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杳馬の編集履歴

2023-01-29 20:53:15 バージョン

杳馬

ようま

杳馬とは『聖闘士星矢ロストキャンバス冥王神話』に登場する登場人物。天魁星(てんかいせい)メフィストフェレスの冥闘士のひとり。

概要


第1の魔宮・水星(マーキュリー)の守り人。

シルクハットスーツを着こんだ東洋人の男で、その正体は天馬星座の天馬の実父。かつて東の国で魔星の宿命に目覚める。

飄々とした口調だがハーデス陣営とアテナ陣営の戦いを引っかき回す行動をとり、どさくさに紛れてパンドラの乳を揉むなどのセクハラを働いたこともある。


ある夜、天馬座から飛び立つ流星を追い、冥王ハーデス生誕の地となる城に辿り着く。そこで使用人として働き、同じく使用人であった女性パルティータとの間に一人息子・テンマをもうける。そして、パンドラの弟として現世に降臨するはずだったハーデスの魂を出産前に奪い、城を出奔。同じ日に生まれた子供・アローンの肉体に憑依させ、双子神から隠した。

その後はアローンの成長を見守りつつ、パルティータを殺害して奪ったテンマを孤児院に送り込んで二人の関係のきっかけを作ったり、聖域を来訪して聖闘士候補生時代の双子座のアスプロスに接触しその心にデフテロスに対する疑心(本人いわく「闇の一滴」)を植え付けて双子座の争いの遠因を生んだり、牡羊座の聖衣匣が納められた街を住人丸ごと異空間へ封じ込め分身体を使いシオン蟹座のマニゴルドを襲撃したりと暗躍を重ねた。


本人は聖戦の行方には興味が無く、様々な人間関係や運命が織りなす様子、マーブル模様の渦が作り出すサプライズを見る事が望みと言う。

本人の能力かは不明だが、移動の際にはペガサスに乗り空を駆ける。また、ペガサスに頼らずとも本人の背中からも翼のような闇が広がり空を飛ぶ事ができる。


その正体は時の神クロノスの弟『カイロス』。神話の歴史にも記録されず地上に堕され人間の体に神の魂が縫い付けられた半人半神であり、自らにそんな仕打ちをした兄と天界の復讐の為だけに行動していた。その出生故に時間を操る技が使え、『未来で神々を討ち人と神との乱痴気騒ぎを起こす男』まで未来を見通し、その未来を自分に都合よく変えるべく「分岐点」とされる時点に幾度も干渉する。

LOST CANVAS」における前聖戦の模様が「NEXT DIMENSION」での前聖戦と全く異なる形で進行しているのも、恐らく彼が前々聖戦の時代から幾度も時間に介入し続けただと思われる。

要するにだいたいこいつのせい


シオンを執拗に狙うのは、彼が時代を繋ぎ「その未来」へと至るのに重要な教皇であるため。「闇の一滴」で狂わされたアスプロスも次期教皇内定の男だった。

また、我が子テンマへの干渉は、『神殺しのペガサス』の宿命を利用してこの時代で「人間と神の乱痴気騒ぎを起こす」ためであり、天馬星座の聖衣の力を完成させるためにパルティータをも一時的に蘇らせて戦いを強いた。

赤の他人から妻や子までも自分のために利用する自己中心的かつ冷酷な人物のようにみえていたが、パルティータにはいつしか自身も気づかぬうちに本当の愛情をもっていたようであり、アスプロスの手で数珠に封印された際に現れた彼女の手の中で安らいだ様子を見せていた…














だが、その野心は潰える事無く、14年も費やして脱出し、最後の分岐点になる14年後の聖域に現れる。訪れるであろうテンマを拐うためで、迎撃するテネオを翻弄するも、シオンの策により、アテナ神殿に降臨した女神の神聖衣が備えられたアテナの盾で邪心を払わられた。


その姿は欲望と復讐のみに突き動かし続けた生ける骸に過ぎなかった。



なお、「カイロス」とはギリシア神話においてはゼウスの末子とされることもある「機会(チャンス)」を神格化した男性神である。ギリシア語においては「クロノス」とともに「時」を表す言葉でもあり、クロノスが「時刻」、カイロスが「時間」を指す。また、「クロノス時間」として、過去から未来へと一定速度・一定方向で機械的に流れる連続した時間を表現し、「カイロス時間」として、一瞬や人間の主観的な時間を表現することもある。

自身を神に復帰させる「チャンス」を虎視眈々と狙い、未来を知り、時間を捻じ曲げるのはそうしたところからであろう。



ほとんどが神の御業ともいえる即死級。あのシチュエーションのアスプロスで、カイロスが人間「杳馬」の肉体に無理矢理結び付けられた存在でなければ、神の力でもなければ勝てない。


  • マーベラスルーム

空間に渦巻くひずみを作り出し、異空間に対象を吸い込んみ消滅させる。

アスプロスやシオンを吸い込み抹殺しようとしたが、アスプロスのアナザーディメンションによってひずみを逆回転させられ、攻略された。


  • リワインドバイオ

対象の時間(カイロス時間)を逆回転させ、生まれる前まで戻すことで消滅させてしまう技。黄金聖衣を着ていようとおかまいなしに効くとんでもない技で、普通は防ぎようがない。まさに神の技である。

が、対戦時のアスプロスは、双子座の冥闘士となった身に、弟のデフテロスの命と一体化して再誕した存在であったため、生まれる前=双子座の冥闘士に戻るだけで、そのまま戦闘を続行できた。


  • リアルマーベラス

マーベラスルームの異空間を使わない版。その場に空間のひずみの渦を作り出し、その場で対象を粉々にすりつぶす。


  • 時の牢獄

広範囲の空間の時間を停止する結界。

結界内は小宇宙の弱い存在は停止し、一定以上の小宇宙の持ち主しか動けなくなる。

積尸気冥界波などで魂を抜かたり、結界そのものが解かれたりして、結界内に閉じ込められた対象が外の時間に復帰すると、内外でズレた分の時間が一気に対象に顕れ、適正年齢まで老化し、経過年数によってはその場で消滅する。


  • リワインドワールド

リワインドバイオの超広範囲版。

聖域全体にまで範囲は及び、そこにいる全員を消滅させ、漸く復興してきた聖域の建物を過去の崩壊状態まで戻してしまった。


関連タグ

聖闘士星矢 ロストキャンバス 冥王神話

冥闘士

トリックスター 全ての元凶

パラレルワールド タイムパラドックス


時貞白銀聖闘士黄金聖闘士刻闘士でありながら簡易的にカイロスに似た技を使用する。ちなみに刻闘士の主君とクロノスとの関係は不明。

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