概要
カオスバトルとはキャラクター同士がセリフ、時には心無い暴言雑言を交わして最後の1人まで戦わせる決闘である。その性格上扱えるセリフの多寡と辛辣さがキャラクターの強さに直結する事が多い。基本的にキャラクターは画面全体に四角い枠で区切られ並べられており、無差別に他のキャラを攻撃できる。
参戦キャラにセリフさえあればあとは制約が一切無いためキャラの乱入や大量虐殺、果てには蘇生などなんでもありである。流石カオスと言うだけあって殺伐としている。またキャラクターの参戦数は自由で1vs1のガチタイマン勝負や100名近くが入り乱れる大戦争まで様々である。更にバトルロワイヤルに留まらずチーム戦や強大なキャラに全員で挑むボス戦など対戦方式も多種多様である。
...と御託を並べるよりもまずは以下の動画を見てもらった方が早いだろう。
一般的なカオスバトルの一例
正にカオスなバトルロワイヤルであり、オールスター達が自由に共演して闘いを繰り広げる事が最大のカオスバトルの魅力と言えよう。
元々はうごくメモ帳で流行した分野であったが、作成の手軽さなどからYouTubeやニコニコ動画でも拡大した。
特にうごメモ時代は解像度・色数・音質・再生時間に制約があったものの、最近ではそれらの縛りから解放された作品も増えている。
主な参戦キャラクター
ここでは、定番キャラクターを紹介する。
「カオスバトルと言えばコイツ!!」と言っても過言では無いほどの看板キャラ。セリフの隅々にユーモラスがありかつ攻撃的なのでカオスバトルにおいて最も扱い易いキャラでもあるため古今多くの作者が愛用(?)している。コイツ以外のドナルドはいません(断言)
主なセリフ 「ランランルー」「やんのかテメェ?やんのかオイ!」「もちろんさー」
- ムスカ(ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ)
何度でも蘇る事でお馴染みのカオスバトルの看板キャラ。カオスバトルが無秩序になるのは大抵コイツのせい。必殺技や煽り、日常会話から断末魔まで揃う正にセリフのデパートである。バルスで倒されると復活できない。
主なセリフ 「ゴミのようだ!」「何度でも蘇るさ」「氏ねーー!」
ドイツの破壊神。天皇陛下を敬愛しているが残念ながら日本人では無いゆえセリフは全て空耳である。感情の起伏が激しく何をしでかすか分からないキャラクターとしてよく採用される。そういえば彼、最近になって復活したらしい。
主なセリフ 「タピオカパン」「終わった畜生」「天皇陛下万歳!!」
あのマイトガイとサシでやりあえる程熱い男。コイツがいるだけで煩い。意外にも攻撃技は少ないがとにかく煽る。リアルの真っ直ぐな性格が全く反映されないかわいそうな人。因みに天気ネタは本人が嫌がっているのでなるべく控えましょうね。
主なセリフ 「熱くなれよ!!」「もうちょっと頑張ってみろよ!!」「蜆がトルルゥ!!」
その名の通り、邪悪なサトシ。「闇のゲームの始まりだぜ!」とともに、カオスバトルを始めることが多い。ポケモンを使わず、単独で技を出すことが多い。
主なセリフ 「スピリットバーン」「闇のゲームの始まりだぜ!」
ここに来て平和なキャラ...ではなくカオスバトルに於ける大量虐殺の師範のような存在。彼の所持するデスノートで他のキャラを息をするように粛清してゆく様は正に今スターリン。しかしデスノートが使えなくなった途端に雑魚扱い。余談だが彼はなぜネット上であそこまで忌み嫌われいるのだろうか?カツオは逆にネット上でいつも拍手喝采なのに。
主なセリフ 「殺ーるdeath」「ばいばいでーす」
オンドゥル星からやって来た若き王子で、ライダー系参戦者の代表格。基本的には変身後の状態で登場するが、一部作者の作品では試合中に変身したり、最強フォームのキングフォームに強化したりもする。キングフォームになると勝つのはほぼ不可能。
主なセリフ 「ウェーイ!」 「ウソダドンドコドーン!!」
自称神。撃破されると画面に大きく「GAME OVER」と表示される。数回程度ならコンティニューすることが可能。他のプレイヤーを煽って返り討ちにされ、復活してさらに返り討ちにするまでがお約束である。ちなみにあまり変身しない。
主なセリフ 「ブゥン!」 「不滅だあぁぁぁぁっ!!」
歴史人物アドルフ・ヒトラー…ではなくブルーノ・ガンツ空耳ネタで有名になった彼もカオスバトルに登場している他のキャラクターに絶叫して攻撃する
主なセリフ 「畜生め!」「ボルシチ」
ここに記したキャラクター以外にも、シリーズには数多くの人々が参戦している。動画を見て、お気に入りのキャラを見つけてみてはいかがだろうか?
主なカオスバトル作者
ここでは主に活動している作者の事を示す。
なお、RTI-KLIsTについては、個別記事も参照。
- うごメモ時代
・ケイ
・すいそ
・Mesiken
・tsk sgwr
・NUサーモン
・川端佐紀行
・ゼクス
- YouTube時代
平成 |
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ダークスラッシュRX 四季島モルガン(引退、全動画視聴不可) 夜桜 ドクターK ApitanN1000/Piatan7000 RTI-KLIsT ?To~no? |
小説
※敬称略
歴史
カオスバトルは2010年、うごメモで活動していたケイ氏の原案の基に一大ブームとなった。特にこの頃YouTubeに投稿された『28人バトル』や『カオスバトル』は再生回数ミリオンを突破している(現在は両方削除済み)。この頃はドナルド、ムスカ、モナーと言ったネット黎明期のキャラが主要となっていた。
2013年からになり従来のうごメモがうごメモ3Dとしてパワーアップすると使える色やエフェクトが充実し、カオスバトルも一層派手で躍動感に溢れるようになった。まや、作者同士の合作やチーム戦が考案されたのもこの時期。この頃になると野々村竜太郎や半沢直樹といった実在人物やあっち系の歪みねぇ人物も見られるようになりキャラのバリエーションも富むようになった。
やがて2018年にうごメモのサービスが終了するとカオスバトル文明も一旦終焉を迎えたが、ダークスラッシュ氏や四季島モルガン氏、さんなかチノ氏がカオスバトルを編集ソフトで製作してYouTubeに投稿。ここにカオスバトルはかつての活気を取り戻し黄金時代が築き上げられた。
その後様々な騒動による紆余曲折はあったが現在も様々なカオスバトルが日々投稿され続けている。
そして、2021年7月12日...