データ
- 別名:伝説悪鬼
- 身長:63m
- 体重: 6万4千t
- 出身: 奥日高村
概要
『ウルトラマンコスモス』第36話「妖怪の山」に登場。
かつてヤマワラワとの戦いに敗れて封印されたナマハゲに酷似した姿の邪悪な妖魔で、村の伝承で“マハゲラ”という名で国を亡ぼす力を持つと伝えられていた伝説の悪鬼と同一の存在で、現地ではその民話を元にしたお神楽が奉納される。
道路拡張の為に(村長は反対していた)封印の祠を取り壊した為に封印が解け、現代に復活。かつての様に奥日高村を中心に暴れ回る。EYESによる捕獲作戦が開始されるが、麻酔が効かない上に統合防衛軍の戦車部隊『ベンガルズ』の攻撃で山へ逃げ込んでしまう。
妖怪である為なのか麻酔が利かない特異体質を持っており、主だった特殊能力を持ってはいないがゴリラの様にドラミングし、ルナモードすら軽々と投げ飛ばす持ち前の怪力と併用した『パワージョーズ』とも呼ばれる歯を用いた噛みつき攻撃や頭と肩にある合計4本の角での突き攻撃が得意で、現代兵器でも一切傷つかない表皮の硬さを誇る。
鬼らしい妖術を無しにここまでに強い存在なのだから、伝承の時代の人間がどれほどマハゲノムに手を焼かされていたかがわかるだろう。「国を亡ぼす悪鬼」の名は伊達ではないのだ。
また、後述の準備稿的にこのままコロナモードと戦っていても下手したら互角なのではないかとも言われている。
嘗ての様に村人たちを護るために巨大化したヤマワラワと戦い最初の内は優勢に事を運んでいたがヤマワラワを助ける為にウルトラマンコスモスが駆けつけた事で形勢は逆転。
最後はヤマワラワの霊力により再び封印された。
余談
着ぐるみはグラガスの改造。その後、『ウルトラマンメビウス』のレッサーボガールに改造された。
準備稿では、コスモスのコズミューム光線によって倒されるという展開だった。なぜ凶悪な存在であるにもかかわらず、ヤマワラワが封印に留めたのかは不明。バロンとランダのような関係性にあるのだろうか…?
この回で珍しくコスモスがルナモードの時点で本気で戦っている(TVではほぼ唯一)。
同じバトルシーンがあったとは言え「番を探しているとは言え巨大化した身体で動き回るのを止める」ゲルワームの時とは違い、こちらは最初から全力で攻撃しており、慈愛の勇者であるコスモスとムサシでも「伝承であった本物の悪鬼である為、共存は不可能」という結論に至ったのかもしれない。
デザインイメージは「獅子舞」。名前はそのまま「なまはげ」から。
映画『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』では鬼祭りの場面に登場したマハゲラと妖怪様のお面を付けた宇宙人が登場した。
関連項目
スノーギラン:同モチーフの先輩