刀について詳しくは→一期一振
プロフィール
「私は、一期一振。粟田口吉光の手による唯一の太刀。藤四郎は私の弟達ですな」
「布陣の偵察を。しかるのち、各個撃破と洒落込みますか」
「行ってまいります。留守の間、弟たちをよろしくお願いいたします」
概要
ブラウザオンラインゲーム『刀剣乱舞』に登場するキャラクター。
鎌倉時代中期の刀工、粟田口吉光作。吉光は短刀の名手であり、吉光唯一の太刀の刀剣男士。
作中では、同じ吉光の作である刀剣男士達の一番上の兄として扱われている。→藤四郎兄弟
性能
レア度4の刀剣男士。
装備スロットは3つである。
統率(防御力)、衝力(敵本体へのダメージを与える力)が高く、装備スロットも多い為に機動(素早さ)を大幅に上げることも可能な為、扱い易いキャラクターだと言える。
また、ランクアップ、錬結を全て終えた時点のステータス総合値も高めで(極を除く)、入手難易度を除けば初心者向けと言える刀剣男士。
性格
いつも優しく穏やかな笑顔の人物。時折見せる表情にはどこか物悲しさが窺える。(刀剣乱舞公式設定画集『刀剣乱舞絢爛図録』より)
藤四郎兄弟からは、一番上の兄として「いち兄」と呼ばれ慕われている。(刀剣乱舞公式設定画集『刀剣乱舞絢爛図録』より)
内番の手合せで他の藤四郎兄弟とペアを組ませると特殊会話が発生し、兄仕様ボイスを聞くことができる。
非公式であるが、監修芝村裕吏氏のツイートによれば、息子にするには出来すぎてるし、部下にするには可愛げがないが、誰かが可愛がらねば死ぬタイプらしい。
経歴
刀帳や本丸でのセリフのとおり、豊臣秀吉の愛刀とされる。秀吉が強く所望したため、所有元であった毛利輝元より献上された。
豊臣家御腰物帳によれば、一の箱に収められていた模様。なお骨喰藤四郎、鯰尾藤四郎、にっかり青江、宗三左文字なども同じ一の箱に収められていた。
元は二尺八寸と長めの太刀であったが、豊臣家に渡った後磨りあげられ、大阪の陣で焼失した際に再刃されたため、現在は二尺二寸となっている。
中傷時の本丸セリフや刀剣破壊時のセリフから、炎に対する恐れや複雑な心境が窺える。
大阪の陣において自身や弟が焼けてしまった事、主の栄華の象徴が焼け落ちてしまった事などへの含みがあるのだろう。
なお、2015年3月16日現在、中傷時の炎に魘されているセリフは聞けなくなっている。
本人は「思い出は焼け落ちました」と思い出のみに言及しているため、記憶の有無は解釈の分かれるところである。
大阪の夏の陣後、尾張徳川家に渡り、文久3年(1863年)孝明天皇へ献上された。現在は山里御文庫内御剣庫に所蔵されている。献上組も参照。
回想
『江戸の記憶:大阪(大阪冬の陣)』ステージに鯰尾藤四郎と同じ部隊に入れて出陣すると回想イベントが発生する。
極
2021年1月14日のメンテナンス後に「極」が実装された。
レベル75以降、四日間の修行を経ることで極の姿になることが出来る。
一期一振の様子がいつもと違うようだ。
「主、折り入ってお話がありまして」
一期一振が修行に旅立ちたいようです。
修行に行かせますか?
▶はい(一期一振極の頁に飛びます)
いいえ
カードファイト!!ヴァンガード
こちらではカードファイト!!ヴァンガードのタイトルブースター刀剣乱舞で収録された彼も紹介する。
こちらはゲームに忠実に再現しておりヴァンガードにアタックした時カウンターブラスト1枚とソウルブラストを1枚払うことで「藤四郎」と名の付くユニット1体に付きパワーを4000上げる真剣必殺(ダメージが3以上だと発動する能力)をもつ。まさに兄貴と言わんばかりの能力である。
デッキの内容を「藤四郎」と名称統一を強いられるため彼を活躍させたいのであれば弟たちを全種類いれてもいいだろう。
フレーバーテキスト
「一期一振、参る!」
メディアミックス
刀剣乱舞-花丸-
第3話から名前だけは弟達の口から語られるも、迎えることが難しい刀であるために登場が待たれていたが、満を持して第7話で40振目の刀剣男士としてようやく顕現する。弟たちとEDも担当しているが「いち兄歓迎会」も兼ねており、いつものED映像ではなく万葉桜付近にステージを設置し、見事な歌とダンスを披露した。→AWT48
尚、アニメ公式のツイッターアカウントでは話ごとに新たに登場する刀剣男士の紹介ツイートが投下されるのだが、一期一振の登場はサプライズでもあったようで、彼の紹介ツイートは放送終了後に投下されている。
続編『続 刀剣乱舞-花丸-』では、第2話ED、第7話ED、第8話OPに参加している。
舞台『刀剣乱舞』
「虚伝」(初演・再演)にて初陣。廣瀬大介が演じた。
部隊長として出陣した大阪の陣にて、敵の力が増している事に気づく。一方で小夜が負傷した折には鯰尾と共に見舞いに訪れ、左文字の兄達に詫びを入れるなど、真面目な気質がうかがえる。
日替わりの軍議においては容赦ないツッコミを入れていく姿が見られ、お茶請けを口に突っ込まれて台詞が言えない長谷部に対して「もう一つ?」「鼻から?攻めますな」などおおいにイジっていた。
初演の大千秋楽では内番衣装に着替えてカーテンコールに登場するが、この時ヘッドセットマイクを忘れてしまうハプニングが発生。咄嗟に横から鶴丸が顔を寄せ、彼のヘッドセットマイクで挨拶するという光景に、黄色い悲鳴が上がる事となった。
ちなみに鶴丸役の染谷俊之はこの出来事が相当印象に残ったらしく、後に「維伝」大千秋楽のカテコでもこの事に言及している。
その後「天伝」にて再登場。本田礼生が演じた。
大坂冬の陣にて歴史改変の陰謀が進行する裏で、かつての主・豊臣秀頼と対面。名を明かせぬままに「藤吉郎」と呼ばれ、宗三と共に仕える。
父・豊臣秀吉の重圧に苦しみ、何者でもない自分を天下人として証明する為、正史に反して出陣しようとする秀頼を押しとどめる為に刃を向けるが、その中で「豊臣の守り刀として秀頼を守ってくれ」と祈る秀吉の記憶が復活。自らの正体と、これから先に起きる事を明かしてしまう。
一度は秀頼の心を惑わすものとして大野治長に追放されてしまうが、真田丸を巡る激戦の中で帰参。太閤左文字から改めて秀吉の「心」を伝えられた秀頼に激励され、彼を正しく死なせる為の戦いへと向かう……
公演中に演者の本田が腰を負傷し、2月6日・7日の合計4公演が中止となる。演出を一部変更して公演は続行された。
ミュージカル『刀剣乱舞』
「花影ゆれる砥水」にて初陣。國島直希が演じた。
天正18年、京・聚楽第に出陣し、前の主である豊臣秀吉の窮地を救う。咄嗟に周囲が勝手に名づけた「一太郎」を仮の名として秀吉の側に仕え、彼の警護を引き受けるが、その中で自分と瓜二つの姿をした黒い一期一振──「カゲ」と出会う。
「カゲ」の正体は一期と同じ粟田口吉光の太刀であり「影打ち」と呼べる存在だったが、鑑定をさせられた本阿弥光徳が「秀吉の命令で磨り上げられる」未来に我慢がならず、影打ちの方を一期一振と偽って献上した為、二振の存在が入れ替わってしまう。
闇に閉じ込められた一期だったが、「秀吉を護る」という使命を「カゲ」が引き継ぎ、物語は進んでいく。そうした中で秀吉の一子・鶴松の病が平癒し、歴史改変の危機を迎えてしまうが……