ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:takaho
編集内容:記事本文を修正

概要

ジブリのアニメーション映画「天空の城ラピュタ」の終盤にて、ムスカが言った台詞。

ラピュタの制御装置を発見したムスカは遂に本性を露わにし、モウロ将軍や大勢の兵士達を空中に放り出して始末する。

辛うじて飛行戦艦ゴリアテに逃げ帰った兵は、ゴリアテの重火砲でラピュタ目がけて砲撃してくるが、ラピュタには傷一つつけられない。

ムスカはその様子を見て「ハハハ、私と戦うつもりか!?」と冷笑しながらロボット兵の大群を出撃させた。

ロボット兵の攻撃に手も足も出ず、たちまち炎に包まれ墜落してゆくゴリアテ。

その酸鼻極まる光景から目を背けるシータに対し、ラピュタの底知れぬ力に酔いしれるムスカは素晴らしい!最高のショーだと思わんかね?とご満悦。

そればかりか、大破したゴリアテの艦底から無数の兵士達が落下してゆくのを見たムスカは、興奮しきった表情でハハハ!見ろ、人がゴミのようだ!と楽しそうに高笑いするのだった。

宮崎駿は絵コンテで、「テレビゲームに夢中の男」(絵コンテISBN-13: 978-4198613778 613頁)と記している。

この例えにはムスカの冷酷非情な本性が凝縮されている(宮崎駿はテレビゲーム嫌い)。

尚この数分後(劇中ではもう少し時間が経っているかもしれないが、いずれにしろ短時間)、ムスカもまた「ゴミのようだ!!」と嘲笑った兵士達とほぼ同じ最期を遂げることとなった。

彼は"テレビゲームのプレイヤー"という「絶対的な安全圏から見下ろせる存在」などではなかったのだ。

展開として観ると、この台詞の直後に縄をほどくことに成功したシータに飛行石を奪われて逃走され、それが最終的に彼の破滅に繋がっていく。「ゲーム」に夢中になって高揚する余り、大きな油断と隙が生まれたことが結果的に彼の命取りになった。その意味でもムスカの絶頂と「転落」の始まりを象徴する言葉とも言える。

関連タグ

天空の城ラピュタ ムスカ

3分間待ってやる:こちらの台詞も有名

アーニャ・フォージャー:『SPY×FAMILY』に登場するキャラクター。ある日の外出中に街の遠景を見ている途中でこの台詞をそのまま言った為、ロイドから「どこで覚えた」とツッコまれた。なお、アニメ版では彼の台詞に対して本人が「アニメ」と返すシーンが追加されており、更に元ネタとの関連性を裏付けている。

鬼灯:『鬼灯の冷徹』に登場するキャラクター。白澤が地獄に通じる落とし穴に落ちた時にこの台詞をそのまま言っている(白澤からは「ジブリマニア」と言われた。アニメ版でも発言しているが、白澤の発言が加工された)。なお、同話では鬼灯が滅びの呪文も使っている。

命短し恋せよ乙女デスおはぎによる重音テトUTAUオリジナル曲。1番の歌詞に"あらまあ、まるで人がゴミのようだわ。"という部分がある。

紫京院ひびき:『プリパラ』にに登場するキャラクター。第62話で「人がダストのようだ」という台詞がある。

野原しんのすけクレヨンしんちゃんに登場するキャラクター。アニメ版のとあるエピソードで「ゴミが人のようだゾ!」と発言していた。

ポンタ(骸骨騎士様):『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』に登場するキャラクター。厳密には本人(本狐?)が言っている訳では無いが、第3話のラストのミニコーナーで高い所(高層ビルと思われる)から渋谷を連想させる街を見渡している実写の写真のテロップに張り出されていた。なお、同話の冒頭では主人公ムスカの別の台詞を言うシーンがある。

羽柴秀吉:『どうする家康』で長篠の戦いの際に「面白い様に死んでゆく」「実に愉快」とこの元ネタを連想させる台詞があった。

銀魂晴太の夏休みの宿題を手伝う回にてパロディされた。

関連記事

親記事

編集者:takaho
編集内容:記事本文を修正