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鷹岡明の編集履歴

2023-04-12 22:06:53 バージョン

鷹岡明

たかおかあきら

週刊少年ジャンプにて連載されていた「暗殺教室」の登場人物。

「できないじゃない、やるんだ」

「父親の言う事を聞かない子供がどこにいる?」


TVアニメ版CV:三宅健太

実写映画版キャスト:高嶋政伸

人物

防衛省臨時特務部から烏間の補佐として、椚ヶ丘中学校に赴任してきた自衛官の男性。烏間の空挺部隊時代の同期であり、実績面で遥かに上回っていた烏間への劣等感から、後進の育成に専念することにした経緯を持つ。後述の手段により、人材育成者としてこれまで短期間に優秀な隊員を数多く生み出してきた実績を買われている立場を利用し、E組の司令官の座を奪い取って烏間を出し抜くことを目論んでいた。をペロリと出す癖がある。

鷹岡明

表向きは甘い物に目がない温厚でお人好しな人物だが、その本性は防衛省でも「極めて危険な異常者」と恐れられているほど凶暴で冷酷非道な超スパルタ主義者。その「ムチ(恐怖)9割 アメ(愛情)1割」という常軌を逸する人材育成法の実態は、部下に対して「家族」のようにフレンドリーに接する素振を見せる一方で家族における「父親」として独裁的な権威を振りかざし、刃向う者には徹底的に虐待同然の体罰を下すという何とも苛烈なもの。

また、嘗て自らが教官を担当した軍人達の背中に見るも堪えない傷を負わせ、尚且つ自分は狂気が微塵も感じられない笑顔でそれを嬉々として「前方」と「後方」の2枚の写真に撮るなど、狂気的な一面を持ち合わせている。(「前方の写真」では軍人たちは鷹岡と共に笑顔で両手を背中に当てて撮影しているが、「後方の写真」では実際は結束バンドで手首を縛られた状態かつ嫌々ながらの顔と冷や汗を垂らした軍人が傷だらけの背中を写し、鷹岡はそれを嬉々した顔で撮影している)。


頭も切れて狡猾な面もあり、軍隊での教官の時に新兵達を従わせやすくするために新兵に本物のナイフを持たせて素手の自分とのタイマン勝負を考案。新兵がナイフを扱うことに躊躇って力を発揮出来ないことを見据えて素手で一方的に痛めつけることで、「素手でも自分には敵わない」と周りに格の違いを刷り込ませて従順にさせていた。

なお、イリーナは鷹岡の最初のフレンドリーな態度を見て烏間に「なんかわざとらしいのよあの男」と言っており、当初から鷹岡には不信感を持っていた。


本編での顛末

E組への赴任、渚との勝負(原作38話~42話、アニメ第1期13話)

赴任当初、E組に来たときは生徒たちにスイーツを振る舞い、生徒たちにも家族と呼び親しげに接していたが、実際には自らが烏間を出し抜き「英雄を育てた英雄」としてアゴで使うための切り札としか見ておらず、すぐに生徒たちの都合や体力を考慮しない無茶苦茶なスパルタ訓練を押し付け、逆らう生徒には笑顔を浮かべながら容赦なく暴行するなど粗暴な本性を露わにし、殺せんせーを激怒させる(実際、1日10時間という勉強も遊びもできない訓練時間の多さに不満をぶつけた前原と、怯えながらも烏間の指導を希望し鷹岡のやり方を拒否した神崎の2人がその餌食になった。更にスクワット中に烏間の名前を呟いた倉橋も制裁として殴られかけた)。

上記の写真や暴力的な指導を見かねた烏間に制止されると、生徒たちを完全に自分の支配下に置く目的で負けたらE組を去り、勝ったら彼に従うという条件の下、烏間が選んだ生徒との上記のタイマン勝負を持ちかける。そこで、烏間が選んだと対決することになったが、彼の表面的な柔和な印象に囚われてタカをくくったため、その意外な才能に呆気なく敗北する。

自分が意図しなかった結果と渚の毅然とした態度に逆上し、再び襲いかかろうとしたところを烏間に鉄拳制裁を受け、挙句の果てには一部始終を見ていた理事長から自身の教育方針の欠陥を見抜かれて「教育に恐怖は必要だが、暴力でしか恐怖を与えられない教師は三流以下だ」とこき下ろされた上に直接クビを言い渡され(この際、解雇通知を口に突っ込まれるという屈辱的な仕打ちをされた)、E組を去ることになる。


まさかの再登場とその末路(原作69話~73話、アニメ第1期21~22話)

普久間島での特別夏季講習に来ていたE組生徒たちだったが、一部の生徒が謎のウイルスに感染する事件が発生する。首謀者は烏間にワクチンを交換条件に人質としてE組で最も背の低い男子・女子生徒(具体的には渚とカエデ)を「普久間殿上ホテル」に向かわせるよう要求する。感染していなかったメンバーたちは首謀者が待ち受ける普久間殿上ホテルへ潜入、待ち受けていた殺し屋たちを倒し、黒幕の元にたどり着くが、そこで待ち受けていたのはE組を去ったはずの鷹岡であった。しかし、髪はボサボサで目の焦点は全くあっておらず、顔中に傷跡をつけた姿とその口ぶりには以前にも増した邪悪な雰囲気が立ち込めている……。

鷹岡

彼は渚への敗北が決定打となって学園を追われてから結局防衛省に出戻りしていたが、上記の失敗が原因で上層部からの評価がガタ落ちした上に同僚からも「大口叩いておいて、中学生に負けて追い出された」などと笑いものにされてしまう。そのため、顔を引っ掻いて傷つけるのが癖になるほど精神的に追い詰められていき、E組に対して逆恨みによる憎悪を燃やすようになった。そこで防衛省の機密費を盗んで姿を眩まし、自分が雇った殺し屋の一人・スモッグに命じてジュースにウイルスを仕込ませ、ワクチンを交換条件(しかし当の鷹岡自身ははなから約束を守る意思はない)に人質として渚とカエデをおびき寄せ、カエデを殺せんせーと共に対せんせー物質で満たされたプールコンクリートで生き埋めにしようとした(実写映画ではそれを実行しようとする)。これらの何とも卑劣で残虐極まりない計略は全て、殺せんせー暗殺の手柄を烏間やE組から奪い取り、自身に屈辱を与えた当人である渚を完全に屈服させるためだった


手始めに渚にリベンジするためタイマンで勝負を挑み、不本意な土下座を強いた上で、ワクチンの入った容器を皆の目の前で爆破し渚の青ざめた顔を見て狂ったように大喜びした。復讐心と憎悪に囚われる余り完全に壊れてしまったその時の彼にはもう既に人間らしさは微塵にもない。

初めは仲間に手を出した怒りに燃える彼を圧倒していたが、結局は渚の成長を見抜くことができず、邪悪な笑みに怯え、ロヴロに教えられた必殺技・猫だましで怯んだところをスタンガンで気絶させられ、彼の復讐計画は完全に潰え、再び渚の前に敗れ去る。

事態が一通り片付いた後、防衛省によって手下の用心棒や差し金と共に逮捕・連行された。


幸いにも、ウイルスは今後の自分たちの名声に対する影響も案じたスモッグたちにより、1日もすれば回復する無害なタイプにすり替えられていた。そして、連行前にスモッグから処方された正式な解毒剤栄養剤)のおかげで感染した生徒たちは全員回復した(もし彼らが毒をすり替えていなければ、感染したE組の皆は恐らく完全に手遅れになっていただろう)。殺し屋たちはこれらに加え、彼らの仕事を優先する目的もあり、一通り取り調べを受けた後はすぐに釈放された模様である。

国民を守るはずの防衛省の人間がE組の生徒を生命の危機へと晒し、人の命を奪うはずの殺し屋たちが結果的にE組の生徒を救うことになろうとは、何とも皮肉な話である。


後の展開より、殺せんせーの「あれでは生徒たちがつぶれてしまう」という鷹岡の教育論への評価が、教師となる以前の自分の過去を示す伏線でもあることが明らかになっている。


なお、主人公に立ちはだかる大きな壁の1つであるからか、アニメ一期では最終話、実写映画(無印)では終盤に鷹岡との再戦がセッティングされ、さながらラスボスのような扱いであった。

担当声優の三宅健太、俳優の高嶋政伸氏の名演もあり、一期の最後を飾るのにふさわしい存在感(と狂気)を発揮している。


そして20巻のおまけでは殺せんせーに敗れた柳沢誇太郎を迎え入れ、「ここが俺らの安住の地だ」と敗北者ゾーンで語っていた。


もし裁判が行われれば多数の殺人教唆を前述通り本来そういう事を防ぐ立場である防衛省の人間が行った以上、確実に死刑判決が下されるほどの重罪を犯したにもかかわらず、「卒業アルバムの時間」によると、国家機密である殺せんせー絡みなのもあり、彼の罪は世間には公表されないまま極秘裏に釈放され、同冊の短編漫画「烏間家の日常」では触手を移植したと思われる鷹岡の姿が見られ、「からすまあぁぁぁぁ!」と叫んでいた。

テンタクルズ 鷹岡明!

が、さらにその後の情報で(理由は全く以て不明だが)最終的に渚を神格化(ただし女神)しており、渚からの説得で僧侶になり更生する……カモしれない。が、廃人になる可能性もある。


関連タグ

暗殺教室 エンドのE組 潮田渚 防衛省 烏間惟臣

甘党 卑怯者(卑劣漢) 外道 暴力 虐待 吐き気を催す邪悪

廃人⇒最終的にはこうなったと思われる。

ペコちゃん:単行本で作者が鷹岡をこれっぽく描いた。

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