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概要編集

OICWは個人主体戦闘武器という意味で、米軍の4軍、空軍陸軍海軍海兵隊全軍共通で利用するアサルトライフルを造ろうという計画によって分類されるアサルトライフル。またはその計画そのものを指す。

欲張りな計画なだけあって未だたったの一種しか作られていないが、他国で似たようなコンセプトの銃がいくつか採用されていたりする。

しかし、XM29でOICWの問題点と今後最低限要求される機能が浮き彫りにされた。


「3つの計画」編集

XM29を参考に、3つの計画というものが生まれた。


  • 計画1 - 軽量兵器の開発

XM8を採用されかけた寸前、大手銃器メーカーからトライアルに自社開発製品を参加させるように大きな圧力がかかり一度白紙に戻されることとなった。そして米軍から発表された要求諸元が以下の要求。

    • 要求1 - 5.56x45mm NATO弾をセミオートマチック、フルオートマチックで発射できる。
    • 要求2 - 有効射程150mの近接戦闘火器で小型携帯型。標準火器である有効射程500mのカービン型、スナイパーライフル型、フルオート射撃が可能であり射程600mまでの分隊支援火器型。またそれぞれがモジュールの付け替えで改造ができる。

XM8でも一応実現不可能ではないのだが、上述した通りのわけでたとえXM8を改造しても光は指さないだろう…


とにかくグレネードが好きなアメリカである。しかし、それを実現した結果のXM29が…


  • 計画3 - 再び二つの兵器を合体させる

計画3は現在計画1及び2が完了していないため、まだ手がつけられていない。


しかし、これらをすべて満たした銃が出来たとして、コスト面はどうするつもりなのだろうか。米軍4軍に配備するのだから相当数必要なはずなのに…


余談ながらこの銃もバヨネットラグがあり、着剣可能となっている。


アメリカ以外の似た思想の小銃編集

  • フランス

PAPOPプロジェクトが存在していたが、現在では音沙汰はない。

  • スウェーデン

複合型小銃とは少し趣が異なるが、STK社がP90用の5.7mm弾と40mmエアバーストグレネードランチャーを使用できる複合型PDW、STK SSWを制作している。しかし、PDWにしては6.2kgと重く、セミオートオンリーのプロトタイプが2017年に制作、発表されて以来の続報はない。

  • 韓国

詳しくはK11複合型小銃にて。

  • 北朝鮮

名称はハッキリしていないが98式がベースと思われるOICWが軍事パレード等で確認されており、日本、韓国メディアからは「張りぼてじゃないか?」等という意見があるが発砲している映像が撮影されていないため、一概に判断することはできない。

  • 中国

03式自動小銃がベースと思われるZH-05ことQTS-11小銃が2015年から使用されている。他国の物とは違い、グレネードランチャーは単発式であり、他国のOICWの中では空の状態では最も軽量の4kg代をたたき出している。ただし費用はXM29の6倍かかっているが、目立った悪評や問題点は出ていない。

関連タグ編集

武器

兵器

アメリカ

H&K

アサルトライフル

K11複合型小銃(XM29と仕様が似ているが構造が全くの別物、OICWとは多少ベクトルが違う)

F2000(XM29の対抗馬として開発された)

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