No.9天蓋星ダイソン・スフィアは、『遊戯王ZEXAL』に登場するランク9・光属性・機械族のエクシーズモンスターである。ナンバーズの一体。
以下ネタバレ注意
トロン一家のニーt・・・長男Vと天城カイトのデュエルでVが使用したエクシーズモンスター。
レベル4の惑星探査車とレベル5の太陽風帆船に魔法カードタンホイザーゲートを使用し、2体のモンスターのレベルを9に揃えてエクシーズ召喚された。
召喚された時は姿は見えず、攻撃時に天空から光が降り注ぐといういつかのサテライト・キャノンを思い出させてくれる演出がなされた。また、このカードが攻撃された時の効果の時もその攻撃が上空に発生した時空の裂け目に吸い込まれるように消えた。
動かn・・・姿の見えないモンスターに戸惑うカイトだが、自分のモンスターが破壊された時のダメージからその攻撃力を割り出し、彼のエースである銀河眼の光子竜で攻撃しようとしたがまたも阻止される・・・その時であった。
太陽をも覆い尽くす超巨大モンスター、天蓋星ダイソン・スフィア!
太陽の後ろから徐々に展開して(どういう…ことだ…)姿を現し、その影を地上に落としながら(物理法則もあったもんじゃねぇな)登場した。そのサイズは、かつて遊戯王に登場したどの巨大モンスターをも見下すような巨体。カードゲームアニメとは思えないそれは、まるでロボットアニメのラスボスか何かのようであった。
遊戯王ではよくあr・・・いやいやいや。
最終的にVからカイトの手に渡ることになった。
いかなるモンスターでも勝つことなどできない!
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/光属性/機械族/攻2800/守3000
レベル9モンスター×2
エクシーズ素材を持っているこのカードが攻撃された
バトルステップ時に1度だけ発動できる。
その攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のモンスター2体を選択し、
このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
また、このカードの攻撃力より高い攻撃力を持つ
モンスターが相手フィールド上に存在する場合、
自分のメインフェイズ1にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
あの大きさにしてこの攻撃力である。
アニメでは、ナンバーズ特有の「『No.』と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない」効果に加えて、直接攻撃に相手の場のモンスターの攻撃力は問わなかった。
といっても、墓地にモンスターが2体以上存在すれば攻撃を無効にできるこのカードに戦闘破壊耐性はあまり意味がないような気もする。
ちなみにVはこのカードを「いかなるモンスターも倒すことはできない」と言っていたが、本来吸収されるべきであろう太陽を含め、このカードを破壊できるモンスターは結構いる。というのも、その効果でモンスターを破壊できるモンスターなどまったくもって珍しくないのである。また、このカードの効果を無効にしたり、このカードのエクシーズ素材と墓地のモンスターを全て取り除いてしまったりした場合もこのカードの効果で攻撃を無効にできなくなり戦闘破壊まで可能になる。その上、機械族であるためサイバードラゴンに吸収されるほか、溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムのリリースになるなど、このモンスターを取り除く方法などいくらでも存在する。
そんなモンスターをわざわざレベル9のモンスター2体揃えてまで出したいかというと・・・なんかやる気をなくしてしまいそうだ。
とはいえ、この攻撃力でのダイレクトアタックは馬鹿にできない。攻撃力を上昇させるカードや連続攻撃の付加できるカードと共に使えばこのモンスターだけでけりをつけることも夢ではない。召喚は難しく他の手段を使用した方がいいかもしれないが、迫力とロマンはある。自分のエクシーズ素材を回復できる効果もなかなか捨てたものじゃなく、もしかしたら何かに利用できるかもしれない。
このカードを召喚するにはアニメにあったようにタンホイザーゲートを使う他、レベル10のモンスターにレベル・スティーラーを使ってそのままレベルを合わせることができるカードを使用すればなんとかならなくもない。
関係ないがダイソンスフィアというのは恒星を覆い、そのエネルギーを利用できる仮説上の人工建造物のことである。宇宙文明の最上級段階にたどり着く上で必要とされるが、その建築にはそのサイズと等しいぐらいの大きな問題がある。
関連イラスト
ダイソン・スフィア「今はまだ私が姿を見せる時ではない・・・」