ニィロウ
にぃろう
「ズバイルシアター」の噂に名高い踊り子。そのダンスはしなやかで美しく、彼女自身も優しく純粋な心で人と接する。
プロフィール
名前 | ニィロウ(英:Nilou/中:妮露) |
---|---|
レアリティ | ☆5(限定) |
国/所属 | スメール/ズバイルシアター |
使用武器 | 片手剣 |
神の目(元素属性) | 水 |
誕生日 | 12月3日 |
命ノ星座 | 睡蓮座 |
オリジナル料理 | ひらめく踊り(パティサラプリン) |
CV | 金元寿子 |
彼女、ちょっとぼんやりしてるみたいだ。もしガンダルヴァー村の近くでパフォーマンスをする機会があったとき、森で迷子になってしまったりしないよな・・・うん、見習いレンジャーの名にかけて、あたしが彼女をしっかり見守るよ。
~ニィロウについて…コレイ
人物
スメールシティの下層・グランドバザールにある劇場「ズバイルシアター」で舞を披露している踊り子。
ひとたびステージに上がると「劇中にしか存在しない人物のようで、現実離れした美しさ」「舞が上手な役者はたくさんいるが、物語に引き込む力を持つ役者は彼女くらい」と観客が絶賛するほどの踊りの才能を持ち、技術にこそまだ伸び代はあるものの、多くの観客を魅了する。
そしてステージを降りた彼女は優しく素直でよく笑う、どこにでもいるような素朴な少女に戻る。もし舞台を降りた彼女に会ったなら、遠慮せず勇気を出して話しかけてみるといい。きっと喜んでくれるはずである。
その筋金入りの平和主義と感性に寄った価値観故、思考を巡らせるのは苦手で、理不尽な悪意や蔑視に対して解決を図れるような術は持っていない。
しかしスメールでは軽んじられがちな"感覚"や"精神的な繋がり"を大切に出来る確かな視点と、不遇な現実に屈する事だけはしない胆力を併せ持つ。「学は無いが人として曲げてはいけない芯はブレないタイプ」といえる。
通常の服「花や霧に非ず」は花神の姿を模した衣装。
グランドバザール観光ガイドによると、ニィロウの花神の舞が見どころだと紹介されていることから日常的におこなわれている演目だということがわかる。そのため花神誕日ではない日でもこの衣装を着用している。
また、自分の踊りの才能を「クラクサナリデビ様からの贈り物」だと考えているので、ナヒーダに敬愛の念を抱いている。
踊り子を志したのは、8歳の時の花神誕祭で花神の舞を目撃して魅了されたことがきっかけ。
そこで花神の舞を演じていた先生に踊りや芸術の意義を教わり、影響を受けた。
後に主役として初めて上がった舞台上で神の目を授かったため、花神の舞が存在しなかった場合、ニィロウは神の目を持たなかった可能性が高い。
スキル、パッシブスキル、天賦が花神由来であり、開花メインで戦うことからもナヒーダとの関わりが深い。
能力と戦術
Ver3.1後半(2022/10/14~11/1)の限定祈願「優々たる蓮歌の舞」で追加(原神ではPU限定★5キャラが恒常ガチャに加わる事は原則無いため、期間が過ぎると復刻が来ない限りは入手不可)。
高い水元素付着能力を有し、チーム編成が水元素と草元素の二色のみの時、元素熟知と開花反応を爆発的に強化する性質を持つ開花反応特化型サポーター。
元素反応そのものの性質に干渉するという前代未聞の天賦を持ち、草元素をばら撒く能力に優れたキャラと組む事で、並み居る敵を開花反応の草元素ダメージでまとめて爆殺する。
自身の能力を引き出すほどにチーム全員が開花反応のバックファイアを浴び続ける事になる(草原核の爆発は味方も敵の5%相当のダメージを受ける)ため、水元素か草元素のヒーラーとの同時編成は必須。それ以外でも全体的に彼女の能力を淀みなく機能させるには編成や装備がかなり限定されるピーキーな能力を持つ。
天賦
- 通常攻撃「弦月のダンス」
最大3段。後述の元素スキルによって性質が大きく変化する。ただし元素スキル影響下での通常攻撃(ステップ)のダメージは元素スキルの天賦レベルが参照されるため、育成の重要性はあまり高くない。
- 元素スキル「七域のダンス」
『さあ、踊るよ~』
水元素範囲ダメージ(最大HPをもとに計算)を与えると同時に「ピルエット」状態に入る。ピルエット状態では通常攻撃が「剣舞のステップ」に、元素スキルが「旋舞のステップ」に置き換わり、ステップは合計で3段まで放つことが可能。
3段目を打つとピルエット状態が解除され、3段目のステップに応じてニィロウの攻撃性能が更に変化する。
・剣舞のステップの場合:水の斬撃「水月」を前方に放つ。その後一定時間、通常攻撃が「剣舞のステップ」に変化し、3段目と同時に「水月」を放つようになる。(交代すると自動的に解除される。)
・旋舞のステップの場合:自身の周囲に水元素範囲ダメージを発生させた後、範囲内の敵に水元素を付着させる「天を滌う水環」を自身の周囲に生成する(水環は交代先のキャラにも残留する。ダメージはない)。
自身で殴っていく際は剣舞のステップ、裏から水付与役を行いたい場合は旋舞のステップを臨機応変に選択しよう。
旋舞のステップは開花反応のみならず、凍結反応や蒸発反応への下地にも便利。継続時間とクールタイムのバランスも良く、1凸により元素スキルのループが可能。
ステップの移行条件はゲーム内テキストだと少し分かりづらいが、剣舞のステップへ移行したい時は元素スキル→通常攻撃3回、旋舞のステップへ移行したい時は元素スキル→元素スキル3回と覚えれば良い。
- 元素爆発「浮蓮のダンス・遠夢聆泉」
『波の花と共に舞を』
自身を中心に水元素範囲ダメージ(最大HPをもとに計算)を与える。命中した敵は少しの間をおいてもう一度水元素ダメージを受ける。
この手のサポーターにしては珍しく、純粋な攻撃技である。
- 天賦「落花廻旋の庭」
キャラ突破段階1(Lv20~40)で開封。チーム編成の元素タイプが草元素と水元素の2色のみである時に起動する(人数の割合は問わない)。
元素スキルの影響下でのステップの3段目を放つと、周囲チーム全員に「金盃の豊穣」状態を付与する(継続時間30秒)。金盃の豊穣状態のキャラクターが草元素の攻撃を受けてから10秒間、周囲のチーム全員の元素熟知が+100される。
また、開花反応を起こした時、草原核の代わりに「豊穣の核」が生成される(上限数や威力は草原核のものをもとに計算)。「豊穣の核」は炎元素や雷元素による派生を起こさない代わりに即座に炸裂し、より大きな影響範囲を持つ。
さらにキャラ突破段階4(Lv60~70)で天賦「軽やかに舞う永世の夢」が開封されると、ニィロウの最大HPが30000を超えてから1000ごとに、「金盃の豊穣」状態のキャラが生成した「豊穣の核」のダメージが+9%される(最大400%分まで)。ただしこれをフルに引き出すにはHPが約75000必要になるため、無理をせずどこかで妥協したほうが現実的ではある。
これらの天賦こそニィロウの最大の長所であり短所。通常の開花反応は時間差を待って起爆する為、超開花や烈開花を経由しないと即効性がなく扱いづらかった。しかし、この豊穣の核は生成して直ぐに起爆する為、水元素と草元素の下地がある限りは核生成→起爆を延々と続けて敵を削り取る。範囲、威力共に高く、HP6〜7万まで鍛え、草元素キャラクターの元素熟知を鍛えると2万近くのダメージを延々と叩き込むことが可能。
弱点はチーム編成の元素タイプが草元素と水元素の2色のみの時にしか発動しないため、チーム編成の幅が非常に狭いこと(草属性のキャラが少なすぎることも拍車をかけている)。また豊穣の核は火力が高くなればなるほど自傷ダメージが大きくなるため、ヒーラーによる補助は必須。ver3.3までは草元素にヒーラーがいなかったため、水属性のヒーラーのうちどちらかがパーティーに固定されていたが、Ver3.4にて草元素ヒーラーのヨォーヨ、Ver3.6にて草ヒーラー兼シールダーの白朮が追加されたため選択肢が広がった。
ちなみに開花ダメージはキャラレベルと元素熟知(および、豊穣開花はニィロウのHP)のみで算出されるため、開花サポーターとして運用するなら戦闘天賦を育成する必要が一切無い。このため彼女は他キャラよりも育成に掛かる時間やリソースが大幅に少なくて済むという特徴がある。また、水2なら心海やバーバラ、水3ならナヒーダかアルハイゼンで殴るため水1(ニィロウのみ)でも無ければ彼女が表に出ることは無い。ただしキャラレベルは最大、聖遺物はしっかりと厳選すること。
- 天賦「白き玉蓮の盃」
冒険系(スタミナ回復・消費軽減系)料理を完璧に調理した時、一定確率で2倍(1つ余計に)料理を獲得する非戦闘系天賦。雲菫と同じ。
命ノ星座
第一重「却月の舞踊」 | 元素スキルの「水月」のダメージ+65%、「水環」の持続時間+6秒(12秒→18秒) |
---|---|
第二重「星天の花雨」 | 「金盃の豊穣」状態のキャラが敵に水元素ダメージを与えてから10秒間、その敵の水元素耐性-35%。また、開花反応を起こして敵にダメージを与えてから10秒間、その敵の草元素耐性-35% |
第三重「朝影の蓮歩」 | 元素爆発の天賦Lv.+3 |
第四重「清漣の音節」 | 元素スキルの「ピルエット」状態で通常攻撃の3段目をヒットさせると自身の元素エネルギー15回復。同時にそこから8秒間、元素爆発のダメージ+50% |
第五重「旋舞の流光」 | 元素スキルの天賦Lv.+3 |
第六重「霜絶の弦歌」 | 最大HP1000ごとに自身の会心率+0.6%、会心ダメージ+1.2%(どちらも最大HP50000まで適用) |
特筆すべきは2凸と6凸。
2凸では水元素&草元素のW耐性ダウンにより、パーティー全体の火力を底上げできる。
6凸効果は端的に記すと、HPさえ盛れば無条件で会心率最大30%上昇、会心ダメージ最大60%上昇するという破格のもの。最大HP50000は、モチーフ武器無しでもニィロウなら容易に達成できる範囲であり、無凸〜5凸で運用していたHP特化ビルドのまま強力なメインアタッカーへと変貌する。4凸効果の元素爆発ダメージバフも相まって、強烈な一撃を見舞うことが出来る。
これにより、固有天賦で水草縛りを要求された状態から、なんと固有天賦を完全に無視した蒸発反応アタッカーという型に移行可能。サポートはクレー、タルタリヤを運用するお供としても使われる香菱、楓原万葉、ベネットが代表。開花サポートという縛りを脱したニィロウによる高火力の蒸発反応を織り合わせた剣舞のステップ&元素爆発は、規格外の火力を旅人に提供してくれるだろう。
その際のメインウエポンとなる元素スキル、元素爆発はHP上限のみを参照するため、ベネットではバフを得られないことは注意。ニィロウ自身の火力を上げたければ、楓原万葉のような「元素ダメージバフ」、クレー(要2凸)や鍾離のような「防御力、耐性デバフ」に頼る必要がある。
装備選定について
武器は最大HPや元素熟知を伸ばすものがおすすめ。攻撃力や会心率/ダメージは開花をダメージソースにするのならあまり気にしなくとも良い。
彼女と同時に武器ガチャで実装された☆5片手剣「聖顕の鍵」が彼女の能力のブーストに振り切った固有能力を持っており、他キャラが持っても並の☆4武器のほうがマシな働きをしかねない、実質ニィロウの専用装備となっている(他には元素熟知とHPを両立したい久岐忍、HP特化により鍾離に迫るシールドの硬さを得られるレイラが適正。)ただし公式PVでは同日実装の☆4片手剣「サイフォスの月明かり」が採用されている程に見た目は似合っていない。
代用候補として、☆5片手剣「磐岩結緑」も良い。「磐岩結緑」は「聖顕の鍵」ほどではないがHPにボーナスが付く上に、高会心率の担保が付く。一見すると地味な能力だが、元々HPが高く、高HPを求めるニィロウに対してアタッカー運用も可能になるため、こちらもなかなか捨てがたいものとなっている。ただし、ニィロウの元素スキルと元素爆発のダメージ、豊穣の核のダメージ上昇は全てHP基準のダメージ計算のため、それらに対しての攻撃力ボーナスは腐ることを留意されたい。
また、最大HPや元素熟知を抜きにして「開花の反動で倒れない」事を重視するならなんと☆3片手剣「旅道の剣」が選択肢に入る。元素粒子を取ったときに1~2%HPを回復する効果があるのだが、HPガン盛り運用が基本の彼女ならそれだけで開花の反動分を軽く回収できてしまうのである。まだ他の武器のエサにしていないのなら持たせてみてもいいかも知れない。
ちなみに元素粒子を生成できるなら誰でも良いので水元素もしくは草元素キャラに☆4「西風」シリーズの武器を持たせて攻撃させ、「旅道の剣」を持ったニィロウで回収させて一気に回復させるということが出来る。
聖遺物はHPを最優先に取りたいため「HP上限+20%系聖遺物(千岩牢固&花海甘露の光)」2セットは確実に揃えよう。
残り2セットは、HP特化型ならもう片方もHP聖遺物にしてHP上限をさらに上げる、開花火力を重視するなら「大地を流浪する楽団」or「金メッキの夢」or「楽園の絶花」の元素熟知上昇系の2セット装備を、ニィロウ本人の火力を重視するなら「沈淪の心」で水元素ダメージを上げよう。
砂/杯/冠のメインステータスは、開花サポートなら3面HP、アタッカーならHP/水元素ダメージ/会心率がオススメ。
サブステータスは開花サポートならHPと元素熟知を重視、アタッカーならHPと会心系統を重視しよう。
ただし上記の通りHPが約75000を突破してしまうとそれ以上の恩恵を受けられない。基本的にニィロウの運用は水元素共鳴が起こるため、そのHP上昇量も加味しておこう。超えた分は元素熟知かチャージ効率(110~140%ほど)に回そう。
編成について
ver3.6現在でニィロウのパワーを最大まで発揮できるパーティーは、前述の元素縛りと開花ダメージの自傷によりかなり幅が狭くなっている。草元素からは草起点に特化した旅人(草元素)とコレイとナヒーダ、水元素からは水元素共鳴によるHP上昇と水起点と回復役を兼ねる珊瑚宮心海とバーバラの5名が筆頭編成候補か。ヨォーヨは草元素ヒーラーなのでヒーラー枠として使いたいところだが、彼女の元素爆発は引っ込むと効果が消滅してしまうため、起点役ではなく付着役として使おう。旅人&コレイ&バーバラを編成したパーティーはその全てが恒常的に入手可能な配布キャラで構成されており、お財布に優しく、それでいて非常に高い火力を発揮出来るパーティーとして確立された。しかし、珊瑚宮心海を所持している場合、彼女をバーバラに代わって編成するのが望ましい。心海の元素スキルによる範囲水付与と継続大回復、元素爆発によるアタッカー化と、ニィロウと組む上では格別の組み合わせと言って良い。
しかし、完全にバーバラが心海の下位互換という訳ではなく、バーバラの元素スキルは狭範囲で敵に密着する場合に高頻度で水付与が起こせる為、心海の元素スキルと比べて大量の開花反応を起こすことが出来る。特に侵食効果を付与し、なおかつプレイヤーの近くへのワープを繰り返す獣域ハウンドには滅法強く、この敵の処理性能に関しては心海よりバーバラが優位である。ただしこの元素スキルは自分にも継続的に水付与をする為、氷元素の敵には逆にハメ殺しに遭う可能性が高く、さらにはほぼ敵に密着する事が条件のため敵の攻撃を受けて動作を邪魔されやすい(中断耐性が無い)。加えて元素スキルには粒子生成が無いため、強みの即時回復である元素爆発の回転率も悪い。だが心海の元素スキルと大きく異なるのは自身を追従する水付与+回復であること。心海の設置型スキルでは、敵の配置によっては置き直しを強制され、決して短くないクールタイムを意識しながら立ち回る必要がある。それらの点を一切考えないで動けるのはバーバラの大きな強みである。多くの場合は心海に分が上がるが、特定の局面においてはバーバラが大きく活躍できる場合がある。
現在の豊穣開花運用は大別して2通りあり、「草2人+水1人+ニィロウ(草2水2編成)」か、「草1人+水2人+ニィロウ(水3草1編成)」がメジャー運用。前者の場合は安定感重視、後者の場合は火力重視となる。
- 草2水2編成の場合、珊瑚宮心海やバーバラが中心に攻撃するため、まずその回復力により倒れない。心海を起用している人なら、ヨォーヨを編成し、元素熟知に寄せても回復力に大きな支障が出ず、さらに祭礼の断片で継続的に化海月の設置が出来るため「楽園の絶花」4セットで開花特化ビルドも可能。
- 水3草1編成の場合、ナヒーダやアルハイゼンが草1枠となり、水2人目はヒーラー枠、水の3人目に行秋か夜蘭という草で殴る高火力編成となる。火力に優れるが、ナヒーダの場合はそれでも低耐久+低機動力で即死の危険があり、アルハイゼンは元素付与状態で殴り続けて豊穣開花を継続的に起こすにはパーティー単位でのCT管理が非常に厳しいのが難点。
余談
能力について
その他小ネタ
- 好きな食べ物はスイーツで、嫌いな食べ物はキノコ。小さい頃に毒キノコを食べてしまい何日も寝込んだことがトラウマになっている模様。
- レベルの上限突破に必要な主な素材は、スメールシティなどに自生している「パティサラ」という花と、Ver3.1で実装された新フィールドボス「兆載永劫ドレイク」のドロップアイテム。どちらも比較的入手はしやすく、ニィロウの実装までにコツコツ集めていれば、彼女を入手してすぐに育成することも可能。
- その少し前に実装されたものの、育成素材が入手しづらいセノに比べると圧倒的に育成がしやすく、セノよりもニィロウを後に入手したのに彼女の方が先にレベル90になってしまった、という声は少なくないようだ。
ストーリーにおいて
魔神任務第三章第二幕
ドニアザードの協力で開催された「花神誕祭」で「花神の舞」を捧げようと奮闘したが、結果揃って教令院の暴走の標的になってしまう。
しかし彼女の願いと、その口から語られた「存在しないはずのもの」は、事態を打開するための大きな鍵となり、同シナリオのラストでは念願の「花神の舞」を舞うのだった。
伝説任務「睡蓮の章(智者へ)」
教令院の圧力により閉鎖の危機に陥ったズバイルシアター存続のため、旅人や劇団の仲間達と共に奔走することになる。
この内容上、情勢が変化する第三章第五幕のクリア前後で台詞が一部変化する。
専用の秘境を探索したり、戦闘が多発することが多い伝説任務では珍しく、ニィロウの場合はダンジョン探索はなく、戦闘も雑魚敵相手の一回のみとなっており、あえて言うなら難易度がやや低めのシティーアドベンチャーに近いものになっている。
魔神任務第三章第五幕
幽閉されている草神の救出のため行動を開始した旅人たちに協力し、教令院の前でゲリラライブよろしく事前告知なしで舞を披露。その優雅な踊りは学者や衛兵たちをも魅了した。
これに対し、芸術を毛嫌いしている大賢者アザールはアーカーシャ端末を通じて衛兵たちに「芸術禁止令」を発動し、彼女ら芸能者を問答無用で始末しようとしたが、そのデータは直前にアルハイゼンによって「クラクサナリデビが脱走した」という偽情報にすり替えられていた。
鵜呑みにした衛兵たちはニィロウには目もくれず街へと駆け出し、最終的にディシア達にボロ負け。当のアザールも疑心暗鬼に陥った末にセノに捕らえられ、教令院は極めてスムーズに陥落した。
彼女はこれら偽情報の発動を誘発するための実質的な陽動役であり、当然危険も伴うものであったが、臆せず堂々と一世一代の大役を全うしたのだった。