ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

古生代カンブリア紀に生息した古生物の種類(属)の1つ。グリーンランドシリウスパセット動物群に属する Kerygmachela kierkegaardi(ケリグマケラ・キェルケガーディ)という1種のみ知られている。


学名Kerygmachela」はギリシャ語の「Kerygma」(宣告)と「chela」(ハサミ)から。これは(前部付属肢)のけばけばしいハサミのようなイメージに由来する。前述した種の種小名はデンマーク哲学者セーレン・キェルケゴールから。


頭の左右には2本の大きな腕が突き出して、その先端からさらに細長い突起が伸びる。腹面の口は小さく、1対の細い棘が突き出す。縦長い複眼を腕の付け根に、小さな単眼を突き出したおでこ持つ。


胴部は両筋に沿って11対のが並ぶ。柔らかいは目立たないか存在しないと考えられる。は体と同じ程度に長く伸びた1本の棘。


同じ生息地の近縁パンブデルリオンとよく似ているが、パンブデルリオンよりシャープな体型で、長い尾と背中のコブでパンブデルリオンから区別できる。サイズも最大6cm(触手と尾を含むと20cm弱)で、パンブデルリオン(最大55cm)よりずっと小さい。

ケリグマケラ

古い復元では上記のイラストのように、目を持たず、口は先頭に開き、尾は2本と考えられた。


生態編集

鰭で海に泳ぎ、腕で周りを感知して獲物を確保する捕食者であったとされる。口が小さいため、小型の獲物を好んだと考えられる。


分類編集

アノマロカリスなどのラディオドンタ類、パンブデルリオン、オパビニアと同様原始的な節足動物と考えられ、恐蟹類に分類される。節足動物の特徴的な外骨格を持たないが、盲腸と腕は他の原始的な節足動物と似ている。パンブデルリオンと同様、葉足動物扱いともされる。


関連条目編集

葉足動物 節足動物 恐蟹綱

パンブデルリオン オパビニア ラディオドンタ類アノマロカリス

カギムシクマムシ:脳がこれらと似て原始的だと言われるが、最近は議論が多い。

古生物 カンブリア紀 シリウスパセット動物群

関連記事

親記事

恐蟹綱 きょうかいこう

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 767

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました