『サイクロン!トリガー!』
翔太郎「よっしゃあ、派手にぶっ放すぜ!」
概要
翔太郎・フィリップがそれぞれトリガーメモリとサイクロンメモリをダブルドライバーに挿入することで変身する。
弾丸がサイクロンの能力を帯びたことにより、一発一発が風を纏ったことによる広い拡散効果、それらを同時に発揮する弾幕による非常に高い面制圧能力を持つ。
反面、ボディスペックはサイクロン系でありながら他のトリガー系フォームと大差ない上、広域攻撃と引き換えに命中精度が落ちるため精密射撃にも向いていない(面制圧能力だけを見れば他のトリガー系フォームでも十分な性能を見せている)、しかし、連射力はその2つの形態よりも優れている事もあり、さながらフルオート射撃が可能なショットガンといった能力になる。
そのため、もっぱら牽制や隠れた敵を炙り出す為に使われることが多い。一応、精密射撃についてはトリガーマグナムにバットショットを合体させる事で補える。
『風都探偵』での出番は第2集の1回のみで他のハーフチェンジと比べて変身回数は一番少ない。
一方で敵組織である『街』の話において、シュラウドが本来想定していた鳴海荘吉とフィリップが変身した場合の基本形態の組み合わせの候補として挙げられている(他にはサイクロンスカルという組み合わせも示唆されている)。
最弱で最速の銃撃、青き風と共に……
ファンの間で何かと弱い、不憫、不遇という待遇を受けている本形態だが、バード・ドーパント戦で大活躍を収める。
サイクロントリガーの弾丸は一発一発の威力がトリガー系統でも高くはない(ヒート>ルナ=サイクロン)、上述のように精密射撃にも不向き。
しかし裏を返せば、「命中精度さえどうにかしてしまえば、相手の急所だけを打ち抜き、ドーパントの変身者を傷付けずに倒す事が可能なフォーム」、要するに峰打ちが可能という事。メモリの毒素の影響が強く出る未成年の少女が相手という事もあり、他のフォームの使用は控えたのだろう。
そして、ナスカ・ドーパントの協力でバードメモリの位置を割り出してもらい、『トリガーバットシューティング』を放つ。その最弱で最速の弾丸でメモリだけを見事に打ち抜き、メモリブレイクに成功、変身者の床屋バーバー風の娘・茜も無事に助かった。
また、何の因果かサイクロンは風、トリガーは青。今回、共闘したふうとくんの生みの親にして風都を誰よりも愛していた青い彼を彷彿とさせる配色になっている。
スペック
身長 | 195cm |
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体重 | 91kg |
パンチ力 | 1.7t |
キック力 | 3t |
ジャンプ力 | 46m |
走力 | 100mを7.2秒 |
マキシマムドライブ
トリガーエアロバスター
劇場版で使用。風を纏った弾丸を撃ち出し、強烈な風圧で敵を吹き飛ばす。
なお、トリガー系他2種のマキシマムドライブの際にはトリガーメモリを挿入しているが、この技の際にはサイクロンメモリを挿入していた。
また、memory of heroezでは、ゲーム制作側のミスなのかトリガーメモリを挿入して発動した。
トリガーバットシューティング
スコープに変形したバットショットとトリガーマグナムを組み合わせることで、敵の急所を正確に撃ち抜く。
トリガーストームボム
『風都探偵』の対メガネウラ・ドーパント戦で使用した。トリガーメモリをトリガーマグナムのマキシマムスロットに挿入して発動。
こちらは風を纏った弾丸を直接ぶつけるエアロバスターとは違い、相手の足元に弾丸を撃ち込み、その撃ち込まれた弾丸を起点に爆弾のように竜巻を発生させ、相手を巻き込んで吹き飛ばすというもの。
余談
第24話ではこのフォームに変身した際何故かルナトリガーの変身音が鳴っていた。