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黒龍(ティアーズオブザキングダム)の編集履歴

2023-05-31 16:53:44 バージョン

黒龍(ティアーズオブザキングダム)

こくりゅう

ゲーム作品「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」の終盤のネタバレを含むため閲覧注意

この記事は「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」の終盤に関するネタバレが含まれているため、ゲームをエンディングまで攻略し終えてからの閲覧をお勧めします。



































「我は… 万物を統べる… 全能の王なり!!」


「認めぬッ! たかが 人の子一匹に!!」


「最早 自我も肉体も要らぬ!」


「貴様らを地獄の道連れに 永劫の闇で 世界を終わらせてくれるわ!!」









龍化せし魔王 黒龍





概要

勇者リンクに追い詰められた魔王ガノンドロフが勝利のために全てを捨てて至った最終形態。

自身の敗北を受け入れまいとしたガノンドロフは、額に身に着けていた秘石を引き千切って喰らい、人間としての自我と肉体を捨て、巨大な黒き龍へとその姿を変えた。


最早ガノンでもガノンドロフでもない、目の前にあるものをただ破壊するだけの厄災。

この黒龍こそが「ティアーズオブザキングダム」におけるラスボスである。


外見

当初は厄災ガノンの怨念形態を彷彿とさせる瘴気の塊だったが、徐々に実体化し、龍としての姿を現した。

その名通りの黒い鱗、顔周りの赤い髪と髭、頭部から生えている複数本の角、長い胴体から複数突き出ている鉱石のような赤い突起などが特徴の、巨大な東洋龍の姿をしている。

普通に攻撃しても通用せず、体表から生えている黒いコブのようなものが弱点である。


戦闘

変身するなりいきなりリンクを喰らうべく襲い掛かる。だがリンクは運よく牙と牙の隙間に身を潜め難を逃れていた。

そこへ最後の味方が駆け付ける。それはマスターソードを復活させるために白き龍となったゼルダであった。


この戦闘は空中戦であり、落下してもゼルダが拾ってくれるので決して地面に激突することはない。


基本はダイビングやパラセールで上空から黒龍に接近し、コブを攻撃して破壊することとなる。コブを壊すと振り落とされるが、真下にいるゼルダが拾ってくれて上昇してくれるので、再度上空からコブを狙おう。

他の龍と同じように黒龍も背中に乗ることはできるが、瘴気ダメージを受けるためお勧めしない。背中に着地してもすぐにコブを叩きに行かないと振り落とされてダメージを受けてしまう。

なお、瘴気ダメージでヒビの入ったハートは黒龍から離れると復活するが、消滅したハートは治らないので注意。


全てのコブを破壊すると黒龍の額にある秘石が輝き、ダメージを与えられるようになるので集中攻撃。

すると表面が壊れて内部が露出し、イベント後に「トドメ」を選択することで勝利となる。


最期

勝利のために全てを捨て、漆黒の巨龍へと変貌したガノンドロフ。今の彼にとってリンクなど、取るに足らないちっぽけな存在も同然――のはずだった。

しかし、同じく白龍となったゼルダが駆け付けたことで形勢を覆される。ゼルダもまた自我無き存在のはずだが、決して暴走することなくリンクの支えとなっていた。


謀略と欲望の末に己を捨てただけの孤独な破壊者と、多くの想いに支えられながらこの場に立つ退魔の勇者。どちらが勝つかなどわかり切っていた。

大空の死闘の末、黒龍はマスターソードによって額を貫かれたことで敗北。最後は何かを求めるように天へと昇り、光輝の柱となって跡形もなく消え去った。


最大の敗因は、言うまでもなくリンクゼルダを仕留め切れなかったこと。最初の戦いでリンクを始末していれば、マスターソードを軽んじなければ、あるいはソニアではなくゼルダの命を奪っていれば結末は大きく変わっていただろう。


余談

白き龍となったゼルダの頭部にあるマスターソードを引き抜き、黒き龍となったガノンドロフの額をマスターソードで貫く――という風にそれぞれ対照的に描写されている。


実はマスターソードの入手は任意であり、引き抜かないでラスボスまで来ることが出来る。その場合、このバトルの始まりでマスターソードを引き抜くイベント(通常はがんばりゲージ2周分必要だがここでは不要)が発生し、自動的にマスターソードを入手することになる。

その際はラスボス戦の直前にゼルダの祈り・願いがイメージとして描かれるため、絶対に負ける気がしないラストバトルとなる(引き抜いた際のイベント自体は同じ)。


乱丸著「リンクの冒険」では、

「ラストバトルにてリンクガノンが壮絶な空中戦を展開する」「リンクの剣がガノンの脳天を貫いて決着を迎える」「この戦いの後、ゼルダ姫が奇跡によって復活する」

という展開がある。


未将崎雄著「リンクの冒険」では、

「凄まじい超巨体の魔獣となったガノンに食われそうになるリンクだが窮地を脱し、最期はゼルダ姫から授かった武器で弱点を攻撃してトドメを刺す」

という展開がある。


姫川明著「トワイライトプリンセス」では、

「ガノンドロフと一騎討ちを繰り広げるリンクが窮地に立たされるが、最後の味方として封印戦争を得て変わり果て長い年月を生きた者が駆け付ける」

という展開がある。


関連タグ

ティアーズオブザキングダム ガノンドロフ(ティアーズオブザキングダム)


ヴァルバジア:シリーズにおける東洋龍繋がり。


グルンベルド:こちらも巨大な龍に変身する赤毛の巨漢。


鬼眼王バーン:黒龍と同様、追い詰められた末に勝利のためすべてを捨てて変身を遂げた最終形態。こちらは自我こそ失われないが二度と元の姿に戻れなくなる。またこの戦いでも竜と関係のある人物主人公破損から再生した伝説の剣を届けるというイベントがある。

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