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クリオロフォサウルスの編集履歴

2023-05-16 21:46:41 バージョン

クリオロフォサウルス

くりおろふぉさうるす

1億9000万年くらい前の南極に生息した恐竜。クリョフォサウルス。

概要

南極の恐竜として初めて発見・命名された獣脚類。ちなみに南極も3500万年くらい前までは温暖であった。

化石は南極のカーク・パトリック山にあるジュラ紀前期の地層・ハンソン層から発見されたが、南極なので当然凄まじい寒さの中で発掘作業をすることになり、そんな環境に因み「氷(の中)のトサカを持つトカゲ」を意味するこの名前がつけられた。発掘された化石は少数だが、それらから推測される大きさは全長6~7メートル程度とジュラ期前期でも最大級の獣脚類。しかもホロタイプが未成熟個体であるため、成熟個体はより大型である可能性が指摘されている

最大の特徴は涙骨が変化して形成されている扇状のトサカ。これがリーゼントを思わせる事から「エルヴィス・プレスリー」のニックネームを頂戴した。

トサカは薄く脆弱な作りと装飾的な形状から、もっぱら視覚的なディスプレイ器官だったと思われる。

 

分類について

化石にはアロサウルス類に見られる特徴と、ディロフォサウルス等に見られる原始的な特徴が入り混じっている。当初は最初期のカルノサウルス類アロサウルスなどを含むグループ)とされていたが、近年の研究でディロフォサウルス科に属するとされた。

しかし、そのディロフォサウルスの一種D.sinensisが別属のシノサウルスと判明し、2012年にはシノサウルスと共に原始的な堅尾類に属するという説が、2020年には三畳紀のズパイサウルスより派生的だがディロフォサウルスよりは原始的な新獣脚類という説が提唱された。

なお現時点で製作された復元骨格は前述のカルノサウルス類説に基づいているため、現在の学説の姿とは少々趣が異なる。復元骨格を参考にイラストを描くときは注意。


多くの近縁種と同じく肉食で、胃内容物としてトリティロドン類の単弓類が報告されている。

1998年に竜脚形類と思われる頸肋骨(首の下にあって支えになっている骨)がクリオロフォサウルスの体内から発見されたため、同じくハンソン層で発見されているグラシャリサウルスを捕食していたと考えられていたが、2007年の論文にて頸肋骨はクリオロフォサウルスのものと結論付けられている。


フィクションにおいて

古代王者恐竜キング

第1紀から登場わざカードの「はんげきかいふく」「あせらせ」「かいふく」といったわざで甲虫王者ムシキングナミアゲハアオスジアゲハの代わりとして登場するという、冷遇・場違い気味の扱いで登場。

ちなみに同様に南極圏の恐竜であるラエリナサウラもわざカードに出演。


激闘!ザンジャーク2紀+では装いも新たにシークレット恐竜として恐竜カードに昇格

  • 同じくわざカードのパウパウサウルスもシークレット恐竜入りになったが、DS版ではわざカード限定のまま。

バトルタイプは激闘!ザンジャークはきょうかタイプ、目覚めよ!新たなる力ではあいこかいふくタイプで登場する。必殺わざはグー。


前述する名称からか氷の力を使う


超わざはグーは氷の結晶を大量に飛ばす「スノークリスタル」、チョキは氷の息を吐いて敵を凍らせてふっとばす「ブリザードスマッシュ」、パーは氷の息で地面を凍らせて敵を氷塊に叩き飛ばす「フローズングライド」。


ショルダーネームはわざカードは「自慢のリーゼント」、恐竜カードは「氷冠の貴公子」。


テレビアニメでは第77話と第78話でノーピスの恐竜として登場。


ジュラシック・パークシリーズ

ゲーム作品に登場しており、「Warpath: Jurassic Park」と「ジュラシックワールド・エボリューション2」に登場。

映画や特別映像等、映像作品での登場や言及はない。


関連タグ

恐竜 獣脚類 南極

ディロフォサウルス シノサウルス

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