「取り戻そう。私の物語を」
概要
CV:大橋彩香
『ロストストーリーズ』の女主人公。プレイヤーの分身となる存在。
紅月カレンと同じく日本人とブリタニア人のハーフ(ただしカレンとは逆に父親が日本人で母親がブリタニア人)であり、七年前までは日本人として過ごしていたが原作通り戦争が起き両親が死亡。
その後、日本人の血が流れていることを隠しながら、両親の後輩であった義母クラリスのもとでブリタニア人として過ごしており、アッシュフォード学園にも通っている。
母方の家名の「ディゼル」、父親の姓の「百目木」、養母の家名の「ガーフィールド」を所属するコミュニティによって使い分けている。
七年前のブリタニア侵攻時、両親を喪った後は、ゲットーに居た所をクラリスに保護される。引き取られるまでの記憶が欠落し、その間どのように生活していたのか、また両親との思い出も不透明にしか思い出せず、無理に思い出そうとすると、身体に変調をきたすため、ハッキリと思い出せずにいる。
日本人が虐げられている現状や自身の家族を奪ったことなどからブリタニアに対しては良い感情を抱いておらず、学園に関してもクラスメイトからすら存在をほぼ認識されていないレベルで不登校気味となっている。
太ももまで伸ばした艷やかな黒髪ロングを始めとした清楚な印象を与える優れた容姿を持ち、私服は白ニーソにケープを組み合わせた良家の令嬢然としたシックな基調の服装。
ちなみに、養母のクラリスは会社経営者で、母方の血筋はブリタニアの上級貴族なので、立場だけなら本当にお嬢様。同じくお嬢様であるカレンと比べるとだいぶ質素な暮らしぶりではあるが。(あくまで豪邸に住んでいるカレンと『比べれば』の話で、実際には『質素』と言っても『綺麗でおしゃれなリビングのある家で個室が与えられている』程度には裕福な、中流階級としてはかなり恵まれている立場にある。寧ろ現実的な路線のお嬢様の暮らしぶりと言える)
尚、ストーリーが進むにつれて『軍に入隊したてで軍部の高官から試験での活躍ぶりから准尉の階級と騎士候の地位を与えられ、後に皇族の専属騎士となる友人と同じ部門で活躍する』という生半可ではないサクセスストーリーを無自覚に感慨もなく成し遂げる為、既にカレンとは別ベクトルで『お嬢様』として完成していっている。(そもそもブリタニアではKMFとは『貴族に許された騎士の地位』の様なものであり、ブリタニア人でも庶民が乗るには相当な苦労と実績が必要とされる。イレブンであるスザクがランスロットによる実績を数多く成し遂げる所か皇族でない者が至れる最高位の地位であるラウンズに選出されても尚、彼の人間性を知らない者達の一部に蔑まれていたのはこの要因が大きい。その中でスザク程逆風でなくても『書籍上は貴族ではない(ダールトンはマーヤが上級貴族の血を引く者である事を把握してたが)のにもかかわらず、試験の実績からすんなりとKMFパイロットの地位=下から二番目の位とはいえブリタニア貴族への列席の許可を得ている』というスザクにも勝るとも劣らないサクセスストーリーをたたき出している)
スタイルはボリュームで言えばカレンには一歩引くもののメリハリの付き具合で言えばかなりのプロポーションを持つ。
ゴシック風のヘッドドレスが印象的だが、何故か黒の騎士団として身元を隠している時でも外さない(メイド服のホワイトプリムのような、頭に他の装飾品を身に着ける時は外すようだ)。
偽善と思いながらもシンジュクゲットーで知り合った日本人の孤児たち(女の子)に食料や医薬品を支援するなど交流を重ねる日々を過ごしていたが、アニメ1話でも起きたブリタニア軍のシンジュクゲットー掃討作戦に孤児たちと共に巻き込まれる。どうにか彼女たちを安全な場所に逃がそうと必死に奮闘するも叶わず、孤児たちは目の前で死亡してしまう。
その後、パイロットが逃げ出していたナイトメアフレームに乗り込んで戦闘に参加し、無謀と自覚しつつもクロヴィスに復讐すべく最後まで歩みを止めなかった。
結果、ルルーシュがクロヴィスを殺害する光景を目撃しルルーシュの正体を知ることに繋がり、同じ目的を持つ者同士「契約者」として戦いに身を投じることになる。
カレンとは、互いにハーフであることを明かしあった後は、学園・騎士団における親友のような間柄になる。
ナイトメアフレームの操縦技能に関しては卓越したものを持っており、ルルーシュの見立てではカレンと同等とも。
頭の回転も速く、僅かな指示や断片的な情報からルルーシュの意図や目的を汲み取ることもできる。
人材に乏しいルルーシュにとって優秀な「駒」。基本的に従順で忠実。
一方でブリタニアを壊すという目的に合致しない行動には不信感を抱いて問い詰めるなど、ブリタニアへの憎悪は根深く、それが危うさになっている。
同じような立場のカレンはゼロの正体や目的を知らぬまま心酔していったのに対し、はじめからゼロの正体も目的も共有している点で異なる、ややビジネスライクな関係。
その点で言えばC.C.の立場に近く、奇しくも「契約者」という名目まで同じだが、ルルーシュのギアスについては何も知らされていない。
基本は黒の騎士団として、時には潜入任務でブリタニア軍人として、原作アニメでは描かれなかった様々な視点から反逆のルルーシュの物語に関わっていく。
10章にて、新しく伯母(母親の姉)であるカーリー・ディゼルが登場し、さらに『リーナ・ディゼル』という妹がいることが判明する。(※両者とも、OPでは先行して登場していたが、物語に明確に登場したのは10章から)
カーリーの姿にハッキリとした変調を身体にきたすため、また、妹が居たという記憶自体も失っていたことから、この二人がマーヤの失われた過去に大きな関係があると思われる。
ロストゼロ編
ブラック・リベリオンにて、功績を上げたことでシュナイゼルから直接貴族位を賜る。
(※これは、マーヤ・ガーフィールドの名で男爵位を受けており、実家であるディゼル家は伯爵位)
ナイトオブラウンズとなったスザクがEUに向かったため、特派が再編されたキャメロットにテストパイロットとして引き続き所属することになる。
だが、内心は今も黒の騎士団所属のままであり、生死不明となったゼロや、逃亡しているカレン達の身を案じている。
反応・反響
ゲーム特有のおとなしめ主人公と見せかけてバリバリ好戦的で自分の命すら天秤にかける姿からプレイヤーたちの度肝を抜いた。
以下、その一部
- 無人となっていたサザーランドに乗りブリタニア軍と戦う
- ルルーシュを逃がすためにランスロットに挑む
- クロヴィスの指揮するG1ベースに回収されるとそのままクロヴィスを殺しに行く
- 完全包囲されたゲットーに自作バイクで潜入し現地に残されていた資材をやりくりして破壊工作
- 敵であれば生身の人間相手でも容赦なく発砲
- そもそも基本戦術が攻勢を主軸とした殲滅戦
…といった苛烈な行動とブリタニアへの殺意の高さから、一部のプレイヤーからは「黒い狂犬」あるいは単に「狂犬」「狂犬ちゃん」といった渾名を付けられている。(カレンに付けられている「忠犬」との呼び名にかけたものとも)
実際にプロローグではルルーシュに3回も暴走を諌められているなど、あのルルーシュですら手綱を握るのに苦労していることが窺える。
上述の通り、見た目は深窓の令嬢然とした雰囲気なために殊更ギャップが凄まじい。
強い情念や激情が込められた大橋彩香女史の熱演は必聴。
性格
内向的で理屈屋な性格。
日常においては感情を優先して動きがちだが、同時に冷静な自己分析もできており、よく自己嫌悪に陥っている。
これは激情と理性の両立という復讐者や戦闘員として極めて強力な精神性を獲得している事でもある。
侵略者であるブリタニア人に苦手意識を持っているため人付き合いが苦手。ぼっち。
心は日本人でありながらブリタニア人として不自由なく生きる自分を「卑怯者」と断じる自罰的な思考が目立ち、シンジュク事変についても、ゲットーで日本人が虐殺されたのに自分はブリタニア人として安全な租界の家に逃げ帰ったと激しく自責している。
ミレイ会長に強引に生徒会に入れられてからは、生徒会メンバーと交流を深めるうちに自然に笑えるようになってきている。
一方で、ブリタニア人の横暴を見聞きするたびにブリタニアを倒す決意を強固にする流れが頻繁に描写されるなど、日常と復讐が隣合せに存在している。
ナイトメアフレームに乗った時や荒事に直面している時は前述のとおり強い復讐心が前面に出てくる。
怒りや憎しみを原動力にしつつも、行動に余計な感情を差し挟まない合理性を併せ持つ。
ルルーシュという、自分の復讐を託せる契約者を得たため、必要と判断すれば自分の命を投げ出すことすら躊躇しない。
もっとも、自分の命を軽視しているのはマーヤ本人だけであり、ルルーシュを含む黒の騎士団の面々からは無茶な戦いぶりを諫められたり心配されることが多い(ホーム画面や信頼度の台詞などでたびたび心配されている)。
ブリタニアへの責任転嫁と、ブリタニア打倒のため自己正当化の傾向がある。
実際にブリタニアが悪い場合も多々あるので一概に間違っていると言えないものの、シナリオが進むにつれ徐々に顕著になっていく。
黒の騎士団が引き起こした土石流によってシャーリーの父が犠牲になった際には、シャーリーが慟哭を上げてスザクが怒りに震え、ルルーシュとカレンが苦悩する中、彼女は
『そもそもブリタニアが日本を侵略しなければこのような出来事は起きなかった。故にこのような悲劇を二度と起こさない為にもブリタニアを破壊しなければならない』
という常軌を逸した極端な思想になっていた。
技能
物語開始時点では、スザクのように軍隊での戦闘教練を受けているなどの背景は全くない、一般人として生活してきた身の上のはずなのだが、なぜか戦士としての資質に事欠かない。
シンジュクゲットーで偶然からサザーランドに乗り込んだのが「生まれて初めての実戦」かつ「初のナイトメアフレームへの騎乗」であるにもかかわらず、スラッシュハーケンを駆使し、壁を足場に使う3次元機動を披露し、一般兵の乗るサザーランドを圧倒している。
続くランスロットとの戦闘では、徒手空拳のサザーランドで挑みある程度健闘する。他の味方がなす術もなく瞬殺されていく中で、一瞬とはいえ拮抗できたのは彼女だけである。
後に行われたナイトメアフレームのシミュレーション訓練では初挑戦でスコアA+。
本編開始前から訓練を積んでいるルルーシュの最高スコアがB、スザクがSであることを考えると破格の操縦技術と言える。
リフレイン編では専用の無頼でナイトポリス2機を相手取り、敵がシールドに頼るのを見越した立ち回りや、奪ったシールドを攻撃に転用する柔軟な戦術で難なく行動不能にする。
ナリタ編では、専用機の「蒼月」に騎乗し、ダールトン率いるコーネリア親衛隊に奇襲をかけ、グロースター数機を瞬く間に撃破する。
それでもなお多数残存する親衛隊に苦戦を強いられるが、日本解放戦線からの援護射撃を引き出す策を講じ形勢を逆転した。
その後ランスロットと連戦。スザクをして舌を巻く技量で一進一退の攻防を繰り広げるものの、消耗や疲労の差もあってかランスロットに傷一つ与えられず行動不能に追い込まれてしまった。
(ただし、この後の展開で差し込まれるアニメ本編画像に無傷のランスロットが登場するためダメージを負わせられなかった、というメタ的な都合があった。)
8章にて、潜入任務として参加したブリタニア軍入隊試験での騎乗模擬戦では、全員旧式のグラスゴーという平等な条件でありながら、貴族を中心としたグループのナイトメア部隊を単騎で撃破した。
チームメンバーと協調しない単騎駆けだったが、貴族相手に完全に尻込みしていた味方の平民出身者が主人公の活躍に感化されて奮起するなど、その戦いそのものが味方の鼓舞になる場面もあった。
黒の騎士団で磨いた技能を存分に見せつける結果になり、ダールトンやロイドに気に入られる。
9章のチョウフ基地では、藤堂率いる四聖剣がランスロットに旋回活殺自在陣を仕掛けんとする場面で援護に駆けつける。
通常仕様のサザーランド単騎で陣形を掻き乱し、ランスロットのハーケンブースターによる逆転劇に一役買った。
神根島基地ではサザーランド・カスタムで出撃。
カレンの乗る紅蓮弐式と相見えると、得意の三次元機動で翻弄し一瞬で紅蓮を組み伏せて見せた。
カレンからすれば謎の新型、主人公からすればよく見知った相手という条件の違いはあるものの、原作でスザクと双璧をなすエースに土をつけるインパクトのあるお披露目となった。
その後、スザクごとゼロを抹殺しようとする神根島基地の地対地ミサイルの雨をヴァリスのフルバーストモードで迎撃。黒の騎士団と協力してすべてのミサイルを撃ち落とし、空に爆風の花を咲かせた。
10章にて、謎の紅いナイトメアとゼロやスザクの捜索中に遭遇。交戦するも、敗北し、C.C.によって助けられる。(機体性能の差があったとはいえ、カレンやスザクに匹敵する技能を持つマーヤを負傷させるまで追い込んだ。)
ナイトメアフレームから降りていてもやけに優秀。
クロヴィスがルルーシュに射殺される現場を目撃して逃げ出すが、ルルーシュ以外にマーヤがG1ベースにいたことをブリタニア軍に気取られている描写がない。
サイタマにルルーシュの救助に向かった際には、現地のレジスタンスですら脱出不可能と判断した包囲網をくぐりぬける裏道を知っており、しかも救助後、警戒しているはずのブリタニア軍をかわして一人でアッシュフォードに帰還しているなど、隠密行動に長けている。
そもそも復讐以前から、ブリタニア人へ強い憎悪を抱く者や生活困窮者が多いゲットーの中に住んでいる孤児たちの元へ、ブリタニア人の女学生が山盛りの支援物資を両手に抱えて毎回何事もなく出入りできている隠密力は天性の才能のように思える。
身体も頑丈で、シンジュクでは気絶するほどの衝撃を1日に2度受けても少し休んだだけで回復しその後の支障なく行動している。
機械類の知識もあり、ジャンク品で組み上げて足が付かない自作バイクを用意したり、レジスタンスが放置した爆弾を難なく使いこなしたりしている。
また、リヴァルと共にバイクを乗りこなしていたり高速道路でルルーシュの救出に向かっている(高速道路は高度な管理システムを備えており、指名手配されてなくても無免許運転をするにはややリスキー)事から公的にバイクの運転免許を所有している模様であり、少なくとも東京租界からサイタマゲットーを往復するドライビングテクニックは最低限備えている。
『撃つ覚悟』がはじめから完了していることも特徴的。『撃たれる覚悟』も当然のようにできている。
ナイトメアフレーム騎乗時/生身を問わず、敵を倒すことに関して一切躊躇しない。
強い復讐心や激情をその身に宿しながらも、それらに身を委ねることなく、どんな状況でも冷静に必要な行動のみを行い不要な戦闘は行わない。
孤児たちを目の前で殺された直後の憎悪が最高潮であろうタイミングで、ナイトメアフレームという復讐するに足る力を手にした状況でさえ、すぐには動かずに通信から状況を把握しレジスタンスを操る謎の声の主に指示を仰ぐなど、感情に流されず極めて合理的に動くことができる。
父親を喪い、悲しむシャーリーの姿に迷うルルーシュに対し、叱咤してブリタニアに対する気持ちを奮い立たせるなど、気持ちの切り替えが怖いほど早い。(生徒会でシャーリーともそれなりに交流しているはずだが、彼女自身はルルーシュやカレンほど、悩んでいる描写がない。)
一般人であったはずにもかかわらず、なぜここまで戦闘及び工作活動の技能に長けているのかは、現状では不明。
ただし、8章で上級貴族ディゼル家の「クラッシュハート」の異名を持つ者の血縁であることがダールトンによるセリフにて判明したため、戦闘センスに関しては血筋の可能性がある。
所属
アッシュフォード学園
ゲーム開始時は高等部2年生で、ルルーシュ達と同じクラス。
使用する姓は「ガーフィールド」。
さぼりがちである事からカレンと同時に生徒会へ入れられ、学園祭の直前にはルルーシュ・スザクと共に補修地獄を受けるハメになる。
当然、生徒会長のミレイが突発的に起こすイベントにも度々巻き込まれるが、そうした騒がしい日常を好ましいものとして受け入れていく。
黒の騎士団
ゼロ直属の部下として立ち上げから参加。
使用する姓は「百目木」。
カワグチ湖における本格活動開始の際に扇グループと合流する。
扇グループらからは良くも悪くも『ゼロのお気に入り』と思われており、カレンからも警戒されていた。
カレンとは同じハーフとしての境遇を曝け出した結果、その葛藤を共有できる親友同士になる。
他のメンバーからも、シンジュク事変以前に行っていた慈善活動や、生き残った孤児の無事を知り落涙する優しさを知り、仲間として信頼していく。
今後の展開で、秘密主義のゼロと黒の騎士団メンバーの間に生まれる不信感の緩衝材になりそうな立ち位置に収まっている。
ナイトメアフレームは専用機の蒼月を与えられ、カレンと二人で黒の騎士団のダブルエースとして活躍する。
信頼度台詞では、神楽耶や藤堂、四聖剣から『ゼロの懐刀』と呼ばれている。
ナリタ戦の後にブリタニアへの潜入任務を与えられ、しばし黒の騎士団からは離れることになる。
特別派遣教導技術部
諜報活動のためブリタニア軍入隊試験を受けたところ、彼女の技能に興味を抱いたロイドに引き抜かれ参加。
使用する姓は「ガーフィールド」。
ついでに准尉の階級と騎士候の位を手に入れた。
スザクとは元々友人であったこと、セシルもかねてよりスザクの交友関係を心配していたこともあり温かく迎え入れられる。
当の主人公は場に溶け込みながらもあくまで潜入任務だと割り切っており、スザクを友達と思いながらも、ゼロに立ちはだかるのであれば敵でもあるとドライな思考を巡らせていた。
特派で得た情報をルルーシュに流したり、作戦行動中にカレンと通信して八百長を演じたり、挙句の果てに黒の騎士団と一緒になってゼロ(とスザク)へのミサイル攻撃を迎撃したりと、帰属意識は完全に黒の騎士団のままである。
ナイトメアフレームはサザーランド・カスタムを与えられ、スザクの予備(サブデヴァイサー)としてサポートに回る。
ブリタニア関係者の信頼度台詞ではもっぱら特派の新人扱いされ、特にダールトンが主人公を推しまくっている様子が窺えるが、その期待を込めた台詞の裏付けが入隊試験模擬戦の大暴れのせいだとわかった。
コノエナイツ
アニメ一期と二期の間、亡国のアキトの後という、現状のメインシナリオよりも大幅に後の時系列でナイトオブラウンズがほぼ全員実装。
ラウンズのキャラクター入手時や信頼度、ホームなどの台詞では、主人公はナイトオブセブンである枢木スザク直属の親衛隊「コノエナイツ」の一員となっているようだ。
ただし、イベントシナリオではコノエナイツの名前が出てきただけで、主人公については全く言及がなかった。
シナリオ外の台詞は必ずしもメインシナリオに沿うとは限らないので、実際に所属する事になるかは今後のお楽しみ。
ゲーム上での性能
マーヤ・ディゼル[反逆の契約者]
ステータス(LV99&覚醒9段階時)
RARITY | ☆4 | 所属 | 黒の騎士団/アッシュフォード学園 |
---|---|---|---|
POLOT TYPE | 殲滅 | HP | 3771 |
COST | 14 | DEF RATE | 344.7% |
BLOCK | 1 | AGL | 1400 |
再配置時間 | 普通 | ||
ATK RATE(近接) | 867.1% | ATK RATE(遠隔) | 807.7% |
DEX(近接) | 1400 | DEX(遠隔) | 1400 |
INTERVAL(近接) | 1187 | INTERVAL(遠隔) | 1350 |
SKILL1 | お前たちの、敵だ! |
---|---|
バトル開始時、自身のブリタニア勢力のパイロットへのダメージが87.5%上昇し、KMFスキルゲージが87.5%増加する。 | |
SKILL2 | 同時攻撃数増加 |
初回3秒、以後20秒毎に、自身の通常攻撃の同時攻撃数が20秒間1増加する。 |
2022年11月17日のハーフアニバーサリーでついに実装。イメージにぴったりの殲滅タイプ。
全員に配布され、さらにハーフアニバーサリー記念ミッションをクリアすれば、5人追加で入手して容易にLv上限を99まで限界突破させる事が可能となっている。
なお、以降に新規で始めたプレイヤーも、チュートリアル終了時に配布される。
近接・遠隔両刀で、片方特化型には一歩譲るもののどちらも十分に強く、ステージや手持ち戦力に合わせて使い分けられる。
防御系のステータスはいずれも可もなく不可もない平均的な数値。
スキル1はこの狂犬を象徴するかのようなブリタニア特攻。
雑魚敵の大半はパイロット不在のため、対BOSSで真価を発揮する。
おまけのようについているスキルゲージ増加も強力で、配置直後にスキル攻撃をブッパできる。
スキル2の同時攻撃数増加はアタッカーなら誰もが切望する強スキル。
+1するだけでも使い勝手が広がる上に、副次効果が無いおかげで育成が半端な状態でも効果が途切れないのがありがたい。
また、専用機に搭乗させると+2に増加するため、3体同時攻撃となるのでかなり便利になる。
所属は黒の騎士団とアッシュフォード学園。
両方の所属対象スキルの恩恵を一挙に受けられるため大変に便利。
特定所属パイロットのみ編成可能なイベントクエストでもマルチな活躍が期待できる。
ただし、ボスが持つ特定所属パイロットに対するダメージアップやデバフ効果のスキルに引っ掛かる機会が増えてしまう諸刃の剣でもあるため、それでも出撃させる場合はしっかりと対策を準備しておきたい。
現在の環境だと、サザーランド・カスタム(ヴァリス)に搭乗させた遠隔アタッカーとして使うのが主流運用となっていて、同機は元々コストの割に高い火力を持つのがセールスポイントだったが、そこに3体同時攻撃が加わるという破格の性能を発揮する。
近接機体で使う場合だと、攻撃性能に優れた神虎・パーシヴァル・ギャラハッド辺りが候補となり、ステージに合ったものを選ぶと良いだろう。
なお、限界突破のための素材配布は期間限定なので、現在だと汎用素材で補う必要があるため、後入りの初心者が最大レベルまで上げるのは結構苦労する。
とはいえ、配布だから控えめな性能ということもなく、ガチャ産の☆4と比べても遜色ない強さであるため、ある程度戦力が整ってきたら率先して限界突破を進めたい。
また、リリース初期は「専用機はあるのにいつまでも主人公が実装されない」と長らく言われ、いざ実装されると新規や復帰のプレイヤーから逆に「主人公はいるのに専用機がない」という状態になると紆余曲折あった。
だが、2023年3月の『ロストゼロ編開幕直前キャンペーン』に伴って第1部での専用機3種(無頼、蒼月、サザーランド・カスタム)が恒常ミッションで手に入るようになったため、ようやく全プレイヤーが扱えるようになった。
余談・考察
『コードギアス反逆のルルーシュLOST COLORS』の主人公、幻の美形こと通称ライとは共通点が多い。例えば、ゲームオリジナル主人公という点は勿論、日本人とブリタニア人のハーフである点、(マーヤ/マリオは一部だけだが)記憶を失っている点も共通している。
更に、マーヤ/マリオ専用機として「蒼月」「ペンデュラム」があるが、いずれも青を基調としたカラーリングで、ライの専用機である「ランスロット・クラブ」と「月下(先行試作型)」と似ている。
特に蒼月は「純日本製KMFの量産化を想定した試作機を戦闘に耐えられるよう調整したもの」であり、月下(先行試作型)と設定も非常に近い。
「サザーランド・カスタム」も見た目こそ似ていないものの、サザーランドベースの高性能機で独自のファクトスフィアやヴァリスを搭載している点でランスロット・クラブと共通している。
「無頼」についても、ライの場合は専用カラーではないが騎乗経験はある。
以上のことから、マーヤ/マリオはライの設定を下敷きにして考案された可能性がある。
「ルルーシュの部屋に忘れ物しちゃった」
上記台詞のように、主人公の性別によって見え方が大きく変わるような場面が複数あり、本編における彼女の魅力の一つとなっている。
これはメインストーリーのシナリオが男性主人公を前提に組まれているというメタ的な事情に因るものなのだが、傍から見ればルルーシュとの距離感が異性にしてはやたら近く、ルルーシュの一級フラグ建築士ぶりと相まって修羅場製造機に見えるとも言われている。
(C.C.との初遭遇場面は特に顕著。とあるキャラからは、ゼロの側室候補として扱われているかのような台詞が飛び出すことも。
過労で倒れたマーヤがふと目を覚ますとそこはルルーシュの私室のベッドの上で、ベッドに腰掛けたルルーシュがナナリーにしか見せないような微笑みで佇んでいる…なんてスチルが公式からお出しされたりもした。)
更にメイン・イベントストーリー共に主人公の各種衣装を毎回ルルーシュが用意しているのだが、マーヤは「自身の肉体のあちこちのサイズ」を同年齢の男子に完全に把握されて意に介していないか、それ程気にしていないという事になり、こちらも男女で見え方がだいぶ変わってくる。
シャーリーはカレンよりこの子を気にしたほうがいいよ
クラリスと気まずくなって黒の騎士団のアジトで連日寝泊まりしていた時には、扇に部屋に招待され、しかも一泊している。(年頃の娘が成人男性の一人部屋に行くという意味をまったく理解していない。)
さらに言うと、未成年を部屋に連れ込むのは、善意でも『未成年略取』という犯罪になる。(※エリア11になり、かつての日本法が機能せず、おまけにゲットー内という場所上、意味はないかもしれないが)
リヴァルからの扱いが結構ひどく、リゾートビーチイベントで飛び出した台詞が
「それ(モデルのバイト)だったらそいつ(主人公)には頼まないよ。カレンはともかくさ」
リヴァルの好みは会長のように身体の一部が豊満な女性なのだろうが、この扱いはあんまりである。
リヴァルの敷く比較対象が悪すぎるだけであってマーヤも大きさ的に言えばある方で少なくともシャーリーに引けを取らないレベルのスタイルを誇るくらいは良いのもあるからマーヤはもっと怒ってもいい。
同じ事情ゆえに女子力がだいぶ残念と評されることも。
不格好な折り鶴しか折れない手先の不器用さはもとより、喫茶店を手伝えば厨房が男性陣任せになる料理の腕前、荒れた部屋を片付ける際には清掃ではなく力仕事を任される、といった描写がある。
服についたスプレーの落とし方がスッと出てくるところは女子力高そうに見えるが、機械弄りで得た知識の可能性も捨てきれない。
関連イラスト
関連項目
マリオ・ディゼル:男主人公版
蒼月(コードギアス) サザーランド・カスタム:主人公専用機
幻の美形:上記の通り、色々と共通点が多い。