概要
以下Wikipediaより抜粋
FN F2000は元ベルギーの国営銃器メーカであるFNH社が2001年に開発したアサルトライフルであり、同社製のブルパップ式サブマシンガンP90同様、人間工学に基づいた設計がなされているのが特徴である。弾薬は5.56mm×45 NATO弾 (SS109) を使用する。
モジュール式を採用したブルパップライフルで、米国のOICWの対抗として開発された。将来的に火器統制装置(FCS)を装備する必要性が生じた場合に対応できるように部品(モジュール)を交換することができる。
上部にカバーに覆われた1.6倍スコープを搭載しているが、ピカティニー・レールを搭載している為、ダットサイト等も装着可能である。
また、M16のM203グレネードランチャーよりも操作性に優れたGL1グレネードランチャー(EGLM:Enhanced Grenade Launcher Module、発展型榴弾発射モジュール)を装備することができる。
現在では評判が悪かったスリング装着位置やスコープを取り外せるようにした改良を加えたF2000タクティカルや三面レールの付いたF2000 Tactical TRなども登場しているが日の目を見なさ過ぎたのかFN社のホームページから姿を消している。
民間用にセミオートのみで、バレルが少し延長されたFS2000がある。
性能
プルバップの問題である排薬方向と刺激性ガスの問題を解決している。
排出された薬莢はボルト上部へ押し出され、バレルの上に位置している排出ラインへと押し込まれる。
その後、ところてんのように次に排出された薬莢に押され銃口付近の排莢口から排出される。
装薬燃焼時に生じたガスも同じ場所から排出され、射手が顔にかかることは無い。
ジャム等が生じた際にはボルト付近にあるインスペクションポートを開けることでアクセスが可能となっている。
PMSCsがアフガニスタンで運用していたほかに、リビアで親衛隊が保有していたものを反政府側が所有していたのが見られた。
また現在はベルギー陸軍の特殊作戦群で使用されている他、スロベニアでも正式採用されている。他にはサウジアラビア、インド パキスタン等が発注している。
データ
全長 | 694mm |
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銃身長 | 400mm |
重量 | 3600g |
口径 | 5.56mm |
装弾数 | 30発 |
評判
ハッキリ言って良くはなく、スコープが安物のハンティングスコープ並みに脆弱で取り外した後のレールはピカティニーに見えるが微妙に違う規格であるため付けられる照準器が限られ、スコープカバーのバックアップサイトはまともに使えるものではなく、ボルトが撃ち切っても最後までロックせず、チャージングハンドルをMP5等と同様に引っ掛けることができるため所謂HKスラップを行う必要があるがポリマー製であるため強度が不足しており折れる心配がある。
また、全体的に軽量化の為にポリマーを多用しているが、そのせいで強度に不安感がある部分が非常に多いとのこと。
軍で現在最も使用されているマガジンであるP-MAGを刺すことができない。
ジャム時に使う蓋も位置が悪く射手によっては髭が挟まって痛い、等の地味な欠点も存在する。
F2000タクティカルになってからは上記の問題はほとんど解決しているが、P-MAGが刺さらないといった問題は解決していない。
登場作品
ほぼ全作に商標回避の為か「SC-20K」という名称で登場し、ランチャー付きのモデルを主人公のサム・フィッシャーが使用している。カオスセオリー~二重スパイまでは架空の伸縮ストックが装着されドットサイトが装着されたモデルが、コンヴィクションではマガジンの形状がMR-Cに似ている架空デザインのSC3000が、レインボーシックスシージにサムがゲスト出演した際はSC3000の.300AACBlackout弾仕様(そしてP-MAGが刺さる仕様になった)のSC3000Kが、スプリンターセルブラックリストではそのさらに改良型のSC4000が、そしてさらにそれの改良型であるSC-40Kがゴーストリコンブレイクポイントに登場している。カオスセオリーではリロード時の薬莢の排出まで再現されている。ちなみにスプリンターセルが最初にビデオゲームにF2000を登場させた作品である。
製作予告デモでスネークが所持しているが、本編での登場は無し。3眼のナイトビジョンと合わせて上記のスプリンターセルのパロディとなっている。その後のシリーズでは似たデザインの架空銃に出番を取られたり過去であったりで登場はなく、ライセンスの都合で銃火器デザインが架空銃化したこともあって登場する機会はなくなってしまった
キャンペーン、マルチプレイヤー両方で登場する。
チャージングハンドル下部にサイドレールが取り付けられており、ドットサイトを付けるとF2000タクティカルからオリジナルのF2000になる。連射速度が実銃と比べてかなり早い。
オリジナル版ではFN社のロゴの刻印が90℃傾いており、撃ち切った後に分解用のテイクダウンボタンをボルトリリースに見立てて叩いて装填しているが、上記の通りこの銃は撃ち切った後ボルトが後退した状態で固定されないため両方とも描写としておかしい。リマスター版では修正されており、撃ち切った後チャージングハンドルを引くようになった。
- バトルフィールド4、ハードライン
4では超特急をクリアすれば使用可能。コンペンセイターを装着すると非常に強力。
ハードラインではDLCの第二弾を購入すれば使用可能。
両方ともアタッチメントでオリジナルF2000の1.6倍スコープが装着可能。
ジャスティン・ハマーがアメリカ軍に売りつけた物をアイアンマンマーク2を改良したウォーマシーンの両腕に搭載している。
シルヴェスター・スタローン演じるバーニー・ロスが一作目のみF2000タクティカルをメインアームとして使用している。
エアソフトガン
G&G社が2010年にG2010としてCYBERGUNも電動ガンとして商品化しているが、後にG&G社はFN社のエアソフト化の権利を持っているCYBERGUNに許諾を取り再販を行い、現在は正規刻印のモデルになっている。ただし、弾薬の表記はエアソフトガンな為「5.56mm」ではなく「6mm」である。
ちなみに以前はFS2000と同じバレル長のモデルもあったがこちらは再販されていない。
どちらも実銃通りHKスラップが可能だが、コッキングレバーの軸が亜鉛合金製でやりすぎると直ぐに劣化して折れてしまうので注意。