概要
アメリカ合衆国のSRSブルパップボルトアクションライフル等で有名なデザートテック社が2014年に発表したブルパップ式のアサルトライフル。
MDRは、Micro Dynamic Rifleの略。
口径は5.56mm、.308等に対応している他、キットを組み込むことで.300BLK弾にも対応する。
中間カートリッジとフルパワーカートリッジを同じシャーシで使うことができる珍しい銃である。
ハニーバジャーのようなサプレッサーをハンドガード内に内蔵するオプションも存在する。
専用のガンケースがあり、その中にバレルとハンドガードが取り外された状態で収納されているため通常の銃のガンケースの半分以下で納めることができる。組付けはピンでとめた後付属しているレンチを回して固定する。
この銃は従来のブルパップ方式の銃と比べてかなり人間工学的に作られており、以前までなら機関部が後方にある為にマガジンキャッチボタンはトリガーガードの前にあり、わざわざ銃を上げずとも、人差し指だけで通常のAR系と同様にマガジンをリリースすることができる。
その上でマガジン挿入口の前方に従来のブルパップ系と同じような配置でマガジンキャッチボタンがある為、ブルパップに慣れた射手でも扱いやすくなっている。
ただし、ボルトリリースボタンがマガジン挿入部の後端にある為、こちらをマガジンキャッチと誤って認識してしまう場合もある。
排莢口がこの銃の特筆すべき特徴であり専用のダストカバーで薬莢を横ではなく、前方に排莢する。
そうすることでスイッチングした際に射手の顔面に薬莢がぶつかる事故が起きるブルパップ特有の弱点を克服している。
チャージングハンドルを引っ掛ける部分があるため、あまりする必要性はないがHKスラップをすることもできる。
また、このカバーは弾薬のリムで押すことで簡単に取り外す、というか普通に手でも外す事ができ、15秒弱で排莢方向を左右反対にすることができるため、左利きの射手にも優しい設計になっている。
このカバーは取り外すことで通常の真横に飛ぶ排莢になり、汚れなどでジャムを起こした際はこのカバーを外せば問題なく射撃が可能である。しかしジャムって薬莢がカバーの中で引っかかった場合、毎回外す必要が出てくる欠点がある。
ただし、水没に弱く5.56mmモデルも.308モデルも水没させてから取り出して撃つと一発で八割方ジャムってしまうという致命的な欠点が存在する。(M4やSCARは水没しても全く問題なく撃つことができる。)これはこれからの改善を期待しよう。
現行モデルはチャージングハンドルがリバーシブルタイプからアンビタイプへ変更され、ホールドオープン用ノッチをハンドル操作溝に追加され、マガジンキャッチボタンをマガジン挿入口の前方にも追加し。ハンドガード側面の追加レールを廃止し、代わりに放熱用の肉抜き穴を追加し、排莢口カバーの小型と平面化標準装備されていたフリップアップ式サイトを廃止の改良が施されている。
また、カルフォルニア州の規制に対応させたフィングリップを装着させた民間用モデルであるMDRXCOMや銃身を短くしたSBRであるMDRCも発売されている。
中盤でSCAR(FNH)に喧嘩を売っているのが、いかにもアメリカらしい。
ちなみにMDRはSCARより800ドルほど安価である。
ドールズフロントラインのキャラクター
Pixivのイラストは八割このキャラの絵で埋まっている。
関連タグ
MSBS-5.56B....見た目がよく似ているライフル。