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ケリグマケラの編集履歴

2023-04-05 21:05:08 バージョン

ケリグマケラ

けりぐまけら

約5億年前のカンブリア紀に生息した古生物の種類の1つ。

概要

学名Kerygmachela。現時点はカンブリア紀に生息した、グリーンランドシリウスパセット動物群に属する Kerygmachela kierkegaardi(ケリグマケラ・キェルケガーディ)という1種のみ知られている。


頭の左右には2本の大きな触手(前部付属肢)が突き出して、触手の先端からさらに細長い突起が伸びる。腹面の口は小さく、1対の細い棘が突き出す。縦長い複眼を触手の付け根に、小さな単眼を突き出したおでこ持つ。


胴部は両筋に沿って11対のが並ぶ。柔らかいは目立たないか存在しないと考えられる。は体と同じ程度に長い1本の棘。


同じ生息地の近縁パンブデルリオンとよく似ているが、パンブデルリオンよりシャープな体型で、長い尾と背中のコブでパンブデルリオンから区別できる。


アノマロカリスなどのラディオドンタ類、パンブデルリオン、オパビニアと同様原始的な節足動物と考えられ、恐蟹類に分類される。節足動物の特徴的な外骨格を持たないが、盲腸と触手は他の原始的な節足動物と似ている。パンブデルリオンと同様、葉足動物扱いともされる。


ケリグマケラ

古い復元図では上記のイラストのように、目を持たず、口は先頭に開き、尾は2本と考えられた。


生態

鰭で海に泳ぎ、触手で周りを感知して獲物を確保する捕食者であったとされる。口が小さいため、小型の獲物を好んだと考えられる。


関連条目

葉足動物 節足動物 恐蟹綱

パンブデルリオン オパビニア ラディオドンタ類アノマロカリス

カギムシクマムシ:脳がこれらと似て原始的だと言われるが、最近は議論が多い。

古生物 カンブリア紀 シリウスパセット動物群

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