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花影ゆれる砥水

はなかげゆれるとみず

ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』を原作としたミュージカル『刀剣乱舞』の第10作目
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概要編集

2015年10月より始動している『刀剣乱舞-ONLINE-』を原案としたミュージカル作品、ミュージカル『刀剣乱舞』(通称:刀ミュ)の第10作目にあたる作品。通称『花影』。

本作では隊長のへし切長谷部、隊員の一期一振、鬼丸国綱、大般若長光、小竜景光、山姥切長義の6振が、天正十八年京都へと出陣し、とある一振りを巡る重大案件に相対する姿が描かれている。


あらすじ編集

醜い心は何を生み出す

燃え盛る炎の中に取り残された刀を抱える少年、又三郎。刀を「お刀様」と呼び、刀を燃やそうとする人間を幼いながらに憎む。

「人はなんて愚かか、なんて愚かなんや」そう叫ぶ又三郎を、時間遡行軍が取り囲んだ―――。



本丸では水心子正秀が育てた桜が咲き誇り、刀剣男士たちが各々の時間を過ごす中、へし切長谷部が審神者に呼び出されていた。

出陣部隊の隊長を任された長谷部は張り切るが、もう一つお願いがあると依頼される。それは「一期一振を頼む」というものだった。

出陣命令を受けたへし切長谷部、一期一振、鬼丸国綱、小竜景光、大般若長光、山姥切長義の6振りは、天正十八年の京都に向かう。


天正十八年、京都。

豊臣秀吉の元に、一振りの刀が届いていた。秀吉お抱えの刀剣鑑定士である本阿弥光徳は、「粟田口吉光の太刀、一期一振である可能性がある」と検討をつける。

「一期一振がどうしても欲しい」と言う秀吉に引き続き鑑定を頼まれた光徳は、その刀を手に取り「刀の声」を聞こうとする。だが、声が聞こえることは無かった。


一方、刀剣男士たちは二手に分かれ、調査を始めていた。聚楽第の調査に来ていた鬼丸国綱、山姥切長義、一期一振の三振りは、出現した時間遡行軍と戦う。

街の調査に赴いていたへし切長谷部、大般若長光、小竜景光は、聚楽第の方から登る煙に気付く。歴史にはない火事を訝しみ、聚楽第へと急いだ。


炎の中で時間遡行軍と戦う最中、一期一振と山姥切長義は「一期一振に似たカゲ」と相対する。「我こそが吉光の太刀」と名乗るカゲは、斬っても斬ってもたちまち復活してしまう。大般若長光も合流するが、時間遡行軍と共に逃げられてしまった。



時間遡行軍から秀吉を救った男士たちは、褒美を取らせたいと秀吉に呼ばれていた。中でも最初に秀吉を救った一期一振を秀吉は気に掛けるが、カゲとの対戦で気を失ってしまっていた。

へし切長谷部は褒美として、秀吉の護衛がしたいと申し入れる。護衛には「鬼右衛門」こと鬼丸国綱が付くことになった。また、休みを取っている「一太郎」こと一期一振の世話役として、「大五郎」こと大般若長光もそばに付くことになる。

さらに長谷部は、本阿弥光徳にも弟子入りを申し入れた。「お刀様の声に耳を傾けること」しか出来ないという光徳の様子を長谷部、小竜、長義の三振りが見つめる中、光徳は突如、豊臣秀吉に呼び出される。


意識を失っていた一期一振が目を覚ました頃、豊臣秀吉の元に刀が届いていた。それはなんと、毛利輝元より召し上げられた「一期一振にそっくりの刀」であった。

よく似せて作られた写しなのか、毛利輝元が贋作を送りつけたのか。光徳はどちらでもない、これは粟田口吉光の真作だと言う。

それではどちらかが影打ちなのか。一体どちらが本物なのか。

秀吉は光徳に、「真の一期一振を見極め、身の丈に合うよう磨上げる」ように命じた。



吉光の最高傑作を磨上げるなど刀への無礼千万、だが命令には従わなければ―――その時、カゲが光徳へと囁く。「私の名を呼べばいい。」

真打ちを磨上げたくないのであれば、影打ちを真打ちだと言い、こちらを磨上げてしまえばいい。


心に従うままに、光徳は影打ちに向かい、一期一振の名を呼んだ。



部隊編成編集

へし切長谷部 演:木原瑠生

一期一振 演:國島直希

鬼丸国綱 演:林光哲

小竜景光 演:長田光平

大般若長光 演:京典和玖

山姥切長義 演:水江建太


歴史上の人物、その他編集

本阿弥光徳 演:唐橋充


豊臣秀吉 演:小須田康人


カゲ 演:杉山諒二

一期一振の髪や衣装が黒くなった姿で登場する。



余談編集

今までの刀ミュ作品では「刀剣男士たちが歴史を正しくするために元の主や歴史上の人物を殺さなければならない」などの重い題材が取り扱われてきたが、今作では刀そのものが題材となっている。

また、時間遡行軍が刀剣男士の存在ごと消し去ろうとしている可能性が示唆された。


へし切長谷部は、大磨上無銘となった後に本阿弥光徳の金象嵌が入っている。

劇中に登場した堀川国広(刀工)は、山姥切長義の「本作長義」から始まる62文字の銘を打った刀工。なおこの銘打ちに先立って打たれたのが、山姥切国広である。


二部のライブパート途中のMCでは、一部での瓜畑遊びを踏襲し、現代の職業に身をやつす(成りきる)男士たちの姿が見られる。


「㊇乱舞野外祭」では、長谷部、一期、鬼丸、小竜、大般若の5振りが全公演に出演。山姥切長義は日替わり男士として出演し、6振り揃っての二部ライブパート楽曲「IGNITION」のパフォーマンスが実現した。


表記揺れ編集

花影揺れる砥水

タイトルの「ゆれる」はひらがなのため注意。


関連タグ編集

刀剣乱舞 刀ミュ


前作→江水散花雪

次回作→陸奥一蓮

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