内を制圧した。保健衛生大臣ハイラム・メッシャーとその妻を殺害はしたが、こちらではパーサーの青年に暴行を加えていない。
最後は、銃を奪い取ったハサウェイ・ノアやケネス・スレッグに銃撃され、ほぼ全員が負傷するが死者はおらず、軍に拘束された。
関連タグ
登場作品 | 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ |
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関連機体 | べース・ジャバー - 小説版/ ギャプラン - 映画版 |
関連組織 | オエンベリ軍 |
所属人物 | かぼちゃマスク |